1月19日から上映中の山崎賢人主演映画『ゴールデンカムイ』が、2月4日までに累計興行収入16億円を突破(興行通信社調べ)した。漫画家・野田サトル氏が「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載していた同題作品の実写化で、原作ファンからの評価も非常に高いという。
目次
・実写版『ゴールデンカムイ』シリーズは2028年まで続く?
・山崎賢人主演「マンガ・アニメ実写映画」の興行収入は?
・山崎賢人、映画関係者からの信頼度は高い
実写版『ゴールデンカムイ』シリーズは2028年まで続く? ファンは熱狂
同作は、日露戦争を生き残り、その戦いぶりから「不死身の杉元」の異名を持つ主人公・杉元佐一(山崎)が、アイヌの少女・アシリパ(山田杏奈)とともに、かつてアイヌ民族から強奪された莫大な金塊を探す物語。実写化が発表された当初、原作ファンからは「また山崎賢人?」「イメージと違う」といった不満の声も少なくなかったが、今となっては「めちゃくちゃ杉元だった」「リスペクトをもって役作りしてくれたことが伝わってくる」などとすごぶる好評だ。
「また公開当初、ネット上には『続編ありそうな雰囲気だったけど、発表まだだよね?』『このクオリティならぜひ続きを制作してほしい!』という書き込みも続出。そんな中、2月1日発売の『女性セブン』(小学館)が、映画の続編だけでなくドラマの制作も予定されていること、シリーズは2028年まで続く見込みであることを伝え、ファンを熱狂させています」(同)
山崎賢人主演「マンガ・アニメ実写映画」の興行収入――『キングダム』シリーズは50億超
山崎主演の人気マンガの実写映画といえば、まず挙げられるのが『キングダム』シリーズだろう。漫画家・原泰久氏が「ヤングジャンプ」で連載中の同名漫画を原作に、19年4月公開の『キングダム』から、すでに3作が公開されており、いずれも興行収入は50億円超え。今年7月には第4作『キングダム 大将軍の帰還』の公開が予定されている。
「山崎は今後、『ゴールデンカムイ』と『キングダム』という2大シリーズを主演として引っ張っていくことになります。彼はほかにも、多くの人気マンガ・アニメの実写化映画の主人公に抜てきされており、そのたびに原作ファンからは『またか』などとネガティブな意見が出てしまう。しかし興行成績を見ると、ヒットの目安になる“10億超え”を達成した作品が少なくないんです」(同)
50億円を超えた『キングダム』シリーズ以外では、16年5月公開の『オオカミ少女と黒王子』(二階堂ふみとダブル主演)が12億1000万円、同9月公開の『四月は君の嘘』(広瀬すずとダブル主演)が14憶2000万円、17年10月公開の『斉木楠雄のΨ難』が10億円、20年2月公開の『ヲタクに恋は難しい』(高畑充希とダブル主演)が13億4000万円という成績を残している。青春・恋愛マンガの実写化でも高評価を得ているといえそうだ。
山崎賢人は「すべての実写化の主人公をやれる」
「一方で、興行が振るわなかった作品もあり、17年8月に公開された『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は大コケ。原作は超人気コミックで、実写化にあたり豪華キャストが集結したものの、興収は10億に届かず、続編の制作も白紙になってしまったんです。そのイメージが強いだけに、世間には山崎主演の実写化作品をネガティブに見る向きもありますが、むしろ映画関係者からの信頼度はかなり高い。『山崎賢人はすべての実写化の主人公をやれるくらい演技の幅が広く、存在感も抜群。なによりどんな役にもハマる顔の持ち主』という評価も聞かれるほどです」(同)
今後も山崎には、人気マンガ・アニメの実写化の仕事が次々と舞い込みそうだ。