Hey!Say!JUMPが、12月1日放送の歌番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系、以下『Mステ』)に生出演。共演したイタリアのロックバンド・マネスキンのメンバーに、Hey!Say!JUMP・中島裕翔が英語で質問したシーンをめぐり、ネットユーザーから怒りの声が上がっている。
「メンバー4人全員が20代前半のマネスキンは、今回が『Mステ』初登場。9月に全世界同時リリースした『HONEY (ARE U COMING?)』を披露する前、司会のタモリに『Hey!Say!JUMPの中島は聞きたいことあるの?』と促され、『はい。そうなんですよ。じゃあ、ちょっといいですか……』と切り出した中島は、流暢な英語で話し始めました」(ジャニーズに詳しい記者)
そして中島が、「Do you like Japanese anime?」と質問すると、リードボーカルのダミアーノ・ダヴィドは「Attack on Titan」と回答。続けて、「Who is your favorite character?」(中島)との問いかけに、ダミアーノは「エレン(イェーガー)」と返した。
この「Attack on Titan」とは、日本でも人気の諫山創氏による漫画(講談社)を原作としたアニメ『進撃の巨人』シリーズを指し、エレンは主人公のことだ。しかし、中島は「やっぱさすがっすね。テレビのことわかってらっしゃる。あの、『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』が好きだって……」とコメント。すかさず、Hey!Say!JUMPメンバーの山田涼介らが「違う」「言ってなかった」「今、『進撃の巨人』の話してた」とツッコミを入れた。
あらためて、司会の鈴木新彩アナウンサーが「『進撃の巨人』がお好きなんですね」と話をまとめると、中島は「『進撃の巨人』がお好きだって言ってましたね。エレンが好きだって言ってましたね」と訳したのだった。
放送後、このシーンをマネスキンのファンら一部視聴者が問題視。ネット上では、「ジャニーズの人のボケで空気シラケさせたの本当に最悪」「嘘通訳されて困惑した」「ダミアーノはアニメ好きだから、話を振ってもらえてうれしかったはずなのに……胸が痛い」「デタラメな翻訳をして内輪で大笑いするのはナシだと思う」「アーティストに失礼」「マネスキンが冷静に対応しているのに、Hey!Say!JUMPがゲラゲラ笑っている姿が幼稚に見えた」と、シビアな意見が続出した。
Hey!Say!JUMP・中島裕翔、“デタラメ通訳”は局への配慮説も……
なお、アニメ『進撃の巨人』シリーズはTBS系列やNHK放送などで放送されていたが、中島が発した『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』は『Mステ』と同じテレビ朝日系でオンエア中だ。
「中島がマネスキンに話を振った場面で、画面上には『大好きなマネスキンと共演…』というテロップが表示されていました。彼らが質問すること自体は、台本に沿った流れだったのでしょう。同局アニメのタイトルを出したことで、事前に『何らかの指示があったのでは?』と中島をフォローするネットユーザーも一部見受けられました」(同)
ただ、局への“配慮”説に関しても、「中島さん、普通に『進撃の巨人』と伝えても大した問題じゃなかったのに」「テレ朝に配慮するなら、最初からああいう質問はするべきじゃない」と、バッサリ斬られていた。
中島としては冗談のつもりだったのかもしれないが、今回の一件で少なくともマネスキンのファン、一部視聴者に不快感を与えてしまったことは事実。今後、生放送での振る舞いにはより一層気をつけるべきだろう。