先日、サイゼリヤへ食事に行ったところ、新メニュー「ラムと野菜のグリル」870円(税込、以下同)に気がつきました。サイゼリヤでは、9割方「柔らか青豆の温サラダ」(200円)と「若鶏のディアボラ風」(500円)を食べるのですが、今回はなぜか「ラムと野菜のグリル」を試してみたい気持ちに。
なんせ、価格がサイゼリヤのフードメニューで一番の高価格! どんだけの味わいなのでしょうか?
オーダー後、「ラムと野菜のグリル」についてネット上の評判に目を通していると、味がジンギスカンと同じだとする意見を見つけました。どうやら、醤油とガーリックの特製甘辛ソースがジンギスカンのタレに近いらしいです。そして、昨年10月から登場していたメニューだそう。先月も先週もサイゼリヤに来ていたのに、気がつきませんでした。
そして、実物が到着。
食べやすいサイズにカットされた肉の数は7〜8個ほど。どうでしょうか? 正直、見た目の訴求力は弱めです。サイゼの人気メニュー「若鶏のディアボラ風」のほうが皿の迫力はあります。
いざ実食!
柔らかい! 肉のスジっぽさは皆無で、噛むほどにラムの旨味が広がります。同じくラムの串焼き「アロスティチーニ」(400円)と比べると、肉質はソフトで、とてもジューシー。タレに漬け込んだ肉なので、味もよく染みています。
野菜のグリルは、パプリカ、ズッキーニ、ナスの3種類です。
なんも考えず、箸休め気分で食べたんですが、「えぇ?」と口が止まってしまいました。野菜が、うますぎて。
抜群にイケてる。ちゃんと丁寧にグリルした野菜って、こんなに甘みが引き出されるんですね……驚愕。「野菜をオーブンで焼いただけでしょ?」と高をくくっていた己を恥じるばかり。
っていうか、パプリカのうまさがすごい。メニュー写真を見ると、「イタリア産パプリカ」とわざわざ産地まで記されていました。イタリアってパプリカもおいしいんですね! そして、グリルされたナスはかろうじて固体の形状を保っている状態で、口に入れるととろけました。
なるほど、これはまさしく「ラムと野菜のグリル」。「ラムのグリルに野菜を添えて」ではなく、ラムと野菜がダブルで主役を張っています。
おなじみの「カリッとポテト」。カリカリ、ホクホクでいつものおいしさです。
野菜のグリル→ポテトからのラム肉で、再びうまー! 野菜とポテトで肉の記憶がリセットされて、新鮮な気持ちで味わえました。ラムの歯ざわりって、唯一無二ですよね。タレもうまいし、歯ざわりも◎。
そして、若鶏のディアボラ風を食べるときはミニフィセル(150円)にサンドしているので、今回もやってみました。
そりゃあ、うまいに決まってる! モッチモチのミニフィセルに特製ソースが染みておいしさ◎。そして、やっぱり野菜がうまい。あっという間に完食しました。
さすがサイゼリヤ。味は抜群の新メニューでした。ただ、価格は「若鶏のディアボラ風」と比べると370円高く、個人的には財布のハードルが高め。ただ、ラムの串焼き「アロスティチーニ」が400円なので、単品メニューにない「野菜のグリル」を特別に出してもらったと思えば納得プライスなのかも?
次回は、一人ではなく数人で来て酒のつまみとして楽しみたいと思いました!