• 日. 12月 22nd, 2024

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【ダイソー】150円「積み重ね収納ボックス」でスッキリ! 使いにくい収納棚ビフォーアフター

整理収納アドバイザーの伊藤まきが、片付けに悩む読者の自宅を使いやすく生まれ変わらせる連載シリーズ【「煩悩部屋」ビフォーアフター】。

連載企画『ビフォーアフター』新シーズンです。第8回目の片付けモニターは、江東区・3LDKのマンションで暮らす4人家族のKさん(35歳)。今回は、汚部屋の片付けではなく、都心のマンションに多い狭い収納を使いやすく「手直しする」特別編です。

【ダイソー】150円「積み重ね収納ボックス」でスッキリ!

 今回の主役は、ダイソーの人気商品「積み重ね収納ボックス・深型(W15.2×D21.5×H16.3cm)」です。これまで「自由自在 積み重ねボックス」という品名で100円でしたが、2023年の後半から150円に値上げしました。以前より、サイズやデザインなどラインナップも進化しています。

 この「積み重ね収納ボックス」シリーズは、最近のマンションでよく見るサイズの棚にぴったり。Kさん宅の使用実例をビフォー&アフターで紹介します。

【Before】もっと使いやすい「生活雑貨の収納」にしたい

 写真上は、Kさん宅の「廊下収納棚」です。廊下の壁面に埋め込まれた棚で、最近のマンションでよく見る奥行き【24.4cm】の棚。本棚のような浅い奥行きなので、「使い勝手が難しい」と悩む方も多いようですが、ダイソー「積み重ね収納ボックス」は奥行き【21.5cm】と最適サイズです。

 Kさんはすでに「積み重ね収納ボックス」を使って収納していますが、さらに手直ししていきます。

 積み重ねボックスを積んで使用。ラベルも貼って管理しています。

【After】ワンボックスワンアイテムの収納に

 ダイソー「積み重ね収納ボックス・深型」を使って、ワンボックスワンアイテムの収納に分けました。棚1段ごとに「グループ収納」をしたので、「掃除グッズ」「美容グッズ」「薬グッズ」などのゾーン別収納ができます。

【積み重ね収納ボックス・深型】使用テクニック:在庫を把握したいものに

 ダイソー「積み重ね収納ボックス・深型」は、半透明なので在庫量もひとめでわかります。取り出しやすい棚板まで「箱ごと入れ替え」ることができるので、子どもの身長に合わせた高さへの移動も簡単です。

 高さもあるからボトル収納にもぴったり。

【積み重ね収納ボックス・深型】使用テクニック:紙袋を使って仕切る

 小物が埋もれる入れ方はNG。なるべく「タテ入れ」できるように、工夫をします。例えば、紙袋を折って作る仕分けケース、牛乳パックや空き箱を使って細かく仕切るとより使いやすくなります。

【積み重ね収納ボックス・ハーフ】使用テクニック:小物収納

 テープやハサミなどの文房具、ポケットティッシュ、電池などの小物収納には「積み重ね収納ボックス」のハーフサイズがおすすめです。ダイソー「積み重ね収納ボックス 深型【高さ16.3cm】」の半分サイズ(15.2cm×21.5cm×8.3cm)。2つ重なれば深型のサイズとほぼ同じなので、収納のバランスや見た目も整います。

 ただし、リニューアル前と現行商品はサイズが異なり積み重ねができないので、新たに「買い足し」する場合は注意が必要です。

【積み重ね収納ボックス・浅型】使用テクニック:毎日使うグルーミング小物

 毎日使う「グルーミング小物」は、高さ4.3cmの「積み重ね収納ボックス 浅型」110円にまとめました。深型【高さ16.3cm】ハーフサイズ【高さ8.3cm】浅型【高さ4.3cm】の3種類すべて、重ねることができます。

 収納ボックスの整理のほかに、棚そのものの問題点も解決していきましょう。次のページから、棚全体のビフォーアフターです。

 ほとんどの家が、入居時のまま「棚板の間隔の高さ」に合わせて、モノを置きます。例えば、写真上のように大きめの箱に「ざっくり入れる」収納をすると、モノが増えやすい、散らかりやすい、在庫がわからない、見つけにくいなどの問題が生まれます。

収納棚の片付け手順.1:「ぜんぶ出してリセット」

「使いやすい収納」に変えるために、収納の中身をぜんぶ出す作業をします。入居時から棚板の位置を変えていなければ、「使いにくさ」を感じるはずです。奥行きの狭い棚は、「棚板の間隔」が使いやすさの鍵になります。

収納棚の片付け手順.2:入っていたモノの内容を、ぜんぶ見直す

 モノの量が少なく「スッキリした暮らし」を目指すKさんですが、「ネット店でのまとめ買い」でストック数の多いモノもあります。また、何年も見直していなかったので持つだけで使わないモノもあります。Kさんのようにモノが少ない家でも、ぜんぶ出すことで「減らすモノ」は必ず出てきます。

収納棚の片付け手順.3:棚板の間隔を約20cmに調整、追加

 高さ約180cmの空間に対して、棚板の枚数が4枚。およそ、約40cmの間隔ですから「使いにくさ」が出ます。このような「造り付けの棚」は、棚板が入居当時から3〜4枚しか用意されていません。

 解決策として、引き出しケースを買う選択が多いですがNG収納です。扉を開けて、引き出しを開けるためアクション数が増えます。コスパも悪いし、使いにくい収納になるので要注意。

 では、どうするのが解決策になるのか? 以下の「赤線」のように、3枚の棚板を増やせば「出し入れのアクション数が減る」とわかります。

 棚板を増やすなら、ホームセンター「コーナンがお得」。アプリ会員になると木材のカットサービスが10枚まで無料になるサービスがあります。ほかのホームセンターなら、1カット30〜50円ぐらいです。

 家にある棚板を外して、正しいサイズを確認しましょう。写真の用紙の赤字Bは、【横幅180×奥行25cm】の棚板を、3枚分をカットしたときのもの。多少の誤差が出るため、実寸より2mm小さくカットしています。

【収納棚】After:棚板7枚! 高さ約20cm間隔で使いやすさUP!

 棚板を【約20cm間隔】で3枚から7枚に増やして、生活雑貨を収納し直しました。ポイントは、最下段に「重たくて高さのあるモノ」「液体モノ」を置くようにすること。板に負荷がかからず、災害時の危険を減らします。

 そして使用した収納ボックスは、ダイソー「積み重ね収納ボックス」シリーズ。20cm間隔なら、深型ボックスの高さ16.3cmに手が入るほどの余白も残っています。

By Admin