人気プロスケーター・羽生結弦の電撃離婚の真相を、12月27日発売の「週刊新潮」(新潮社)、「週刊文春」(文藝春秋)がそれぞれ報じた。「新潮」は元妻・末延麻裕子さんへの直撃取材、一方の「文春」は末延さんの後見人的立場である経営者の実名告発で、公式発表からはわからなかった事態の裏側を、克明に伝えている。
今年8月4日、公式X(旧Twitter)を通して結婚を発表した羽生。お相手の素性を一切明かさなかったことから、ネット上ではさまざまな人物の名前が候補として浮上したが、「週刊女性」(主婦と生活社)が、その正体を特定。その後、山口県の地方紙「日刊新周南」が、末延さんの名前を報道じた。
しかし11月17日深夜、羽生は突如離婚を発表。約3カ月でのスピード離婚となり、ネット上は大混乱。また、この時、羽生がXに投稿した「現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難い」(原文ママ)というマスコミ批判とも取れる説明が、物議を醸すことになった。
「その後は『新潮』を筆頭に、複数週刊誌が羽生の離婚の真相を伝え続けていました。その内容は概ね共通しており、末延さんが、羽生とその家族の輪に入れなかった……という内容。羽生の食事管理などは母親が継続し、深夜の練習に帯同するのも羽生の両親と姉、さらに、羽生の家族が役員になっている彼のマネジメント会社に、ファミリーでは末延さんだけ携われていないといった情報も飛び出したんです」(芸能ライター)
元妻・末延麻裕子さんバイオリニストとして復帰、一方で羽生結弦とその家族は?
そして今回の年末号の両記事は、その総決算ともいえる内容になっていた。
「『新潮』では、末延さんが直撃取材に対し、言葉を濁しながらも離婚を認め、一方の『文春』では、彼女の後見人的存在の人物が、結婚生活の詳細を明かしています。両記事とも末延さんに対する羽生一家の対応に疑問を投じる論調です」(スポーツ紙記者)
なお、「文春」の記事には、羽生の家族が末延さんの行動にまで口出しをしていたとされる衝撃的な記述が多数ある。
「例えば、羽生の家族は、マスコミへの情報漏えいを防ぐため、末延さんに『外出禁止』を指示し、ゴミ出しまで禁じていたというくだり。他人と連絡を取らないようにとも言われていたそうで、末延さんが常軌を逸した生活を送っていたことがわかります。末延さんは羽生と結婚するためにバイオリニストを引退し、羽生家の都合で“一般人”という立場を貫くことになったものの、その後もあらゆる点で抑圧されていたようです」(同)
ここまでくると、「そもそもなぜ羽生は彼女と結婚したのかが不思議に思えてくる」(同)という。
「末延さんは今後、バイオリニストとして復帰していく模様ですが、世間的に羽生とその家族は『要注意人物たち』という印象が色濃く残ったことでしょう」(同)
離婚に関する報道について、羽生はこれまでマスコミをけん制するようなコメントは出したものの、事の真意については口を閉ざしたまま。すでに他人となってしまった末延さんだが、彼女に対して、今後自らアクションを起こすことはあるのだろうか。