WEST.のメンバーが交代で1人ずつパーソナリティを務めるラジオ番組『もぎたて関ジュース』(ラジオ関西、11月5日放送回)に、桐山照史が登場。同グループは2014年4月23日のCDデビュー以来、「ジャニーズWEST」の名前で活動してきたが、今年10月18日をもって「WEST.(ウエスト)」に生まれ変わったばかり。番組内では、新たなグループ名が決まるまでの裏話を語る一幕があった。
旧ジャニーズ事務所(現「SMILE-UP.」)創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題を受け、同社は「ジャニーズ」と名のつくものをなくしていく方針を発表。ジャニーズWESTも改名を決断し、10月18日、グループの公式YouTubeで生配信を実施。新たなグループ名は「WEST.」に決まったことを明かした。
今回のラジオの冒頭、「こんばんはー。WEST.の桐山照史です」と、やや不慣れな口調であいさつした桐山。「ごめんな、WEST.になって(この番組に出るのは)一発目やからちょっと緊張した、今」と、正直に吐露した。
その後は、リスナーに向けてWEST.への改名を報告した上で、「もちろんメンバーでも、めちゃくちゃ会議した」と告白。個々のスケジュールの都合もあり、WEST.7メンバー7人は、夜中の遅い時間までリモート会議を行っていたという。
この時の様子について、桐山は、「半分ナチュラルハイみたいになっとって。うちの神山(智洋)くんというメンバーがね。『もう「腰」って書いて、ウエストって読むでええんちゃう』とかさ(笑)。『それええなあ』とか」と回顧。
また、「なんか知らんけど、小瀧(望)がさ、画数をめっちゃ気にするのよ(笑)。ホンマに。そもそもやで、そもそもごめんな。アルファベットに画数ってあるん? って思った。『これやったら何画やからアカンねん』とか言ったり。で、『これ大吉やで』とか、『大凶やで』とか言ったりすんねんけど」と、メンバー間の会話を暴露。
小瀧によれば、「W」は「V V」で2画になるといい、「WEST.」の場合だと10画になるとか。「『10画になったら、またいいんですよ』とかね。なんかそういう『そここだわるかな?』っていうところ、こだわってたりもしました」と、大事なグループ名だけに、小瀧は妥協をせず真剣に向き合っていたようだ。
そんな経緯を踏まえ、あらためて桐山は「いろいろ紆余曲折ありましたが、WEST.(ピリオド)、これでウエストと読むグループ名に変わりました。ちょっとまだ馴染みない方もいるかもしれないですけども、これから皆さんに愛してもらえるようなグループ目指して頑張ろうかなと思っております」と、抱負を語った。
WEST.・桐山照史、歌番組出演に「すごくありがたい」
なお、WEST.は20日放送の『ミュージックステーション』2時間スペシャル(テレビ朝日系)に出演し、改名後初のテレビパフォーマンスを披露。ジャニー氏の性加害問題がタレントの仕事にもさまざまな影響を及ぼしているためか、『もぎたて関ジュース』内で桐山は、
「歌番組でさ、今こう……歌わせてもらえるってのはスゴくね、ありがたい状況。まあもう、俺の言葉で説明せんでも、みんなわかってると思うけど。こんな大変な状況下の中でね、歌番組に出させてもらえたり、お仕事させてもらえてるのはすごくありがたいし。みんなのおかげですからね」「これからもちょっと、ひとつWEST.、一丸となって頑張りますので、応援よろしくお願いします」
と、ファンへ感謝の言葉を口にしていた。
事務所の問題によって、グループ名の変更を余儀なくされるという事態は、本来ならばネガティブな話題だろう。しかし、桐山が明るい雰囲気でトークしていたこともあり、同ラジオを聞いたネット上のリスナーは、「新しいグループ名を考える時に画数を気にする小瀧くんの話、めっちゃ面白い(笑)」「画数を気にする小瀧くんが愛おしい」「自分の子どもの名前とかもめちゃくちゃこだわりそう」などと盛り上がっていた。
来年4月にデビュー10周年を迎える彼ら。新生WEST.の今後の活動に期待が高まる。