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菅田将暉の主演映画、興行収入ランキング! 小松菜奈との『糸』を抑えた1位は?【2023年11月最新】

 フジテレビ系月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(2022年)の主演や、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(同)の源義経役など、さまざまな作品に出演する俳優・菅田将暉。現在も劇場版『ミステリと言う勿れ』が上映中で、すでに興行収入が37億円を突破するほどの人気作となっている。今回はそんな彼の主演映画の中から、興行収入が10億円を超えたものについて、ランキング形式で紹介したい。

菅田将暉の主演映画興行収入ランキング(一般社団法人日本映画製作者連盟より)

1位:『花束みたいな恋をした』 
公開日:2021年1月29日 興行収入:38億1000万円

2位:『糸』 
公開日:2020年8月21日 興行収入:22億7000万円


3位:『デスノート Light up the NEW world』 
公開日:2016年10月29日 興行収入:22億円


4位タイ:『帝一の國』 
公開日:2017年4月29日 興行収入:19億3000万円


4位タイ:『アルキメデスの大戦』 
公開日:2019年7月26日 興行収入:19億3000万円


6位:『キャラクター』 
公開日:2021年6月11日 興行収入:16億円


7位:『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』(同時上映:天装戦隊ゴセイジャー エピック ON THEムービー)
公開日:2009年12月12日 興行収入:15億4000万円


8位:『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』 
公開日:2010年8月7日 興行収入:14億7000万円

菅田将暉主演映画1位は有村架純ダブル主演の『花束みたいな恋をした』

 1位に輝いたのは、菅田と有村架純ダブル主演の『花束みたいな恋をした』。『今、会いにゆきます』(04年)などで知られる土井裕泰氏が監督を務め、『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)や『Mother』(日本テレビ系)、『最高の離婚』(フジテレビ系)など数々の人気ドラマを時を越えて世に送り出してきた坂元裕二氏が脚本を担当した。ストーリーは、終電を逃したことをきっかけに出会った、大学生の男女の5年間にわたる交際を描くという内容で、ネット上では「恋愛の描かれ方がリアル」」「現実味があり過ぎて切なくなった」など、共感の声が多数寄せられ話題になった。

 2位は、菅田と小松菜奈のダブル主演作品『糸』だ。中島みゆきの代表曲のひとつである「糸」(1992年)を原案として、中学時代に花火大会で出会った男女が、8年後に再会した後のそれぞれの人生を描いた作品。こちらもSNS上では、「思った以上の群像劇でよかった」「原曲を思わせるストーリーで感動した」と高評価の声が多かった印象だ。

 3位は東出昌大と池松壮亮、菅田のトリプル主演となった『デスノート Light up the NEW world』。人気マンガ「DEATH NOTE」(集英社、原作:大場つぐみ氏 作画:小畑健氏)の実写版第3作で、映画『アイアムアヒーロー』(16年)や『キングダム』シリーズなどで知られる佐藤信介氏が監督、『相棒』(テレビ朝日系)はじめ数々の刑事ドラマを手掛けてきた真野勝成氏が脚本を務めている。

 2006年に公開された前作『デスノート the Last name』の10年後を舞台とし、原作マンガにはないオリジナルストーリーが展開された同作は、「思っていたより悪くない」「原作と別物だと思えば楽しい」など好意的な声もあったが一方で、「原作と同じような頭脳戦を期待するとがっかりする」など、原作ファンからは厳しい声が相次ぐこととなった。

 そして4位タイとなったのは、『帝一の國』と『アルキメデスの大戦』の2作。前者は古屋兎丸氏による同名マンガ(集英社)、後者は三田紀房氏による同名マンガ(講談社)を実写化したものと、原作が人気マンガという共通点がある。

 日本一の名門高校で、将来の内閣入りが約束される生徒会長のポストを巡り、ライバルたちと争う男子高校生の奮闘を描いた『帝一の國』では、破天荒なストーリーに完全にフィットした演技を披露した菅田。「やっぱり菅田将暉って天才だわ」「原作読んだけど、違和感がない」など、酷評されやすいマンガ実写化の中でも、高評価を得ることができた。

 一方、戦艦大和の建造をめぐる騒動に巻き込まれた若き数学者の活躍を描いだ『アルキメデスの大戦』は、「数学という視点から戦争を見るという着眼点が面白い」という意見もあったが、「原作と主人公のキャラクターがかなり違う」「有名俳優が多く出演している以外、良い点が何もない」などの辛辣な声も少なくなかった。

菅田将暉主演映画、SEKAI NO OWARI・Fukaseに食われる?

 6位は、人気バンド・SEKAI NO OWARIのFukaseの俳優デビュー作としても知られる『キャラクター』。悪人を描くことができず苦悩していた漫画家アシスタントの青年が、4人家族を標的とする連続殺人犯の犯行現場を目撃。それを元ネタとしたサスペンスマンガを描いて大ヒットを飛ばすも、漫画の内容を模倣した殺人事件が起こる……という内容だ。作品自体の評価は上々だったものの、一部のネット上では「正直、主人公の菅田がFukaseに食われてる」など菅田としては耳の痛い意見も散見された。

 7位と8位は、菅田の俳優デビュー作『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)の映画化『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』、『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』。前者は『仮面ライダーディケイド』とのタッグ作品で、当時ハイティーンだった菅田は“史上最年少ライダー”として注目を集める。メインの視聴者である子どもたちの親からも熱視線を集めるなど、当時から現在の人気の片鱗を見せていた。

 来年1月公開の岡本天音主演の映画『笑うカイブツ』では、重要キャラクター・ピンク役として出演する菅田。今後も、ドラマや映画などさまざまな作品で我々を楽しませてくれるだろう。

興行収入10億円以下となった菅田将暉主演映画

『王様とボク』 公開日:2012年9月22日 興行収入:不明
『共喰い』 公開日:2013年9月7日 興行収入:不明
『男子高校生の日常』 公開日:2013年10月12日 興行収入:不明
『チョコリエッタ』 公開日:2015年1月17日 興行収入:不明
『明烏』 公開日:2015年5月16日 興行収入:2900万円
『セトウツミ』 公開日:2016年7月2日 興行収入:不明
『溺れるナイフ』 公開日:2016年11月5日 興行収入:7億4000万円
『あゝ、荒野』 公開日:2017年10月7日(前篇) 同月21日(後篇) 興行収入:不明
『火花』 公開日:2017年11月23日 興行収入:8億円
『となりの怪物くん』 公開日:2018年4月27日 興行収入:5憶100万円
『キネマの神様』 公開日:2021年8月6日 興行収入:5億4500万円
『CUBE 一度入ったら、最後』 公開日:2021年10月22日 興行収入:4憶5100万円
『百花』 公開日:2022年9月9日 興行収入:5憶6400万円

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