KinKi Kidsがパーソナリティを務めるラジオ番組『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)が10月9日深夜に放送された。この日は堂本剛が登場し、かつて休日が年間3日、平均睡眠時間が3時間だったことを明かした。
きっかけとなったのは、物の覚え方に関するメールを読み上げた際の一幕。ジェスチャー+踊りとラップ調の歌詞をつけないと物を覚えられないというリスナーに、剛は自身の記憶方法について、「若かりし頃、とにかく耳栓とかティッシュを耳に詰めて、自分の声が頭蓋骨に響くようにしてとにかく声に出して読む、でしたね」と話した。
剛によると、こうすると仕事の時に「頭の中で、なんていうのかな? 音声が再生されるみたいな感覚で覚えたことがスラスラ出てくるっていう状況」になるそう。
一方、10~20代にかけての忙しい時期について「年間3日とかやから、休んでんの。で、1日平均寝れてたの3時間とかやしってなると、覚える能力が最初のうちはあるけど日にちがたっていくと寝てないからマジで覚えられない」と休む時間がまったくない影響で記憶能力も衰えていったそう。
しかし当時、剛は「覚えられへんけど、でも現場に台本持っていかない、みたいな。そういうことを徹底してやりたいな、と思って頑張ってやってましたけどね」と努力はしていたそうで、「でも人間、寝ないと体は動かないし、本領発揮できないですよね」としみじみつぶやいていた。
また、「覚えることがめちゃくちゃ多すぎて、っていうことは忘れることも多くないとダメなんですよ。入らへんから」とのこと。「自分の記憶力のボックスの大きさは決まってる」と言い、「そこに入る記憶っていうのは決まってるから、だから1回入れるけれども次また何か入れる時には覚えたやつを出さないと、新しいやつが入らないので。そのボックスに。って、やってたら本当になんか記憶があんまないんですよね」と、若いころ、忙しいころの記憶が飛んでしまっている理由について明かした。
ちなみにリスナーの「ラップ調にして覚える」という方法は気に入ったようで、「これをなぜ僕は開発できなかったんだ? って今ちょっと思ってますよ」と感心。「ちょっと悪ノリっていうの? ふざけてやったりしたほうが入ったりするしね。これはいい練習法ですね、家族はちょっと気付いたら心配するかもしれませんけど、ぜひこのまま続けてね」と呼びかけたのだった。
この日の放送にネット上からは、「記憶ない話は何度聞いただろう」「記憶の容量オーバーになると上書きしていくしかないもんね」「自分を大事にお仕事頑張って下さい」といった声が集まっていた。