スキャンダルのない優等生女優なのにアンチが多いアン・ハサウェイが、またネット上で炎上している。2年前にイタリアで撮影された、出待ちするファンに対してイタリア語を混ぜながら対応している姿が「ムカつく」と叩かれているのだ。ただ、今回は、アンに同情する声も多く集まっている。
現地時間2月3日に開催されたモンクレール・グルノーブルの2024-25秋冬コレクションに、クリーム色のアウターをかっこよく着こなし出席したアン。エレガントなオーラを放っていたと報じられたばかりだ。
そんなアンをめぐり、出待ちしていたファンに対応する動画がネットに再浮上。22年7月にイタリアのローマで開催されたヴァレンティノ・オートクチュール2022-23秋冬コレクションに出席した際の映像で、会場から出てきたアンにファンは大興奮。
「Calma! Calma!」とアンはイタリア語で落ち着くように言い聞かせ、「ここにいるみんな、一人ひとりと写真を撮ることはできないの」「でも、ここに立って手を振るわ。だから撮りたい人は撮って」「サインも無理、たくさんいすぎるから」と大きな声で説明している。
最後に「ミ・ディスピアーチェ(ごめんなさい)。でも何かしてあげたいから、もしよかったら、ちょっとここで手を振るから。皆さんのご理解に感謝するわ」と、大物セレブらしく余裕のある対応をしている姿が収められていた。
TikTokで50万ものいいねを集めた動画が元らしいが、2月1日にXで「このアン・ハサウェイの対応は親切? それとも失礼?」とのキャプションがついて投稿されると、たちまち拡散。炎上するきっかけとなった。
当初は「神対応!」「イタリア語を使うなんて感動」という声が多かったが、次第に「こんなことする必要ある?」「見下してるじゃない」「恩着せがましいよ」「親切だけど失礼でもあるよね」「高飛車に手を振るセレブの姿なんて、撮ってもうれしくないでしょ」とバッシングする声が増えていった。
ほかにも、「イタリア語で『落ち着いて!』って言うところが、もう無理」「対応としては神かもしれないけど。彼女とはどうしようもなくバイブスが合わないからムカつく」「いいことなんだろうけど、彼女がすると鼻につく」といった理不尽な声も続出し、「ここまでくると悪口でしょ」「いじめだよね」とアンに対する同情も集まるなど、対応への賛否両論を超える騒ぎへと発展している。
昔からアンチが多いことで知られるアン。13年に公開された映画『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞を獲得した時にはネット上が大炎上し、彼女をバッシングするハッシュタグ「#Hathahate(ハサヘイト)」がTwitter(現X)のトレンド入りしたほどだった。
今回も、当時と同じようなアンチ層が炎上に加担しているようだが、特にハッシュタグはつけず、ただただ「彼女だけはムリ」「どうしようもなくムカつく」と叩いている様子。
アン自身は、13年の大炎上について「面の皮が厚いとかいうわけじゃないけど、(叩かれるのは)もう慣れた」「意図して炎上させたわけではないけど、いろいろと成長させてもらった」と振り返っているが、以降、炎上に警戒しており、メディアインタビューには慎重に対応。出待ち、入り待ちしているファンの元にも駆け寄ることはあまりせず、イタリアでのファン対応自体、かなり珍しかった。
そんなアンだが、最近は女優だけでなく、プロデューサーとしても活躍。出演、プロデューサーも務めた新作映画『ブルックリンでオペラを』(23)は、日本でも4月5日に公開される予定となっている。