整理収納アドバイザー、クリネストの伊藤まきさんがサイゾーウーマンで連載中の「『お片付けSOS』相談!」。今回はセリアの「ペットシーツ」を再掲します。プロの使用実例は?
※2020年12月14日、22年12月27日、23年10月14日公開記事を再編集しています。
100均「結露防止シート」でカビが増えた
気温が下がってくると、結露が気になりますよね。結露はこまめな手入れを怠ると、高い修繕費用がかかることも……。100均の結露シートを使う方も多いと思いますが、築30年だったこの中古マンションの場合、結露シート、ロールカーテン共にカビだらけで、湿ったシートのせいで窓枠の内部まで腐っていました。「結露シートのつけっぱなし」でカビが増えたとのこと。思わぬ修繕費がかかりました。
結露対策は、そもそもの原因解決とこまめなお手入れ
結露がひどい場合、最も良い解決法は「結露シート」ではなく、窓のリフォームで「二重窓」にすること。対策はいろいろありますが、以下4つの手入れでカビ対策をしました。
1:吸水タオルでこまめに水を拭く
2:こまめに換気をする
3:サーキュレーターをかける
4:除湿器をかける
セリア「ペットシーツ」は結露シートの代用に◎
「ペットシーツ」は動物と暮らさない家にも役立ちます。写真上は、結露シートの代用としてセリアの「ペットシーツレギュラー(8枚入り)」を使ったところ。吸水性が高いので、こぼした液体や揚げ油の処理にも◎です。
そのほか、子どもの粗相、マットレス下の除湿シート、災害用などマルチに使えます。100均にもありますが、ホームセンターなら1枚あたり10〜15円前後で購入可能です。
結露でカビの根が生えたら「ウタマロクリーナー」
サッシと木枠の溝に、カビの根がありました。汚れを根元からしっかり取り除くために、「ウタマロクリーナー」で拭き上げます。カビが生えた場合は、仕上げにカビキラーやハイター(塩素系漂白剤)を使用します。
結露でカビが出やすい冬こそ、溝や隙間までしっかり拭きます。また、水で流す掃除もこのタオルなら早く乾きます。
結露防止テープのシール剥がしは「クリーナー30」
結露シート、貼って剥がせる壁紙、水回りの隙間テープなどの商品は「剥がせるノリ」といっても、長い時間がたつと剥がしにくくなります。この家もまた、結露シートの跡だらけ。
冬の寒い時期でも、プラスチックヘラと「クリーナー30」で簡単に取れました。頑固な場合は、ドライヤーの温風やホットタオルを当てて接着を柔らかくしてからが効果的です。