先日、何かと話題のヘンリー王子夫妻がケイティ・ペリーのラスベガス定期公演を鑑賞した。開演前、VIP席に向かう2人の姿を撮影しようと観客が一斉にスマホを向けたと報じられたが、SNSには事実と異なるとする声が殺到。注目を集めたのは夫妻ではなく、約4年ぶりに公の場に姿を現したセリーヌ・ディオンだと指摘された。
一方、時を同じくして、アースショット賞授章式のためシンガポール入りしたウィリアム皇太子は行く先々で大歓迎を受けており、SNSには「我がプリンス」だと称賛する声が続出。屈託のない笑顔で多くの人々と交流する皇太子の写真には「将来の国王にふさわしいプリンス」「ダイアナ元妃も、さぞかしお喜びだろう」などとポジティブなコメントが並び、またも好感度が上がっている。
メーガン夫人はノリノリの一方、ヘンリー王子は?
今年9月には、自宅のあるカリフォルニア州のSoFiスタジアムで開催されたビヨンセのコンサートにメーガン夫人や義母ドーリアと共に繰り出したものの、ノリノリに踊る2人とは対照的につまらなさそうにスマホをいじる姿が撮影され、「目立つのが大好きな夫人の言いなりだね」などと陰口を叩かれたヘンリー王子。
その後、単独でサッカーの試合を観戦した時は楽しそうにしていたが、10月になり、夫人と共に立ち上げたアーチウェル財団の開催したフォーラムでは笑顔が少なかったと感じる人が多く、不仲説が再燃した。
フォーラム後、カリブ海のリゾートで夫婦水入らずのバケーションを楽しむ姿がパパラッチされたり、ハロウィンに子どもたちを連れて近所をトリック・オア・トリートする姿を「偶然その場にいた人」が撮影したりと、ネット上にプライベートの写真が流出しているが、「明らかにわざと撮らせた写真」「夫婦円満、家族円満のアピールがわざとらしい」などと好感度がさらに下がってしまった。
そんなヘンリー王子夫妻が現地時間4日、また2人の子ども抜きで外出。ラスベガスで開催されているケイティ・ペリーの定期公演に参戦した。
英紙「デイリー・メール」によると、2人は邸宅近くの飛行場から、セレブ友達のキャメロン・ディアス&ベンジー・マッデン夫妻、女優のゾーイ・サルダナ、夫人と仲が良い起業家のホイットニー・ウルフ・ハードらと共にプライベートジェットに乗り、ラスベガスまで移動。
夫人は5,576ポンド(約103万円)するヴァレンティノの黒の丈の短いドレスに、585ポンド(約10万円)するクリスチャン・ルブタンのハイヒールというシックなファッションで公演会場に現れた。
X(旧Twitter)には、VIPエリアの最前列席に座るヘンリー王子夫妻を観客が撮影した動画が投稿され、夫妻のファンは、「2人の登場に歓声が上がった」「みんなが大注目している」と大喜び。しかし、観客が興奮したのは、約4年ぶりに公の場に姿を見せたセリーヌ・ディオンだったのではないかと指摘されている。
Xには、VIPエリアの席に向かうセリーヌに気がつき、歓声を上げながら一斉にスマホを向ける観客の姿が複数投稿されており、「注目を集めたのは、ラスベガス定期公演の女王であるセリーヌ!」という声が続出した。
セリーヌは、同じくVIPエリアの最前列中央に着席。後方にはキャメロンとベンジー夫妻が座っていた。同公演をめぐっては、ケイティのパートナーであるオーランド・ブルームが、2人の間に生まれた愛娘を連れて鑑賞していたことも話題になった一方で、「子どもを家に置いて、夫婦だけの時間を過ごしまくっている王子夫婦とは違うね」「王子夫妻の子どもたちは留守番ばかり」と、またも夫妻は叩かれてしまった。
なお、夫人はビヨンセの時同様、ケイティのコンサートもノリノリで満喫していたが、王子は今回もつまらなそうにしている顔を撮影された。
ウィリアム皇太子、空港に集まった人々と「今年最高のショット」
一方、ウィリアム皇太子は11月7日に開催されたアースショット賞授章式のため、シンガポールを訪れた。前回は一緒だったキャサリン妃は同行しないことが事前に発表されており、「王室がアジアを軽んじていると叩かれるのでは」と意地悪い声も上がっていた。
皇太子は到着直後から、長時間のフライトや時差による疲れも見せず「11年ぶりにシンガポールに来られて本当にうれしい」とニコニコ。皇太子を歓迎しようと空港に集まった大勢の人々と笑顔で交流をし、自撮りのリクエストにも笑顔で対応。ある母親が抱っこしていた生後8カ月の赤ちゃんにも声をかけながら手を差し出し、指で握手。赤ちゃんは大はしゃぎで皇太子を見つめ「今年最高のショット」だとネット上で大きな話題に。
この赤ちゃんが皇太子の指を自分の口に入れるというハプニングもあったが、3児の父である皇太子は嫌がることなく笑っていた。
皇太子は翌日もドラゴンボートレースに参加したり、地元の人々とはじけるような笑顔で交流したり、首相と凛々しい姿で面会するなど大活躍。そうした報道写真や映像が公開されるたびに、ネット上は大いに沸いている。
そんな皇太子は、6日に行ったスピーチで「キャサリン(妃)は来られなくて申し訳ないと思っている」「大切な試験を受けるジョージ(王子)を、そばで支えるために残ったのです」と説明。この試験は、いわゆるイートン校に入るための重要な試験であり、キャサリン妃は将来の君主となるジョージ王子のサポートを務めるよき母親だと、ネット上では称賛の声が上がった。
自らが創設したアースショット賞のため、至る所を緑にライトアップするなど、国を挙げて大歓迎されているウィリアム皇太子。もともと高い皇太子の好感度はさらに上がっている。
今年1月に出版されたヘンリー王子の自伝本の影響で、ますます溝が深まってしまった兄弟。世間の2人に対する好感度の差も、さらに大きく開いた1年となってしまった。
ヘンリー王子が「昔の生活を取り戻すため」イギリスに帰りたがっているという情報も流れていたが、王室の兄弟にとって2024年は一体どんな年になるのだろうか? 何かと話題を振りまいているメーガン夫人の今後の動向も含め、引き続き見守っていきたい。