親子丼やうどんを主力商品とする外食チェーン“なか卯”では、昨年12月より「天然いくら丼」が登場。高くて当たり前のいくら丼ですが、並盛が800円台とあって、ネット上では「この値段でおなかいっぱいいくらが食べられるなんて、至福!」と賛辞が寄せられています。
果たして本当に、800円台で満足できるほどのいくらが乗っているのでしょうか……? 人気の理由を確かめるべく、早速なか卯へ行ってきました。
※価格はすべて税込。
※価格など2023年12月31日時点の情報です。
※店舗によって取り扱いメニューが異なります。
※最新の情報は公式サイトをご確認ください。
目次
「天然いくら丼」価格は850円からでサイズは4種類!
公式サイトによると、「天然いくら丼」はその名の通り「天然のいくらをたっぷり使用した、贅沢な味わいの商品」で、「プチプチな食感のいくらを頬張れば、濃厚な旨みが口いっぱいに広がり、ごはんが進むこと間違いありません」とのこと。
・小盛(ごはん小盛)850円、401kcal
・並盛 890円、536kcal
・特盛(いくら2倍、ごはん大盛)1490円、796kcal
・豪快盛(いくら3倍、ごはん大盛)1990円、939kcal
サイズは上記の4種類で、いくらの量は小盛と並盛が同量。特盛はこれの2倍、豪快盛は3倍のいくらが乗っているそう。
今回はメニューに「なか卯のおすすめ!」と書かれていた並盛を注文します。
890円「天然いくら丼」はいくらの層が厚い!
食券を購入して席で待っていると、間もなくして「天然いくら丼」が登場! ごはんの上には、しょうゆ漬けのいくらのほか、刻みのりとねぎが乗っています。
メニュー写真では、いくらの上にわさびが乗っていましたが、実際は別添えでした。
丼を上から見た瞬間、思わず「結構、ごはんが見えるな……」と、いくらの量が想像より少なめだと感じた筆者。
しかし、スプーンですくうと、かなりこんもりといくらが乗っていることが判明。「いくらの層が厚い!」と先ほどの不安はすぐに晴れました。
890円「天然いくら丼」は酢飯ではなく白米
一口頬張ると、いくらを口いっぱいに頬張れる幸せを感じます。ただ、醤油に長い時間漬けているのか、プチプチとした歯ごたえはあまりなく、ごはんの食感と大差ない印象。なか卯は「プチプチ感」もアピールしているのですが、どちらかというと“いくらの旨味を楽しむ”商品なのかなと思います。
なお、ごはんは酢飯ではなく、少し温かい白米でした。
いくらは醤油漬けながら、甘めの味付け。このままでも十分食べられますが、並盛はごはんの比率が多めであるため、なるべくご飯が進むようにテーブルに置かれている“だし醤油”をかけていただきます。
890円「天然いくら丼」を食べる上で後悔したこと
ごはんだけが最後に残る状況は避けたかったため、いくらとの比率を気にしながら食べ進めましたが、それでもやはりごはんが余ってしまいました。
いくらの味が甘めなため、少量のいくらで多くのごはんを食べるのって結構難しいんですよね。これなら最初から「京風とん汁」(単品220円)や「京風つけもの」(単品60円)を頼むか、いくらの量はそのままでごはんが少ない小盛を頼むべきだったなあと後悔した次第です。
そんな少しの反省点はありましたが、890円でいくら丼を食べられるのは間違いなく高コスパ! 「いくら丼は食べたいけど、高くて……」と“いくら欲”を抑えている方は、一度試す価値ありです。