今年1月1日に1stデジタルシングル「GOAT」をリリースしたNumber_i（岸優太、神宮寺勇太、平野紫耀）。3月6日には「GOAT」のCDをリリースするというが、同日はSexy Zoneの26枚目のシングル「puzzle」も発売となる。改名前最後かつ3月末にSexy Zoneを脱退する中島健人が参加する最後のシングルになるとみられるだけに、ネット上の一部旧ジャニーズファンは「Number_iが発売日を被せてきたのはなぜ？」などと声を上げている。
元King＆Princeの岸、神宮寺、平野は、昨年STARTO ENTERTAINMENT（旧ジャニーズ事務所）を退所後、滝沢秀明氏のアーティスト会社・TOBEに移籍。昨年10月15日に新ユニット・Number_iの結成を発表した。
そして今年1月16日、「Number_i_staff」名義のX（旧Twitter）アカウントは「2024年3月6日(水)『GOAT』のCDリリースが決定」（原文ママ、以下同）と発表。同日午後12時よりTOBE OFFICIAL STOREにて受付がスタートし、1月26日までに予約購入した場合は、発売日の3月6日に商品が届くという。また、TOBE OFFICIAL STOREによると、「GOAT」は初回生産限定盤A・B（CD＋Blu-ray）と通常盤（CD）の3種類を展開。「3形態まとめ買い特典付」の商品も販売している。
一方、Sexy Zoneの新曲「puzzle」は、メンバーの中島が主演を務めるドラマ『リビングの松永さん』（フジテレビ系）の主題歌に起用された楽曲。初回限定盤A・B（CD＋DVD）、通常盤（CD）、UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤（CD＋DVD、LPサイズ紙ジャケット仕様）の4形態をリリースする。
なおSexy Zoneをめぐっては、4月1日にグループ名を変更する予定であることや、中島が3月31日をもってグループから卒業することが今月8日、明らかに。ファンの間では「puzzle」が現グループ名最後かつ4人体制ラストシングルになるのではないかといわれている。
Sexy Zoneファン、CD発売日を「被せてきた」Number_iに敵意
そんな中、Number_iのCDリリースが判明すると、一部の旧ジャニーズファンは、「Number_iがSexy Zoneの大事なCD発売日に被せてきた。大切なラストシングルなのに……モヤモヤする」「発売日を被せてくる滝沢、性格悪すぎない？ TOBE大嫌い」など、TOBEやNumber_iサイドに不信感や敵意を抱いたようだ。
また、「Sexy Zoneとして最後のシングル……1位を獲らせてあげたい」「ジャニーズ（STARTO ENTERTAINMENT）ファンが協力する時が来た！」などと、Sexy Zoneを応援する声も上がっている。
「旧ジャニーズファンは売り上げ枚数やランキングを気にしていますが、Number_iはTOBE OFFICIAL STOREにてCDの予約を受け付けており、一般的なCDショップ、ECサイトには流通しないことから、オリコンチャートには反映されないものとみられています。実際、TOBEのアーティストでは、旧ジャニーズから移籍したIMP.（当時はIMPACTorsとして活動）も昨年11月8日に初のCD『CRUISIN'／IMP.』を制作し、こちらもTOBE OFFICIAL STORE限定で販売されましたが、オリコンの集計対象外に。一方、音楽チャート・Billboard JAPANのランキングでは2位に入っていました」（ジャニーズに詳しい記者）
TOBE所属のIMP.、BillboardチャートでKing＆Princeを上回る
ちなみに、Billboard JAPANは、22年12月7日発表以降、総合ソング・チャート「JAPAN HOT 100」は、CDセールスのほか、ダウンロード、ストリーミング、ラジオ、動画再生、カラオケの計6指標を合算して発表している。
「CRUISIN'／IMP.」は、King＆Princeの14枚目シングル「愛し生きること / MAGIC WORD」と発売日が重なっていたが、11月15日公開（集計期間：同6日～12日）のBillboard JAPAN 総合ソング・チャート「JAPAN Hot 100」においては、2位にランクイン。King＆Princeは3位に初登場し、古巣の先輩を上回った。
同社は「CRUISIN'／IMP.」について、「初週売上は98,780枚でCDセールスは2位だが、既にリリース済みの楽曲ながら3,801DLを売上げて、ダウンロードが12位を記録したことと、ラジオで約2749ポイントを稼ぎ1位となったことが要因となり、初のフィジカルが総合2位という好記録を打ち立てた」と総括。
King＆Princeに関しては、「初週のCDセールスは353,077枚で、前作『なにもの』の初週546,829枚には届かなかったものの、2位以下に大差をつけてCDセールス1位を獲得した」と伝えていた。
Sexy Zone、オリコンチャートのライバルは、指原プロデュースの＝LOVE？
こうした背景を踏まえて、ネット上では、「Number_iはオリコン関係ないし、そんなに荒れないでほしい」「Number_iより、＝LOVEの売り上げを気にしたほうがいいと思う」という冷静な指摘もある。
「『＝LOVE（イコールラブ）』は、元AKB48メンバーでタレント・指原莉乃がプロデュースを手掛ける10人組女性アイドルグループ。昨年12月発売のシングル『ラストノートしか知らない』は初週20.7万枚を売り上げ、同5日発表のオリコン週間シングルランキングで初登場1位に輝きました。かたや、Sexy Zoneの前作『人生遊戯』（12月13日発売）は初週19.7万枚。オリコンの枚数を基準に考えると、＝LOVEもSexy Zoneにとっては良いライバルでしょう」（前出・ジャニーズに詳しい記者）
とはいえ、Number_iのCD版「GOAT」もBillboard JAPANのランキングには食い込むと思われるため、Sexy ZoneファンにとってNumber_iは油断できない存在なのだろう。相乗効果で数字面に良い影響が出ることを願いたい。