創業者・ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害を事実認定した影響で、10月17日付で「SMILE-UP.」に名称を変更したジャニーズ事務所。翌日にはジャニーズWESTが「WEST.」への改名を発表し、再スタートを切った。そんな彼らが12月7日発売の号をもって、“前半誌”と呼ばれるアイドル雑誌「POTATO」(ワン・パブリッシング)「Duet」(ホーム社)「WiNK UP」(ワニブックス)から卒業する可能性が浮上し、ファンが騒然としている。
関西ジュニア(旧関西ジャニーズJr.)出身の中間淳太、濵田崇裕、桐山照史、重岡大毅、神山智洋、藤井流星、小瀧望の7人は、下積みを経て2014年4月23日に「ええじゃないか」でCDデビュー。来年、グループはデビュー10周年を迎えるが、ジャニー氏の性加害問題の余波で、改名を余儀なくされた。
なお、現在ファンの間ではWEST.の「アイドル誌卒業説」が話題に。旧ジャニーズのタレントが毎号回登場しているおなじみの雑誌といえば、毎月7日前後に発売される「POTATO」「Duet」「WiNK UP」の3誌と、22日頃発売の“後半誌”こと「Myojo」(集英社)「ポポロ」(麻布台出版社)の2誌だ。
これらの雑誌において、旧ジャニーズグループは「メンバーが30歳になったら卒業」といった定説があり、近年ではHey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2がレギュラーを卒業していた。
「卒業後は基本的にグループ単位での登場がなくなり、メンバー個人や、数名単位で取り上げられる形になっています。今年の春以降は、Sexy Zone(11年11月にCDデビュー)、A.B.C-Z(12年2月にDVDデビュー)もアイドル誌を卒業。デビューが遅かったA.B.C-Zは今年7月に最年少の橋本良亮が30歳になりましたが、ほかの4人はすでに30歳を超えていますからね。ただ、Sexy Zoneの場合、最年長の中島健人が現在29歳で、最年少・松島聡は25歳。全員が20代のため、ネット上のファンは寂しがっていました」(ジャニーズに詳しい記者)
WEST.、3誌から卒業の可能性も「Duet」のみ表紙にファン落胆
こうした流れの中、今月7日発売の3誌について11月29日に新たな動きが。「POTATO編集部」名義のX(旧Twitter)アカウントは、24年1月号について、SixTONESが表紙を飾ることに触れつつ、「長年たくさんの愛と笑いでPOTATO誌面を彩ってくれたWEST.が卒業することに。彼らの軌跡をたっぷりと振り返ります」(原文ママ、以下同)と告知した。
また、「WiNK UP編集部」のXも24年1月号の表紙画像をアップ。Snow Man・深澤辰哉が表紙を飾っているほか、「初登場から振り返るプレイバック企画 WEST.」との文字も確認できる。
加えて、WEST.が24年1月号で表紙を担当を務める「Duet」の編集部公式Xが投稿した表紙画像を見ると、WEST.のグループ名に「Very thankyou」という一文が添えられていた。
これにより、SNS上のファンらが「WEST.、ドル誌卒業するの!?」「『Very thankyou』はもう卒業だよね……悲しい」などと動揺している。
「さらに、WEST.メンバーの年齢を踏まえて、『もう少し先かと思っていた』と嘆く人も。WEST.は最年長の中間が現在36歳で、最年少の小瀧望は27歳。小瀧以外は30代に突入していますが、全員が30代になるまで、アイドル誌で彼らの姿を見られると考えていたファンも多かったのかもしれません。とはいえ、Sexy ZoneやA.B.C-Zの例もあり、WEST.の卒業は順当ともいえます」(同)
こうして、どうやらWEST.は前半3誌とも、年内発売号をもって卒業となるようだが、表紙を飾るのは「Duet」のみだけに、「最後くらい全誌表紙にしてほしかった」「せめて表紙で卒業がよかった」と落胆の声も上がっている。
今後、「Myojo」「ポポロ」でのWEST.の扱いはどうなるのか? ひとまず、「Duet」「POTATO」「WiNK UP」24年1月号のWEST.特集が、充実した内容になっていることを願いたいものだ。