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温泉研究家おすすめ、コンビニ・ドラストで買える【入浴剤】ランキング! 1位は440円「元祖シーランマグマ」

 2月4日(土)から立春に入り、暦の上ではもうすぐ春。寒さの中にも春の訪れを感じるようになるはずですが、天気予報では来週も寒い日々が続きそうです。そんな夜に欠かせないのがお風呂。お気に入りの入浴剤も足したら、まさに極上タイムです。

 今回は、さまざまな種類のある入浴剤の中から「温泉の素」ジャンルに絞って、プロにランク付けしてもらいました。コンビニやドラッグストア、バラエティショップで買える入浴剤10点の中から温泉研究家の郡司勇氏が選ぶ、ナンバーワンとおすすめ入浴剤とは? ぜひ参考にしてみてください。

※2021年2月3日初出の記事に再編集を加えています。

目次

温泉と入浴剤の違いとは?
「温泉の素」入浴剤ランキング1位:元祖シーランマグマ風呂
「温泉の素」入浴剤ランキング2位:きき湯 FINEHEATリセットナイト
「温泉の素」入浴剤ランキング3位:温素 琥珀の湯
「温泉の素」入浴剤ランキング4位:本格炭酸 温泉ソムリエが驚いた秘湯 紀伊花山(※2023年11月現在、販売を確認できません)
「温泉の素」入浴剤ランキング5位:日本の名湯 源泉の愉しみ他
専門家の推薦入浴剤:湯の素


 寒さが深まると恋しくなる「温泉」。しかし、さまざまな理由から温泉旅行へ出かけられず涙している人もいるのでは? そこで活用したいのが、自宅でも温泉気分が楽しめる入浴剤。「箱根温泉の湯」など、人気の温泉地を打ち出したものや、炭酸力をアピールするものなど、その種類はよりどりみどり。

 そこで今回、飲湯で全国の温泉を当てる「利き湯」を特技とし、『TVチャンピオン 全国温泉通選手権』(テレビ東京系)で3連覇を果たした温泉研究家の郡司勇氏に、コンビニやドラッグストア、バラエティショップで買える入浴剤10点を「温泉の再現度」を指標にジャッジしてもらった。手頃な価格でいますぐ買える、お墨付きの入浴剤をベスト5形式で発表!

温泉と入浴剤の違いとは?

――初歩知識として、温泉と入浴剤のお湯はなにが違うのでしょうか? 入浴剤で温泉を再現するのは可能ですか?

郡司勇氏(以下、郡司) 温泉は、成分物質を1Lあたり1g以上含有されていることが条件です。含有されている成分によって、重曹泉、食塩泉といった泉質名がつきます。

 一般的に、家のお風呂の容量は200Lなので、温泉にするには成分を200g入れなければいけません。市販の入浴剤に配合されている成分量でいうと、7袋以上、使用量としている7倍は入れてほしいですね。少なくても3倍以上。量が多すぎて悪影響が出ることはありませんし、メーカー各社も禁止していません。

――入浴剤と一口に言っても、温泉を再現した温泉入浴剤や、発泡性の炭酸系、岩塩などソルト系など、さまざまな種類があります。それぞれどういう特徴がありますか?

郡司 一般的な入浴剤に使われている成分を、おおまかに挙げるとこのようになります。

・重曹(炭酸水素Na):湯上がりが「さっぱり」
・炭酸Na(苛性ソーダ):湯上がりの肌が「つるつる」
・芒硝(硫酸Na):肌のうるおいを感じる保湿効果
・岩塩:体がポカポカする保温効果

 例えば、重曹はさっぱりするので夏場は非常によいです。冬は保湿効果の芒硝が入った入浴剤を使うなど、使用感で使い分けることができます。

 一般的に売られている安価な入浴剤は、だいたいがこれら4つの成分の組み合わせで、例えば「バスクリン」はいろいろなシリーズがあっても、成分はどれも芒硝に重曹を入れたものなんです。違いは香料と色だけ。バスクリンだけでなく、ほかの多くが芒硝と重曹、重曹と炭酸Naといった成分の組み合わせで、炭酸系は、それに発泡剤が加わってるものになります。

「温泉の素」入浴剤ランキング

 ここからは、郡司氏が実際に使用感をチェックして判定したベスト5を発表。5点満点で採点し、ランク付けしてもらった。

入浴剤ランキング1位:元祖シーランマグマ風呂(シーラン) 440円(税込み)

点数:4/5点満点
成分:ミネラル塩(マグマ塩)
特徴:原料は3億8千万年前のヒマラヤ山脈から採掘した岩塩のみ

 天然の岩塩に含まれている硫黄の香りが良い。湯を舐めると塩辛く、温泉に近くてとても良いです。塩の温泉は「熱の湯」といわれていて、いつまでも体のホカホカが続くのが特徴。ただ、この商品に使われている天然の岩塩は高価なため、3袋以上入れようと思うと価格面でつらい。それで1点減点となりました。

入浴剤ランキング2位:きき湯 FINEHEATリセットナイト(株式会社バスクリン) 704円

点数:3/5点満点
主要成分:炭酸Na、重曹、食塩
特徴:高濃度炭酸ガス(きき湯食塩炭酸湯比)配合、硫酸ナトリウム(温泉ミネラル:有効成分)を配合

 すごい泡で炭酸が濃く、強い。人工炭酸泉に近く、ほかの炭酸系入浴剤の「きき湯」「バブ薬用メディキュア」と比べて一番炭酸力が強力。舐めるとしっかり炭酸水の味がする。炭酸が強いと保温効果があり、ポカポカが継続します。

入浴剤ランキング3位:温素 琥珀の湯(アース製薬)980円

点数:3/5点満点
主要成分:炭酸Na、重曹
特徴:「美人の湯」の湯ざわり。湯上り後のお肌をつるつる、さらさらに

 「美人の湯」の特徴の一つ、つるつる感がよく出ています。メーカー規定の使用量でも、ちゃんとつるつるするので気持ちが良い。モール泉の紅茶のような色が出ているのも良い。香りはさわやか。

入浴剤ランキング4位:本格炭酸 温泉ソムリエが驚いた秘湯 紀伊花山(株式会社クロイスターズ/ドン・キホーテのみ取り扱い)

※2023年11月現在、販売を確認できません

点数:3/5点満点
主要成分:芒硝、重曹
特徴:温泉ソムリエ協会公認。日本でも珍しい秘湯の雰囲気が楽しめる

 炭酸と苦味が花山温泉に似ている。実際の花山温泉は非常に湯が濃いので、再現するには10袋くらい入れないと再現は難しいですが、洗面器に1個で足湯を楽しむのもおすすめです。

入浴剤ランキング5位:そのほかは、どれも同レベル

・日本の名湯 源泉の愉しみ(株式会社バスクリン)

点数:3/5点満点
主要成分:炭酸Na
特徴:各温泉地に認められた「温泉地公認」入浴剤

 4種類入っているアソートのうち3つは一般的な成分ですが、道後はつるつる系の炭酸Naが入っていて、肌感は結構良いです。

・きき湯 マグネシウム炭酸湯(株式会社バスクリン)

点数:2/5点満点
主要成分:芒硝、重曹、炭酸Na
特徴:温泉由来の有効成分配合

 炭酸系ではありますが、薄い。

・バブ薬用メディキュア(花王)

点数:2+/5点満点
主要成分:重曹、炭酸Na
特徴:高濃度炭酸。温泉成分配合

 中程度の炭酸です。

・いい湯旅立ち にごり湯紀行 ひのきの香り(白元アース) 

点数:2/5点満点
主要成分:芒硝
特徴:ヒアルロン酸(保湿成分)配合

 芒硝の一般的な入浴剤。ほっとするひのきの香りは良い。

・薬泉 ほぐし浴(株式会社バスクリン)

点数:2/5点満点
主要成分:芒硝、重曹
特徴:生薬の当帰(トウキ)エキス配合

 一般的な入浴剤。ややつるつる感がある。ほっとするいい香り。

・いい湯旅立ち 雪見にごり湯の旅 箱根(白元アース) 

点数:1/5点満点
主要成分:重曹、芒硝
特徴:保湿成分(チンピエキス、ヨモギエキス)配合

 箱根で判定。重曹と芒硝を使った一般的な入浴剤。

専門家の推薦入浴剤:湯の素(村上商会)「本格硫黄泉が自宅で味わえる!」1,650円

 小さいキャップ2杯で、日光湯元温泉や万座温泉のような温泉が味わえます。白濁の硫黄泉になり、においも本格的。シルバーリングは真っ黒に変色するほど、本格硫黄泉になります。(※取り扱いは村上商店HP、ネット販売各種)

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