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  • 水. 10月 30th, 2024

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SMAPが6人で復活? 旧ジャニーズ、福田淳新社長なら可能とされる根拠とは

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 退所がうわさされていた生田斗真が、やはり旧ジャニーズから独立するらしい。岡田准一、二宮和也に続く大物ジャニーズの退所だが、“役者”としての活動や評価が高い3人の独立は当然で必然なのかも。まだまだ続く、ジャニーズ性加害問題の余波である。

第673回(11/2〜11/7発売号より)
1位「新社長就任で大改革!『SMAP』6人で復活! 来年夏に」(「女性自身」11月21日号)
参照「東山紀之 『命まで狙われた』精神決壊までの50日」(「女性セブン」11月16日号)
2位「沢尻エリカが頼るムキムキ俳優の拠り所」(「週刊女性」11月21日号)
3位「貴乃花光司 『宮沢りえと共演を』驚厚顔オファー」(「女性自身」11月21日号)

 ジャニーズ性加害問題で大きな動きがあった。それが東山紀之の新エージェント会社社長就任断念と、新社長就任が有力視されているコンサルティング会社「スピーディ」代表取締役・福田淳氏の存在だ。この福田氏の就任に関し大歓迎! とばかりの特集を組んでいるのが「女性自身」。なにしろ福田氏が社長に就任すれば、SMAP復活の可能性もあるとぶち上げたのだ。

 「自身」記事では福田氏が日本大学芸術学部を卒業し就職したソニー・ピクチャーズエンタテインメントで頭角を表し、所属事務所とトラブルになった女優・のん(能年玲奈)とエージェント契約を結び“復活”させた実績など、華麗なる経歴を紹介、現在の芸能界の因習に懐疑的であり、エージェント制のプロであることも強調している。そんな福田氏はSMAPが解散した時には大きな憤りを感じ、そして現在、興味を示しているのがSMAPの再始動だというのだ。

 もし本当にSMAP復活となれば、それこそ芸能史に残る大手柄だとは思う。が、にわかには信じがたい、というか、これまでの経緯を考えればSMAP復活など不可能だと思う、普通は。しかし「自身」記事は“福田氏だからこそ可能”だとして、いくつもの根拠を示していくのだ。

 まず記事には、SMAP解散で“裏切りもの”となった木村拓哉が長年出演していた広告の仕事を、福田氏はサポートしていた関係だとある。さらに福田氏は、性加害に揺れる事務所にあって“新しい事務所のためなら何でもやる”と意気込んでいるらしい。そして驚くのは、福田氏がSMAPの育ての親であり、現在は「新しい地図」の所属事務所代表のI氏とも交流があるということ。つまりタッグを組める関係にあるという。

 中居正広はジャニーズから独立したとはいえ、ジャニーズとの関係も良好だ。だが最大のネックが存在する。それが木村と香取慎吾の関係だ。しかし、福田氏はウルトラQを考えているらしい。96年にSMAPを脱退した森且行を参加させることで、木村と香取の関係を取り持たせる。そして6人でSMAP復活、しかも時期は来年の夏以降と具体的だ。

福田氏社長就任を歓迎してなさそうな「女性セブン」

 もし実現したら夢のような話だ。そして「自身」も福田氏の手腕に期待している。がしかし、一方で福田氏社長就任を歓迎してなさそうなのが「女性セブン」だ。今回「セブン」は東山社長就任断念と福田氏社長就任という「自身」と同じテーマで記事を掲載しているが、東山の苦悩を強調する一方、福田氏に関しては「旧ジャニーズ事務所とは無縁の人物で、別会社に生まれ変わったことをアピールするための人選だったといわれています」などとそっけない。それもそうだよね。なにしろ福田氏はのんを“復活”させ、芸能界の“改革”を訴えてきた人物だから。それを実践してきた人物だから。

 周知のようにのんは2013年のNHK朝ドラ『あまちゃん』ヒロインとして彗星のごとく登場。大きな話題となり女優としての今後を期待されたが、その矢先、当時の所属事務所レプロエンタテインメント(以下、レプロ)とトラブルが発覚する。

 その原因は、レプロがのんを冷遇したためと言われるが、『あまちゃん』以降、のんは仕事を干され、レプロを独立せざるを得ない状況に追い込まれた。その過程でレプロはマスコミを使って“洗脳騒動”など、のんへのネガティブキャンペーンを展開、それまで芸名としても使用していた本名の能年玲奈の使用を禁止するなど、ありとあらゆる嫌がらせを行ったとウワサされている。そして、のんは地上波などオールドメディアから消えていく。非業な手段を使ってのんを干したレプロにテレビやマスコミは迎合忖度し、一緒になってのんを干したわけだ。

 そこまでマスコミがレプロに迎合した最大の理由は、レプロが芸能界のドン率いるバーニングプロダクション配下の事務所だったからに他ならない。バーニングはジャニーズと並び称される“芸能タブー”な事務所だから。

 そんな芸能マスコミに大きな影響力を持つバーニングと「セブン」は結構な蜜月関係を築いてきた(「セブン」だけではないが、「セブン」は特に)。レプロとトラブル下にあった時期、のんのバッシングもしてきた。そんな「セブン」が今後、福田氏率いる旧ジャニーズとどんな関係を構築するのかしないのか。そして一方のバーニングにどんな忖度をするのか。

 ジャニーズの性加害問題で、大手芸能事務所との関係を“反省”しているように見せているテレビを筆頭としたマスコミだが、それはポーズにしか過ぎない。その証拠に、いまだにのんを干し続けている。ジャニーズ忖度は“外圧”によってこじ開けられ、しぶしぶ反省したが、一方でバーニング忖度は続いている。

 その証拠に11月1日に「Max Mara」のイベントが行われ、多数の芸能人が出演、その様子を民放各局の情報番組が報じていたが、そこにいたはずののんは全く映らなかった。すでに福田氏が新ジャニーズ事務所社長に就任するのではとの報道がなされており、話題性もあるにもかかわらずだ。

 ともあれ福田氏の登場で何かが変わるのか。注視したい。

沢尻エリカの舞台と関係ない、共演者・伊藤英明の記事

 やはり沢尻エリカ、芸能界復帰は既定路線だったようだ。麻薬取締法違反で逮捕され「女優への復帰は考えていません」と法廷で言い切った沢尻。しかし、今年2月に執行猶予が明け、来年2月に名作『欲望という名の電車』の舞台で表舞台に復帰するらしい。

 復帰の布石はあった。今年6月に「FRIDAY」(講談社)、「女性セブン」が沢尻の近況と近影を報じたが、そのタイトルは「沢尻エリカ『また演じたい』1200日ぶり衝撃美貌撮」「沢尻エリカ変わらず美しい『吹っ切れた笑顔』」といったもので、その容姿を絶賛する記事を掲載していた。復帰に向けた仕込み記事かと思われたが、しかしタイミング悪く同時期に永山絢斗が大麻所持で逮捕されるという事件が。

 でもって今度は、8月21日に沢尻の“ケツ持ち”エイベックス・松浦勝人会長のYouTubeチャンネルに沢尻が出演、4年ぶりの登場に大きな話題となった。その後も「フラッシュ」(光文社)が新恋人の存在を報じるなどしていたが、11月になり満を持して舞台復帰の発表だ。いろいろ根回しがあったようだ。沢尻復帰に関しメディアは今のところ、概ね好意的だしね。

 でもって「週刊女性」の記事は、特に沢尻の新ネタがなかったのか、共演者の伊藤英明が役作りのために10キロ減量したという話題を。でもその減量って、9月に伊藤が主演した舞台『橋からの眺め』のお話し。今回の舞台『欲望という名の電車』とは全然関係のないものだった(苦笑)。

貴乃花光司の驚がくすべきエピソード

 変わった人だとは思ってたけど、ここまで残念とは。貴乃花光司。現役の頃はすごいスターだったのに、その後はお騒がせぶりばかりがクローズアップされてきた。最近は初恋の人との再婚が話題だが、「女性自身」には貴乃花の仕事関係者による驚がくすべきエピソードが紹介されていて、本当にビックリした。

「タレント活動を始めたころ、真面目な顔で『宮沢りえちゃんと共演したいのですが、なんとかなりませんか』と、言いだしたので周囲は困惑していました。当時、宮沢さんは森田剛さんとすでに再婚していたのです。それでも一目会いたかったのでしょうか……」

 厚顔無恥とは、こういうことを言う。あの時破局しておいてよかったね、りえちゃん。

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