関ジャニ∞の冠番組『関ジャニ∞の あとはご自由に』（フジテレビ系）。10月16日深夜の放送では、俳優・小手伸也をゲストに迎え、関ジャニ∞メンバーとアドリブドラマに挑戦した。
冒頭では、「関ジャニ∞の皆さん、僕のこと“俳優”というよりは“お笑いの人”みたいに思っているような節があるので、大きく裏切ってびっくりさせるというか、怯えさせると言いますか……」と意気込んでいた小手。
今回、彼が主演・脚本・監督を担当したドラマのタイトルは「すべてはMになる」。横山裕、安田章大、大倉忠義、丸山隆平の4人が演者に選ばれ、村上信五は別室でモニタリングを担当した。
物語は、Mの部屋からスタート。面倒見はいいがおせっかいすぎるところもある安田、妄想癖がありインテリがゆえにあれこれ深読みしてしまう大倉、マゾヒストで追い詰められるとテンションが上がる丸山、負けず嫌いかつ短気で他人の些細なミスも許さない横山、そして小手演じる謎の男の5人が気を失って倒れている。
頭を打ったのか、飲みすぎたのか、起き上がった5人はそれぞれ記憶をなくしていたが、ここがMの部屋だということは全員理解しており、5人の脳裏にこびりついて離れないのが「すべてはMのために」というフレーズだった。
Mの部屋の中央には、黄色のガムテープでバツ印が作られたイスが置いてあり、小手がガムテープを剥がすとおなじみの「オクラホマ・ミクサー」の音楽が流れ、みんなで椅子取りゲームをすることに。
まずは小手がイスに座ったが、「なんだこれ。猛烈な尿意を感じます……」「あれ、今僕、ベットから起き上がりました」と言い出し、ほかの4人とは違うものが見えているている様子。そしてそのまま立ち上がり用を足した後で、「あ、何も見えなくなった。接続が切れた感じがします」と発言。これに「何を言うとんの？」（横山）「仮想空間に行くんかな」（大倉）と戸惑う一同。
小手いわく、トイレに行って鏡を見ると、自分とは違う人間が映っていたという。続いて丸山もイスに座り、喉が渇いたと言い出して冷蔵庫から水を取り出して飲み始めた。
次にイスに座った大倉は、「ちょっとつらいっすね。ちょっとムラムラするな」「触っていいんですか？」などと言い、目の前の何かを触ろうとするも、そこで何も見えなくなった様子。また、横山は「ありがとう。ありがとう」と恍惚の表情を浮かべたところで接続が切れてしまう。
関ジャニ∞メンバーが手探りで演技を続ける中、小手が「すべてはMのために」と言い放ち、第一幕が終了。
小手が信頼を置く演出家・村上大樹とこの先の展開を考えるブレイクタイムへ突入すると、横山は「どういうことなんかわからん、これ（椅子）が。めっちゃむずいな」と本音を漏らし、別室で様子を見守っていた村上も「今までで一番難解やね。解読方法も手がかりもないし……」とコメントした。
関ジャニ∞・村上信五、番組のキャスティングも「自分でやりだしてる」!?
第2幕では、実は「Mの部屋」はMの“脳内”であり、「1人の人間の中に潜む“5つの人格”が集っている。つまりMは多重人格者で、（椅子に）座った人格がMをコントロールする」とナレーションで説明がなされた。
そのMが誰かは明言されなかったものの、イスに座った小手が、「仕事中。お台場に移動するって言ってます」「車に乗りましたよ。なんか英字新聞があります」とヒントを出したことで、Mは村上だと徐々に気づきはじめたメンバーたち。
横山はイスに座ると村上になりきり、女優に対して「あぁ、かまへんかまへん」「この前よかったよ。わかってるわかってる、MCの横座りたいんやろ？ わかってるがな」「今日も待ってるで〜。ほなな」と話す様子をモノマネ。そしてイスから立ちあがり、「もう大物MCやから。月曜日（のテレビ番組）とかに出ている感じ」「キャスティングも自分でやりだしてるから。ギャラから何まで」などと真偽不明の暴露を展開した。
その後、安田もテレビ局のスタジオで俳優に「そんな気にすることないよ。全部任してくれたらええから」「好きにやったらええ。かまへん、かまへん」と声をかける姿を再現。
さらに大倉も、メンバーに「お前ら勝手なことすんなよ、今日。俺の言うた通りせい」「お前ら俺のおかげやろ？ 今までやってこれたの。なんのセンスもないくせに」「じゃあ1万円ずつな。ええよ、ええよ、ほな台本通りな」などと声をかける村上になりきり、その姿を見ていた当の本人は「そんな言えへんがな」とツッコミながら爆笑。
最後に、丸山が「うわ！ えらいこっちゃ！」と村上のマネをして物語は終幕。別室の村上も「えらいこっちゃやで！」と笑っていたのだった。
この日の放送に、ネット上では「小手さんの設定すごい！ めちゃくちゃおもしろかった」「オチがわかると納得する。全員の衣装に紫が入ってたのはそういうこと!?」「小手さんの仕掛けに少しずつ気付いていく4人がいい顔してた」「村上さんを演じるのに悪ノリを始める横山さんと大倉くん、遠慮がちな丸ちゃんとヤスくん。めちゃくちゃ性格出てて笑った」などのコメントが寄せられていた。