第2子である長女“ロンドン”の誕生を発表したばかりでご機嫌なパリス・ヒルトンが、代理母出産を選択した理由について告白。「寄宿学校で、精神的・身体的・性的虐待を受けたトラウマがひどく、お医者さんに注射を打たれるだけでもパニック発作を起こすから」だという。「タイトスケジュールすぎて、(妊娠・出産する)時間を見つけられなかった」とも説明しており、ネット上ではさまざまな声が上がっている。
パリスが代理母出産や育児について赤裸々に告白したのは、表紙を飾った米育児雑誌「Romper」最新号のインタビュー。パリスは3年前に「ティーンの頃、夜遊びしまくったことで、両親に青少年矯正寄宿学校に入れられた。そこで、精神的、身体的、性的虐待を受けた」「夜中に突然、強制的に婦人科検診 が行われるなど、めちゃくちゃなことをされた」と告白していたが、今回のインタビューで「このトラウマのせいで今も医師が苦手」だと説明。
「クリニックで注射とかされると、パニック発作を起こしてしまうの。呼吸ができなくなる」と明かし、「こんなに重度の不安症に苦しむ人間の体内で育つことは、赤ちゃんにとって健康的じゃないって確信したの」と、代理母出産を選択した苦しい胸の内を語った。
母親になることへの願望が強く、赤ちゃんの服を買いまくったり、キム・カーダシアンの助言を受けて卵子を凍結保存したり、いっそのことシングルマザーになる決心もあったというパリス。2021年11月に投資家のカーター・リームと結婚したものの、「スケジュールが制御不能」な状態が続いており、妊娠するタイミングがつかめなかったのも、代理母出産を決める後押しとなったとも明かした。
先月末に米「Peacock」で配信スタートしたリアリティ番組『Paris in Love』シーズン2でもパリスは、「おなかの中での赤ん坊の成長や、胎動を感じたかった。でも私の人生は公的なものだから」と発言。
今回の告白を受けて、ファンからは、「本当は自分で、妊娠・出産したかったんだよね」「苦しい決断だったよね」などと同情が寄せられていた。一方で、ファン以外のほとんどの人からは、「注射でパニック発作起こすのに、よく卵子を取り出して凍結保存できたね」「採卵も結構なトラウマだと思うのだけど」といった声が噴出。「PTSD(心的外傷後ストレス障害)で発作が起きるから、泣く泣く自分で妊娠しないことにした」という理由は後付けだと疑う声が多く上がり、「代理母出産でもいいのに言い訳がましい」とのコメントもある。
パリスは、今回のインタビューの冒頭で、“ミニ・ミーとなる娘”が欲しくて欲しくてたまらなくて、息子が生まれる5週間前に、受精卵を「2人目の代理母」の子宮に移植したことも告白。ネット上では「泣く泣く代理母出産にしたわりには、オートクチュールをオーダーするみたいな感覚で2人目を移植していてドン引きする」という批判も上がっている。
パリス・ヒルトン、子どもは「2人ともおとなしくて、超チルしてるわ」
今年1月に長男フェニックスが誕生したパリス。賢そうなフェニックスをいとおしく抱っこした写真や動画をSNSに投稿しているが、コメント欄に「抱っこしているのが犬から赤ん坊に変わった」「頭が大きい子だね」といった意地悪いコメントがつくと、凛として反論。
一方で、『Paris in Love』シーズン2で、フェニックスのおむつを生後1カ月を過ぎてから「取り替える決心がついた」と熱く語ったりと、相変わらず浮世離れした言動で世間を戸惑わせている。今回のインタビューでも我が子たちについて、「とってもいいベイビーたちなの。寝るスケジュールも、食事スケジュールも完璧で、泣きもしないの。とてもハッピーな赤ん坊なの」「2人ともおとなしくて、超チルしてるわ」と話しており、「チルする赤ん坊って……」「チルしてるのはパリスの遺伝子なの?」と戸惑う声も上がっている。
ママになってもお騒がせなパリスだが、そんな彼女を応援する声も少なくない。「代理母出産したっていいじゃない。バリバリ仕事しているんだし、それも選択肢のひとつなんだから」「妊娠は代理母と、子育てはナニーとのチームワークで、うまくやればいい」とエールを送る人もいる。
当のパリスは、幸せモード全開で「人生におけるママ期」をエンジョイしているとのこと。どんな子どもたちに育つのか、チルしている赤ん坊たちにもイヤイヤ期は来るのか、当分彼女から目が離せそうにない。