今や、秋の風物詩といえば、「調味料選手権」! 今年も、調味料のナンバーワンを決める「調味料選手権」の発表会が行われました。北海道から沖縄まで、全国から過去最多の211品の調味料がエントリーされ、調味料ソムリエら食の専門家による一次専門家食味審査会で選抜された50品が最終審査会に臨みました。販売数や投票数などを加味した上で、総合1~3位、各部門最優秀賞(17部門)、地域の味ベスト賞、審査員特別賞、話題賞を決定しました。
今回は、総合1位~3位、商品をご紹介いたします。
【目次】
・総合第1位「マッシュルームイチバン」
・マッシュルームイチバンを使ったレシピ
・総合第2位「松川浦かけるあおさ」
・松川浦かけるあおさを使ったレシピ
・総合第3位「しょうが生ふりかけ」
・しょうが生ふりかけを使ったレシピ
《総合第1位》「マッシュルームイチバン」╱株式会社 風土食房(千葉県)
総合1位を受賞した「マッシュルームイチバン」(*ご当地部門 W受賞)は、FM ラジオ局「bayfm」の『千葉県をPRできる商品を作ろうプロジェクト!』から生まれたご当地調味料です。
地元のリスナーから味の方向性やラベルデザインなどの意見をもらいながら、100回近い試作を重ねて完成しました。実は、千葉県はマッシュルームの生産量が日本一、“旨味の爆弾”といわれるほどおいしさが詰まっているキノコです。鮮度にこだわり、農家より直接仕入れています。
また、素材の旨みと食感を楽しめるように粗みじん切りとペーストの2種類に加工してブレンド。なんと、1瓶に家庭用マッシュルーム約1パック分がたっぷり入っているというから驚きです。味わいは、千葉県産の醤油を使ったバターしょうゆ、にんにくの風味、魚醬の旨みが入り、コクのある濃厚な味わいです。和風にも洋風にもよく合う、千葉愛が詰まったご当地調味料です。
マッシュルームというと生で食べるサラダしか思い浮かばない人も多いかもしれませんが、加熱することで旨みが増します。まずは、卵かけご飯がおすすめ。次に、お湯で薄めるだけでスープに。バケットやホクホクじゃがいもにのせたり、パスタの味付けに。マヨネーズやクリームチーズと混ぜてディップソース。ハンバーグのひき肉に混ぜたりと、調味料としても活躍する万能調味料です。
「マッシュルームイチバン」の焼肉サラダレシピ
・焼肉にのせるだけで、おもてなしサラダに!
・マッシュルームの旨みで、肉も野菜もおいしく!
材料 | 2人分 |
牛肉 | 180g |
オリーブオイル | 大さじ1 |
マッシュルームイチバン | 大さじ2 |
ブロッコリー | 適量 |
ミニトマト | 適量 |
パプリカ(黄) | 適量 |
【作り方】
1.ブロッコリーは小房に分け、茹でて冷ます。 ミニトマトはヘタを取って洗う。 パプリカはお好みの型で型抜きしておく。皿にそれぞれの野菜を彩り良く盛り付ける。リース型に盛り付けるのがおすすめ。
2.牛肉は食べやすい大きさに切る。フライパンにオリーブオイルを熱し、牛肉を両面焼く。
3.1の器の中央に盛り付け、「マッシュルームイチバン」を乗せる。
《総合第2位》「松川浦かけるあおさ」╱株式会社マルリフーズ(福島県)
総合2位を受賞した「松川浦かけるあおさ」は、福島県松浦産の乾燥あおさにこだわった、あおさのきれいな緑色が残り、風味や食感をそのまま楽しめる万能調味料です。
福島県の松川浦は、東日本大震災以前は全国2位のあおさ生産量を誇る産地でしたが、津波で漁場や養殖網、船まで全てなくなってしまいました。2018年より養殖再開となりましたが、生産量は震災前のわずか2割程度です。松川浦やあおさを知ってもらい、次世代の担い手が1人でも多く生まれることを期待して取り組んだ商品です。
ふたを開けると、磯の香りがフワッと漂います。質の高い名産あおさ(ヒトエグサ)をふんだんに使い、フライドガーリック&オニオン、ゴマの香りとザクザクとした食感が、複雑で絶妙なバランスに仕上がっています。オイルはあっさりとしている菜種油と旨みのあるごま油の2種類を使っています。
あおさといえば、お味噌汁に入れる人も多いはず、そんな旨みいっぱいのあおさを使ったオイル漬けを卵かけごはんや豆腐に合う和風に、サラダにトッピング、トーストやパスタに混ぜてペペ ロンチーノ風に、肉、魚のトッピング、アヒージョにと大活躍です。手軽にかけるだけで美味しくなる旨みの宝庫です。
「松川浦かけるあおさ」で作るアボカドサーモン丼
・アボカドとサーモンに加えて混ぜるだけ!
・風味豊かなあおさのおいしさがお刺身によく合うポキ風どんぶり!
【材料】 | 2人分 |
サーモン(刺身用) | 140g |
アボカド | 1個 |
松川浦かけるあおさ | 大さじ2 |
温かいご飯 | 2杯分 |
【作り方】
1.サーモンは1.5cm角に切り、アボカドは半分にカットし、種と皮を取り除き、1.5cm角に切る。
2.ボウルに、1と「松川浦かけるあおさ」を加えて混ぜ合わせる。
3.器に、温かいご飯を盛り、2をのせる。
*アボカドはカットしたら、すぐに「松川浦かけるあおさ」と和えましょう。
*サーモンだけでなく、お好きなお刺身で。
《総合第3位》「しょうが生ふりかけ」╱エレクプラス株式会社(愛知県)
総合3位を受賞した「しょうが生ふりかけ」(*ごはんのおとも部門 ダブル受賞)は、しょうがをまるごと味わうことができます。国産しょうがをボイルし、信州味噌の隠し味とかつお節の旨みがあり、ご飯との相性も抜群。ガリガリとした歯ごたえが心地良く、まろやかな甘み、爽やかなしょうがの風味を楽しめるふりかけです。
しょうがというとちょっとピリッと辛いイメージがありますが、これは辛みを抑えているのでお子さまでもおいしく食べられます。また、乾燥したふりかけでなく、‟生”なのでしっとりとやわらか、しょうが嫌いも食べられるとか。
体調がすぐれない人のために、無農薬のしょうがから作って蒸しあげた「ウルトラ蒸しょうがパウダー」を加えているので、温活も期待できます。味わいはしっかりとしているので、卵かけご飯の味付け、お豆腐や味噌汁、麺類の薬味、野菜の和え物として、サラダのトッピング、ヨーグルト、トースト、スープ、豚のしょうが焼きなど、エビフライなどにマヨネーズと混ぜてタルタルソースにも。いろいろなものにそのままのせれば、しょうが生活を楽しめます。
「しょうが生ふりかけ」サツマイモの和えもの
・サツマイモの甘みとしょうがのさわやかさが相性抜群!
・箸休めに、ワインのお供に!
【材料】 | 2人分 |
サツマイモ | 200g |
しょうが生ふりかけ | 大さじ2 |
ブロッコリースプラウト | 各適量 |
【作り方】
1.サツマイモは皮付きのまま、1cm角のスティック状に切り、ふんわりとラップをして電子レンジ(600w)で5分ほど加熱して、冷ます。
2.器に1盛り、「しょうが生ふりかけ」と根元を除いたブロッコリースプラウトを添える。「しょうが生ふりかけ」とサツマイモを和えながら、いただく。
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