12月20日、人気声優・宮野真守が“円満離婚”していたことをニュースサイト「NEWSポストセブン」がスクープ。本人や所属事務所も報道は事実だと認めた。
宮野は25歳だった2008年12月に一般女性との「授かり婚」を発表。当時、『DEATH NOTE』(日本テレビ系、06年10月~07年6月)や『機動戦士ガンダム00』(07年10月~08年3月)で主演し、08年6月に「Discovery」でキングレコードからメジャーデビューを果たすなど、イケメン声優としての人気がうなぎのぼりだっただけに、結婚報告にショックを受けた一部ファンがCDを叩き割ったことをSNS上で報告するなど、ネット上は大荒れとなった。
「一時は“ファン離れ”も懸念されましたが、彼はその後、大躍進を遂げ、本業である声優業はもちろん、今年1月からはバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の人気企画『グルメチキンレース ゴチになります! パート24』にレギュラーとして参加。また、23年度前期放送のNHK朝ドラ『らんまん』をはじめ、ドラマに“顔出し出演”するなど、現在はタレントや俳優としても目覚ましい活躍を見せています」(芸能ライター)
こうして業界の第一線を走る一方、宮野は多忙から家族とは“すれ違い”の生活を送っていた様子。「NEWSポストセブン」によると、宮野はコロナの流行直前に郊外に購入した一戸建てを1年半足らずで出て都内にアパートを借り、家族とは別居していたそう。また、取材に応じた元妻A子さんは、「彼には物理的に家庭に費やす時間がありませんでした」「私や子どもを大切にしなくなったというわけではありません。お互いに納得の上での離婚だと思っています」(原文ママ、以下同)と語っている。
同記事が出た翌日、宮野は自身の公式ブログを更新し、あらためて離婚を報告。「話し合いの結果、それぞれの人生を歩むことにしました」と理由を説明しながら、「これまでの日々に感謝しつつ、より一層精進してまいります。今後とも温かく見守っていただけましたら幸いです」とつづった。
この突然のニュースは、業界内外に衝撃を与え、ネット上では「円満な家庭だと思ってたからびっくり」と驚く声のほか、「マモも、奥様も子どもさんも家庭の形は変われども幸せであってほしい……」と願う人はもちろん、「結婚報告してから一切結婚の話も子どもの話もしてこなかったプロ意識の高さに尊敬すら感じる」と、宮野の姿勢を称賛するファンも続出している。
声優・宮野真守、露出増の背景にキングレコードの“イメージ戦略”
そんな宮野は業界内で一体どのように評価されているのか。制作会社スタッフは以下のように話す。
「芝居はそつなくこなすタイプ。 飛び抜けてうまいというわけではありませんが、 彼の人柄の良さと人気作との出会いで今の地位を確立した印象です。 最近では、バラエティやドラマで多く活躍していますが、 彼の所属する『劇団ひまわり』は、もともと顔出し仕事に強い事務所ということもあり、露出が増えたのではないでしょうか」(同)
なお、結婚して子どもがいることを公表しつつも、 その後、一切公の場で家庭のことを語らなかったのは、 宮野が所属するレーベル・キングレコードの意向も関係していたようだ。
「キングレコードは、所属アーティストの“見せ方”をものすごくコントロールします。 例えば、ボーイズラブやアダルト系の作品への出演はNGだったり、 宮野のように、たとえ既婚者であったも、家庭の話をさせずにファンを取り込むような売り方をする。こうしたイメージ戦略が、テレビ仕事増加に貢献している部分もあると思いますよ」(同)
声優・宮野真守は「キナ臭い社交の場には一切顔を出さない」
なお、宮野は“人たらし”かつサービス精神が旺盛で、「人前ではずっとテンションが高く、明るい。 ずっとスイッチをオンにしている印象」(同)だという。
「女遊びが激しい男性声優も多く、業界内ではすぐにうわさが広まりますが、 彼のそういった話はまったく聞いたことがありません。 また、キナ臭い社交の場には一切顔を出さない。向上心が高いからか、 自分にとって少しでもデメリットがあると感じる場は徹底的に回避しているのでし ょう。声優という枠を超えて一般的にも認められている『ザ・ 芸能人』というタイプの人ですし、顔出しでも長く生き残れると思います」(同)
業界内でも評価が高い宮野だけに、今後も家族を大切にしながら、仕事に邁進していってほしいところだ。