旧ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Aぇ! group(火曜)、少年忍者(水曜)、Lil かんさい(木曜)、7 MEN 侍(金曜)、美 少年(土曜)、HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、10月5~11日公開の動画を注目度順にチェックします!
Lil かんさい・當間琉巧、「よかった、同じグループで」とあるメンバーを評価
10月5日更新動画は「Lil かんさい【羽生PA人気お土産ベスト3】当てないと…自腹」(再生回数は17日時点で10万台)。今回、Lil かんさいは東北自動車道の羽生パーキングエリア(埼玉県)を舞台に、お土産の人気ランキングを予想する企画にチャレンジしている。
1~10位までそれぞれ点数がついており、当てた人はそのポイントをゲットできるルールで、ベスト3が出そろった時点でゲーム終了。最も得点が少なかったメンバーは、選んだ商品を全て自腹で購入しなければならない。
まずは5人で「みやげ処屋台連」に入店し、商品を下見。店内を見て回るシーンは、視聴者も一緒に彼らと買い物をしている気分が味わえるだろう。餃子コーナーを見つけると、嶋崎斗亜は「餃子、有名なんかな。見て、『太鼓判』ってこれ、なんか良い言葉ちゃうん?」とポップ広告に注目。現場には笑いが起こり、當間琉巧は「こいつめっちゃおもろい! よかった、同じグループで」と褒めていた。
また、目ざとい嶋崎は「みんな集合~!」と4人を呼び、「(カメラマンが)あとでインサート(差し込む映像)に使うかのように、これを丁寧に撮ってました! はい。これ絶対(ランキングに)入ってます!」と、スタッフの動きでランクインを確信。嶋崎が指摘した“丁寧インサート”の真相は……今動画で確かめてほしい。
7 MEN 侍・本高克樹、食欲旺盛のあまり「浅はかな作戦」を決行
10月6日にアップされたのは「7 MEN 侍【大ブームのおにぎりで被っちゃダメよ】超食いしん坊に天罰が下った日 笑」(再生回数は17日時点で13万台)。今回の企画は「おにぎりで被っちゃダメよ!!」で、6種類のおにぎりのうち、各々が食べたい1品を選択。どのメンバーともかぶらなければ実食できるというルールだ。
進行役は、食いしん坊で知られる本高克樹。「全3回戦あります。まあ、おそらく1回も食べれないなんてことはないとは思いますが……」と前置きしつつ、過去に同様のゲームを行った「【お願いだから食べさせて!!】超高級天丼で奇跡の展開に…大爆笑!」(6月23日配信)を回顧。
この時は「話し合いがOK」だったものの、今回、1回戦目は会話禁止とのこと。スタート前、6人が好きなおにぎりの具を発表したところ、好みは一致せず。なお、おにぎりはスタッフが仕入れた1個400~700円の高級品だと聞き、一同のテンションも上がっていた。
初戦はうめ、塩むすび、昆布、高菜、しゃけ、焼きたら子という比較的定番のおにぎりがズラリと並ぶ中、2名の回答がかぶり脱落した。
続いて、変わり種がテーマの2回戦は1分間だけ会話が可能となり、今野大輝は卵黄+肉そぼろを狙っていると告白。本高も目をつけていたが、中村嶺亜は「わかるでしょ。こんぴ、こういう時曲げないからね、意見」と本高を説得した。そして、最終的に希望のおにぎりを書く場面で、「わかってるよな」と圧をかける今野。果たして、本高&今野は希望がかぶらずに食べられたのか……?
そんな中、3回戦(コラボ具材)は、本高がMCとしてあるまじき行為を犯した。スタッフが用意されているメニューをカンペで示していたようで、本高はそれを読み上げる際、あえて「牛甘辛わさび」を飛ばし、スタッフから指摘が入ったのだ。矢花黎は「お前、まさか! 自分が肉食いたいからってお前! 今、みんなの意識から肉を遠ざけようとして、あえて言わなかったな! 7 MENの識字率、なめんなよ!」と、声を荒らげたのだった。その後の本高の「浅はかな作戦」(by矢花)にも、ぜひ注目してほしい。
10月7日に上がったのは「美 少年【スイーツ研究会~Part3~】やっぱスイーツってサイコーです」(再生回数は17日時点で15万台)。過去2回(昨年7月16日、今年5月20日)にわたり行われた、「スイーツ研究会」の第3弾。お菓子好きの佐藤龍我がMCを務め、世界中のお菓子を食べてランキング付けするという企画だ。
天然キャラの佐藤がMCとあって、ゆる~い雰囲気の動画に。なお今回は、隊長(佐藤)と隊員(5人)という役職がつき、インドネシア、インド、韓国などの甘いスイーツから辛いお菓子まで試食していった。
ほんわか系のBGM・効果音も含めて、まるでNHK Eテレ(教育テレビ)の番組を見ているよう。基本的に佐藤は進行と目の前のお菓子に夢中なため、しっかり者の浮所飛貴がツッコミ役を担当。「マサラ チップス」が出てきた時、岩崎大昇が「マサラソース……マサラってありますよね? あの、佐野マサラくん」と小ボケをかますと、浮所は「それ、マサヤ!」(Aぇ! group・佐野晶哉)と、すかさず訂正していた。
なお、この企画に前のめりな佐藤は、終盤で「これからも世界のお菓子、美 少年で食べていきます!」と宣言したものの、周囲はこう懲りたのか「やだぁ」(岩崎)「もうキツい」(金指一世)「辛いのだけはNGで」(藤井直樹)と拒否。しかし、佐藤は「それではまた、第4弾でお会いしましょう!」と企画続行を匂わせるあいさつで動画を締めくくった。
HiHi Jets・井上瑞稀、登山ロケで「富士山ってこんな過酷なの!?」
10月8日公開の動画は「HiHi Jets【さすが…日本一の山~第4話】山の神よ…我らに味方せよ」(再生回数は17日時点で21万台)。富士登山企画の第4回で、過酷なチャレンジの模様を収めたドキュメンタリーだ。
ロケ当日は、あいにくの悪天候。休憩中、橋本涼は「楽しいですね。あと一合ですもんね、言うて」と余裕をのぞかせつつ、「ただ、結構こんなにしんどいんだなって思いました。山登りって」と本音を漏らした。
山岳ガイド・阿波徹さんらと一緒に進むうち、激しい岩場や急勾配ゾーンに突入。もはやロッククライミングをしているレベルで、一同が「ヤバすぎだろ」「落ちたらシャレにならないよね」(高橋優斗)「富士山ってこんな過酷なの!?」(井上瑞稀)と愚痴をこぼす場面も。
そんな中、猪狩蒼弥は「でもあそこにいたんだよ、さっき」「来た道が結構、勇気になるね」と、メンバーを鼓舞。本人も体力的にキツいはずだが、「天気はどんどん悪くなってるよ。でも、八合まで来てるから! このコテージあと3つ越えたらいけるから!」(12分頃~)と、4人を励ました。
なお、横殴りの霧雨により、撮影機材も限界寸前とのこと。9分15秒頃には、主に小さいサブカメラと携帯電話で撮った映像を公開すると、テロップでアナウンスが。終盤はおどろおどろしいBGMが“絶体絶命感”を煽り、HiHi Jetsの挑戦はどうなってしまうのか、気になる展開に。
積極的に声を出して現場を盛り上げていた猪狩ですら、八合目に着くと「ここまででも結構、しんどかった」「泣きそうだもん」と、しみじみつぶやいていたのだった。
動画のコメント欄では「『来た道が勇気になる』ってとてもいい言葉!」「さすがガリさん。『来た道が勇気になる』って言葉がスゴく沁みた」「つらい状況でもポジティブな言葉がどんどん出てくるHiHi Jetsを見ていて、自分も前向きになれた」「この動画に勇気をもらった」といった感激の声が相次いでいる。
10月10日に配信されたのは「Aぇ! group【目隠しでFirebirdを踊りきれ 】ある意味...新しいダンス動画です!」(再生回数は17日時点で37万台)。和歌山県・白良浜ビーチを訪れたAぇ! groupが、目隠しをした状態でオリジナル曲「Firebird」の振り付けを踊りきるという企画に挑んでいる。
チャンスは3回で、最後まで定位置で踊ることができればクリア。しかし、曲中にメンバーとぶつかったり、踊り終わった後に正面以外の方向を向いていた場合は失敗となる。当人たちは「何百回とやってきた曲ですから。ホンマ、Aぇ! groupができた時に一緒にできた曲やから」(小島健)「染み付いてるかもね、マジで。体に」(正門良規)「なんやかんやイケる気がする。体で。体の感覚で」(末澤誠也)と余裕しゃくしゃくだったものの、罰ゲームは「予告寝起きドッキリ第3弾」と聞いて「もうええて!」「ホンマになし!」と絶望。
そして実際に踊ってみると、足場が不安定な砂の上とあって、足元がフラつき、移動がままならない人も。特に正門は、慎重に歩く姿が「おじいちゃん」のようだった。グループのお笑い担当・小島と佐野晶哉は、接触からの格闘タイムへ。末澤は「やっぱお前らか、足引っ張んの!」と注意していた。一部メンバーのへっぴり腰ぶりは、ぜひ動画でチェックを。
少年忍者・川崎皇輝、ヴァサイェガ渉を「ぶっ飛ばそうかと思った」
10月11日に上がった動画は「少年忍者【ヴァサイェガ 渉のプロフィール】メンバーが考えました!!」(再生回数は17日時点で11万台)で、メンバーが勝手に1人のプロフィールを更新していく企画の第3弾・ヴァサイェガ渉編。進行役の川崎皇輝をはじめ、小田将聖、織山尚大、黒田光輝、檜山光成、元木湧が出演している。
イラン人の父親と、日本人の母親のもとで生まれたヴァサイェガ。まず名前紹介の際、元木が「イラン名のほうの名前は言わなくて大丈夫? 『アールミン』って言っていいの?」と確認すると、本人が「『アールミン』は全然いいよ。知らない人もいるかもしれない」と許可。“YouTube初出し”情報になるが、イラン名は「ヴァサイェガ・アールミン」だそうだ。
また、ヴァサイェガの短所を挙げる場面では、メンバーからダメ出しが続出。元木は「ご飯とか決める時に、『なんでもいい』って言うくせに(案が出ると)『いや、それはちょっと』『じゃあ、何が食べたいの?』って言っても、『いや~』」と、人の提案を否定する割に自分の意見がない点を訴えた。
川崎が「それはご飯だけじゃないよね」と話を振ると、織山は「これエグいぜ。曲とかもそう。曲を選ぶ時も、『え~あ~』みたいなずっと言ってて。『じゃあ、何がやりたいんだ』って言ったら『いや~』(とハッキリ答えない)」「1回、ガチで説教したことある。『それはダメだ』って。『それはズルい』って」と不満をポロリ。
さらに、檜山が「結構、リハ(ーサル)とかでもさ、振付師さんから『あれできる?』『いや~やりたくないっす』みたいなさ」と暴露。こうしたヴァサイェガの態度に、川崎は過去ブチギレたことがあるといい、「渉だけがタップダンスをするっていう、めちゃくちゃオイシイところをめちゃくちゃ楽屋で嫌がってて。マジでぶっ飛ばそうかと思った」とぶっちゃけた。
当時、周囲はヴァサイェガの強気な姿勢に困惑していたのか、「あの帝国劇場でですよ」(織山)「あの伝説の振付師に怒ってたからね。もう怖くて。『もうやめてくれよ』って」(元木)「肝冷えたね」(檜山)「マジ反抗期」(元木)と、振り返っていた。