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2023年『紅白』、視聴者の不満ポイント5つは? 『ブギウギ』ナシ、NiziUほか謎選曲

 大みそか恒例の音楽特番『NHK紅白歌合戦』が当然ながら今年も放送される。第74回となった今回は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサーが司会を担当。例年通り、紅組、白組に分かれてさまざまなアーティストが歌唱し、創立100周年を迎えたディズニーとのスペシャル企画なども予定されている。

 また、かつて放送された『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ系、1996年4月~2002年3月)から誕生した音楽ユニット・ポケットビスケッツとブラックビスケッツが「テレビ放送70年企画」で25年ぶりに『紅白』のステージに立つ。さらに、大ヒットアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』(22年12月公開)のエンディング主題歌「第ゼロ感」を歌う10-FEETのステージには、“応援ゲスト”としてバスケットボール男子日本代表・富樫勇樹選手、河村勇輝選手も登場することが発表されており、ネット上の反応を見ると、楽しみにしている視聴者が多いようだ。

 その一方で、放送前から『紅白』への“不満”も多数書き込まれている様子。一体何が物議を醸しているのか。

2023年の『紅白』、視聴者からの4つの不満

NHK連続テレビ小説『ブギウギ』コーナーがない

 紅組出場者・あいみょんが23年度前期の朝ドラ『らんまん』の主題歌「愛の花」を歌唱し、同ドラマで主人公・槙野万太郎役の神木隆之介も出演することが発表され、ヒロイン・寿恵子を演じた浜辺との再会にも注目が集まる中、現在放送中の朝ドラ『ブギウギ』関する企画は現状、何も発表されていない。

 同ドラマの主人公・福来スズ子は「ブギの女王」といわれた歌手・笠置シヅ子がモデルで、『紅白』にピッタリの“音楽の物語”だけに、『ブギウギ』ファンからは「『ブギウギ』コーナー期待してたんだけど」「『らんまん』があって『ブギウギ』はないなんて」「『ブギウギ』こそ盛り上がるだろうに、NHKは何考えてんの!?」といった声が寄せられている。

 なお、スズ子を演じる趣里の母・伊藤蘭は、今年の『紅白』で、「キャンディーズ50周年 紅白SPメドレー」を披露する予定。一部スポーツ紙によると、趣里はスケジュールの調整がつかず、NHKは母子共演を断念したようだ。

演歌枠がたったの5人――水森かおりの「ドミノ」企画に苦言も

 今年の『紅白』に出場する演歌歌手は、紅組の天童よしみ、水森かおり、坂本冬美、石川さゆり、白組の山内惠介、三山ひろしと計6名。近年は演歌枠が縮小傾向にあるが、特に今年は人気アニメの主題歌を歌う歌手、YouTube発のアーティスト、K-POP関連勢ら若者に人気のアーティストが多いからか、ネット上では「演歌が少なすぎる」「家族全員で楽しめる音楽番組ではなくなった」といったクレームが目立つことに。

 また、水森は「日向岬」を披露する予定だが、「紅白ドミノチャレンジSP」と銘打ち、なぜか歌唱中、ドミノ企画を行うとのこと。三山が毎年『紅白』の舞台で、けん玉世界記録に挑戦するのと似た企画で、NHKサイドが考案した“視聴率を下げないための工夫”なのかもしれないが、ネットユーザーからは「変な演出はいらない」といった苦言が寄せられている。

NiziU、今年リリースの楽曲ではなく“プレデビュー曲”披露

 4年連続4回目の紅組出場となるガールズグループ・NiziUは、20年12月の正式デビュー前にプレデビュー曲として発表された「Make you happy」を披露する予定だ。

 デビュー年の『紅白』で「Make you happy」、21年は「Take a picture」、22年は「CLAP CLAP」と、各年にリリースした曲を歌ってきたNiziU。しかし今年は、3月に発売した「Paradise」でも、10月リリースの韓国デビューシングルアルバム『Press Play』収録曲でもなく、またもや「Make you happy」に決定。

 ネット上のファンは「NiziUは『Paradise』歌うのかと思ってた!」「『Make you happy』はデビュー前後に飽きるほど聞いた」「『紅白』の選曲謎すぎる」などと不満をあらわにしている。

Superflyは10年以上前のヒット曲を歌唱

 2年連続、通算7回目の紅組出場となるSuperflyは、10年6月にリリースした「タマシイレボリューション」を披露する。同年の『FIFAワールドカップ』においてNHKがテーマソングとして起用したこともあり、広く知られた曲だが、Superflyといえば今年、TBS系「日曜劇場」枠の10月期ドラマ『下剋上球児』の主題歌「Ashes」を担当。

 やはり、ネット上の日曜劇場ファンは「『下剋上球児』の曲を歌ってほしかった」「『タマシイレボリューション』もいいけど、今だったら『Ashes』のほうが盛り上がると思うけどな~」「TBSのドラマだからダメなのか?」「なんで今『タマシイレボリューション』なんだ?」などとガッカリしている様子だ。

トリと大トリが4年連続で福山雅治&MISIA

 福山雅治が白組のトリを、紅組のMISIAが大トリを務めると発表されているが、この組み合わせは今回で4年連続。どちらもファンが多く、幅広い世代に知られているアーティストだけに、最終歌唱にふさわしいかもしれないが、それにしてもマンネリ感は否めない。

 ネット上でも「さすがに飽きてきた」「この2人に頼るしかないのか? ほかにいないの?」「安定してるけど面白味がない」といった反対意見のほか、福山は俳優としてのイメージが強いのか、「MISIAはまだわかるけど、福山の大物扱いには違和感がある」「何年もトリを飾るほどか?」「MISIAの対戦相手にはならんだろ」という疑問の声も出ている。

 果たして今年の『紅白』は、こうした視聴者の不満を吹き飛ばすような内容となるのか。

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