4人組ロックバンド・KANA-BOONの“メンバー2人同時脱退”がネットを中心に波紋を広げている。一部ネット上で年下アイドルとの交際、また“妊娠中絶”を告発されていたドラムの小泉貴裕に加えて、かねてから所属プロダクションに「プライベートにおける素行不良」が報告されていたというギターの古賀隼斗も、12月11日に脱退を発表。
KANA-BOONは2017年にも、メジャーデビュー時のオリジナルメンバーだったベース担当・飯田祐馬が、女優・清水富美加(現・千眼美子)との不倫疑惑を報じられるというトラブルもあった。
飯田は報道から2年後、警察に捜索願も出された“失踪事件”を経てバンドを辞めているが、今回の騒動は報道から脱退までわずか1週間ほど。超スピード展開となった不祥事を、以下で時系列順に紹介していく。
KANA-BOONメンバー2人の“同時脱退”騒動【時系列まとめ】
12月3日
暴露系YouTuber・コレコレの生配信に、小泉と交際関係にあったという20代の地下アイドル・Aさんが登場。小泉とは昨年4月に当時勤務していたキャバクラで知り合い、交際に発展。名古屋と東京の遠距離恋愛だったが、小泉から結婚をほのめかすような発言もあり、Aさんは真剣交際のつもりだった。しかし同年7月に妊娠が発覚した途端に小泉はつれない態度を取るようになり、結果的にAさんは中絶を選択。
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12月7日
コレコレの配信とほぼ同様の内容がニュースサイト「NEWSポストセブン」で報じられる。やはり地下アイドルのAさんが自ら小泉との関係や中絶を告白し、妊娠発覚後に小泉が「ほんまに俺の子?」と言い放ったこと、その後、所属事務所・ヒップランドミュージックコーポレーションが「結婚について否定的」と主張していたこと、さらには今年になってLINEもブロックされたことなどを暴露。これまで、コレコレの生配信の内容が、ネット上のまとめサイトに転載されている程度だった小泉の“悪行”が、一気に大拡散される。
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12月8日
KANA-BOONのオフィシャルサイト上で、事務所側が小泉に関する声明を発表。「真摯に問題と向き合い、誠意をもった対応に向けて引き続き話し合いを行ってまいります。お時間をいただくこととなってしまいますが、改めてご報告させていただきます」(原文ママ、以下同)として、直近に予定されていたツアー2公演の中止も発表。
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12月11日
オフィシャルサイト上で小泉、古賀のグループ脱退、並びに所属事務所との契約解除を発表。バンド自体の活動は継続されるものの、メンバーはリーダーの谷口鮪、遠藤昌巳の2人のみとなり、年内の活動を休止に。予定されていたライブ開催やイベント出演もすべて中止になるとアナウンスされた。
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12月11日
谷口、遠藤がSNS上で謝罪。谷口は「俺には、人生をかけてKANA-BOONを全うしたいという強い意志があるから、この道を選択することを最終的に自分自身で決断しました」と、あらためてKANA-BOONの活動継続を誓う。
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12月11日
「NEWSポストセブン」が、小泉は既婚者であると報道。所属事務所に取材したところ、事実だと認めたという。
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12月12日
「NEWSポストセブン」に、古賀と交際していたというグラビアアイドルが登場。ピルの服用を命じられており、「体が辛いからしばらく飲まない」と言うと、古賀が不機嫌になっていたことを告発した。なお、突然の脱退は、古賀がマネジャーに「複数回ファンの子と関係を持ってしまった」と報告したところ、小泉の記事が出た今、この話が明るみになるのはよくないと踏んだ運営側から解雇された……というのが内幕だったとのこと。
ネット上では、女子高生とされるインスタグラムのアカウントが、古賀に関する何らかの“匂わせ”を行っているのでは……という疑惑も浮上しているが、今回の脱退との関連性は不明のまま。今後、KANA-BOONのさらなる“不祥事最新動向”が更新されてしまわないことを願うばかりだ。