10月にスタートした連続ドラマもいよいよ折り返し地点を過ぎ、後半戦に突入。最終回へ向けてますます盛り上がりを見せる作品がある一方で、視聴率が右肩下がりのドラマもチラホラ……。
そこで「サイゾーウーマン」では、10月にスタートした民放4局のGP帯連続ドラマを対象に、第1~5話の平均世帯視聴率の平均値を算出。中間ランキングとして紹介する。
『相棒season22』が唯一の2ケタでトップ! 『下剋上球児』は安定
1位は、高視聴率シリーズとして知られる水谷豊主演『相棒season22』(テレビ朝日系)で、第5話までの平均世帯視聴率は11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。同ランキングでは唯一の2ケタでトップだが、全話平均13.3%だった『season21』と比べると少々寂しい印象もある。
2位は、第5話までの平均が9.8%だった鈴木亮平主演の日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)。8%台だった第4話以外は9~10%台を記録しており、安定した人気ぶりがうかがえる。
3位は、TOKIO・松岡昌宏主演の『家政夫のミタゾノ』第6シリーズ(テレビ朝日系)で、第5話までの平均は7.6%。今期、深夜帯からゴールデン帯に昇格した同ドラマだが、根強いファンの多さが数字にも表れたといえそうだ。
『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』、月9史上最低視聴率に?
初回は7.8%で発進するも、第5話で4%台まで落ち込んだ月9『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)は、同ランキングで9位。今後もこの調子が続けば、全話平均で“月9史上最低視聴率”という不名誉な結果となってしまうため、なんとしても数字を回復させたいところ。
一方、民放公式動画配信サービス「TVer」で好調な『いちばんすきな花』(同)は、『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系)と同率で12位。第5話までの平均は5.0%で、厳しい状況だ。
最下位は堀田真由主演『たとえあなたを忘れても』(テレビ朝日系)で、第5話までの平均は3.1%。第4話まで3%台が続き、第5話で1.9%に急落。午後10時台のドラマで1%台とは、なかなか衝撃的だ。
全体的には、フジ系の不振が目立ってしまった同ランキング。今後、順位の入れ替えがあるか、注視したい。
2023年10月期ドラマ、中間視聴率ランキング(民放4局、午後8~10時台)
1位:『相棒season22』(テレビ朝日系、水曜午後9時)11.7%
2位:『下剋上球児』(TBS系、日曜午後9時)9.8%
3位:『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系、火曜午後9時)7.6%
4位:『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系、金曜午後9時)6.7%
5位:『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系、木曜午後9時)6.4%
6位:『セクシー田中さん』(日本テレビ系、日曜午後10時30分)6.1%
同:『コタツがない家』(日本テレビ系、水曜午後10時)6.1%
8位:『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系、土曜午後10時)6.0%
9位:『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系、月曜午後9時)5.8%
10位:『トクメイ!警視庁特別会計係』(フジテレビ系、月曜午後10時)5.5%
11位:『フェルマーの料理』(TBS系、金曜午後10時)5.4%
12位:『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系、火曜午後10時)5.0%
同:『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜午後10時)5.0%
14位:『パリピ孔明』(フジテレビ系、水曜午後10時)4.9%
15位:『たとえあなたを忘れても』(テレビ朝日系、日曜午後10時)3.1%
※数字は第1~5話の平均世帯視聴率の平均値。小数点第2位を四捨五入。