King&Prince(以下、キンプリ)の冠番組『キントレ』(日本テレビ系)が11月25日に放送された。この日はキンプリのドタバタカルボナーラ作りの様子が話題になった。
注目を集めたのは、メンバーが一流食材、名店のシェフがスーパーに売られている食材を使って料理対決をする「下剋上レストラン」のコーナー。この日はリストランテ フィオレンツァの橋本直樹シェフが登場した。
キンプリに用意されたのは、スペイン産のパンチェッタをはじめ、100グラム1,200円のペコリーノ・ロマーノや1個980円の卵など、4人前で合計1万5,621円の食材。一方、橋本シェフには、普通のベーコンを含めた合計3,454円の食材となった。
この企画で一度も勝利したことのないキンプリだが、永瀬廉は「でもカルボナーラ手数少ないですよね?」と自信をチラリ。カルボナーラは作ったことがないそうだが、「素材のほうが圧倒的に全面に出てくるっていうのがあるじゃないですか」と高級食材に期待を寄せ、「思ったより自信ないことはないです」とやる気満々だった。
一方、高橋海人は「パスタなんですけど、得意です」とドヤ顔で発表。さらに用意された食材を受け、「高いチーズで香り出るでしょ? で、生クリームでとろとろ感でしょ。で、卵で全体的な味を整えさせていただいて――もう見えてます」と再びドヤ顔。しかし、カルボナーラを作ったことは過去一度しかないとのことだった。
一方、橋本シェフは自身が使用する食材について「決して悪いというわけではないので、完成形を頭の中で思い描いてバランスよく整えるという意味では、一級品の料理をチグハグに使うよりバランスのいいものを作り上げることはできるはずなんです」とコメント。すると、これに対抗したのが永瀬。
「料理っていうのは結局冒険と一緒で、道なんてなくていいんですよ。道は僕らが切り拓いて、その過程で得た経験を培って、それを全部出し切ったものが料理なので」とそれっぽいことを話すと、MCの劇団ひとりから「うるせえです」とツッコまれてしまった。
調理開始後、まずは高橋が鍋に超少量の塩を入れ、永瀬がめちゃくちゃな計り方で計測した400グラムのパスタを茹で始めたキンプリチーム。茹で上がるまでの間にソースを作ることになったが、パンチェッタを刻みながら高橋は、「これからオリーブオイルを使っていこうと思うんですけど、パンチェッタの熟成されたうま味みたいなものを油に吸い込ませていこうと思います」と発言。
これに対し、橋本シェフは即座に「油に染み込ませるっていうよりは、どちらかというと油のほうに抽出する」とツッコミ。これを聞いた永瀬が「そうとも言う」とすぐに高橋をフォローし、高橋も「そうとも言う」と繰り返していた。
キンプリ・永瀬廉、「ご覧の通り道に迷ってます」
その後、永瀬が卵黄と卵白を分ける作業を担当したが、なんと3つ連続で双子。実は大きめの卵は二黄卵になる確率が上がるといい、最初は「え! え! 見てください! 双子ですわ!」「今日勝っちゃうかもしれないです、俺ら」と大興奮だったが、3つ目になると「もうええって。なんか感動しなくなってきた」とうんざりしたようにつぶやいていた。
一方、その後はハプニングが連続。手際が悪いせいでソースが完成する前にパスタが茹で上がってしまい、仕方なく茹で上がったパスタを放置。さらに、オリーブオイルを熱したフライパンにパンチェッタを放り込んだが、火が強すぎたためか、すぐに焦げてしまう事態に。仕方なく、焦げたパンチェッタはトッピング用に回し、あらためてパンチェッタを炒めた。
しかし、新しく投入したパンチェッタはかなり大きく、MC陣からツッコまれると、高橋は「大きさは意味があって、パスタが長い分、絡めとるっていうのがあるんですよね。だから、それに、これくらい大きくないと……」とまごまごと言い訳していたが、切った本人である永瀬が、「ご覧の通り道に迷ってます」と苦笑い。その後、キッチンバサミを使い、半分に切っていった。
その後、パンチェッタのフライパンの中に作った卵液を入れる工程では、火を通し過ぎないためにコンロの火は止めたままにするはずが、高橋が点火してしまうハプニングも発生。さらにパスタを入れて混ぜる工程では、放置していたせいで固まってしまったパスタをほぐすためにゆで汁を入れたが、量はごく少量。さらに攪拌(かくはん)が足りなかったせいで、完成したのはスクランブルエッグ状のカルボナーラとなってしまった。
結局、ふたりのパスタはMC陣やゲストから「うまい」「おいしい」と高評価を得たものの、シェフには完敗。シェフの作ったパスタをキンプリも絶賛しており、高橋は「麺の湯加減とかもマジで最高」と「茹で加減」と「湯加減」を間違える天然発言も飛び出していた。
この日の放送にネット上からは、「どたばたクッキングすぎて」「れんかいドタバタ劇おもろすぎ」といった声が集まっていた。