• 土. 12月 21st, 2024

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羽生結弦と大谷翔平、「メディア嫌い」は共通でも対照的な対応! アスリートとマスコミの関係とは

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 沢尻エリカが本格復帰へ向け動き出した。舞台『欲望という名の電車』の主演をつとめるため先日、公開ゲネプロが行われ話題に。以前より少し落ち着いた雰囲気となったが、今後どんな活躍を見せるのか、はたまたお騒がせぶりを発揮するのか、スキャンダルも!? いろんな意味で楽しみだ。

第685回(2/8〜2/13発売号より)
1位「追跡スクープ 羽生結弦蒼白! “一般人”元妻の禁断 ステージ復帰」(「女性セブン」2月22日号)
2位「大谷翔平 憤怒『ファミリー中傷』断固許さない!」(「女性セブン」2月22日号)
3位「スクープ 堂本剛 決断『光一とは離れて…』ありがとうはまだ言わない」(「女性セブン」2月22日号)
※「女性自身」と「週刊女性」は合併号休み

 今週は「女性自身」「週刊女性」が合併号休みとなり、「女性セブン」1誌でのランキング! ということで、またも羽生結弦だ。言い訳になるが「セブン」が毎週のように羽生を取り上げ続けているのだから仕方ない。そして内容も、いつものように辛辣で面白い。

 記事は先週「自身」が取り上げた羽生の“元カノ”でロシアの人気フィギュアスケーターのエフゲニア・メドベージェワの“交際暴露”について紹介した上で、当時交際を全否定した羽生にこう疑問を呈す。

「2人が親しい関係にあることは周囲の目には明らかだった。“なぜこれほどまでに彼女を突き放したのか”と、多くの関係者は首を傾げていましたよ」(関係者のコメント)

 要するに自分ファーストの羽生は自分以外の他人――たとえそれが交際相手だったとしても――に冷徹だと言いたいのだろう。同感だ。だが興味深いのは、元妻のバイオリニスト末延麻裕子さんの動向と、“ある人”との関係だ。

 記事によると、末延さんは離婚後の昨年12月、“ある人”の誕生日会でバイオリンを披露したらしい。そして“ある人”とは、昨年12月に「週刊文春」(文藝春秋)で末延さんの後見人として“羽生の言うことは全部嘘”と告発した安田正氏だという。

 末延さんは今回の誕生日だけでなく、羽生と婚姻関係にあった昨年9月にも安田氏が開催するイベントで“極秘に”演奏していたらしい。つまり何が言いたいのかといえば、安田氏と末延さんは信頼関係が深い関係にあり、よって安田氏の「週刊文春」への告発は真実の相当性が高く、そして安田氏の告発は、末延さんの“真実の叫び”でもあるということだろう。

 記事では末延さんの2人の知人がさまざまな証言もしているが、これもまた末延さんに対し不誠実だった羽生に対する反撃なのだろう。そして羽生に対するこんな批判、皮肉も。

「関係を結んだ女性のことは一切表に出さないという羽生さんの考え方、やり方を、彼女たち(元妻と元カノ)はどうもよしとはしなかったようにも見えます。彼はいま、女性たちが動き始めた現状に青ざめているのではないでしょうか」(フィギュアスケート関係者のコメント)

 羽生が嫌がるような話をこれでもかとぶつけてくる「セブン」。マスコミをストーカー扱いしてしまった羽生の戦略ミスもあるが、このしつこさが週刊誌の真骨頂だ。もちろん大手芸能事務所とズブズブの「セブン」だが、羽生とはさほど利害関係がなかったから、ここまで辛辣になれたのだろうけどね。

女性週刊誌の記事に大谷翔平が反論

 こんなトホホな状況に陥ってしまった羽生結弦だが、アスリートとマスコミの関係を考える上で、そして羽生との比較としても興味深いのが2位の記事だ。テーマは世界的超大人気の大リーガー大谷翔平と過熱するマスコミ。これまでマスコミ報道を否定したことのない大谷だが、今年になってインスタグラムに2つのネット記事をアップして、記事内容に反論した。

 その2つの記事とは「週刊女性PRIME」が報じた“大谷が両親をロスに招いた”という記事と、「女性自身」がウェブで報じた“通訳の水原一平氏の妻がかつての同僚女性から「大谷選手を紹介して」と頼まれ困っている”という記事。我らが女性週刊誌に大谷が反応した! ある意味、快挙でもある。

 それはさておき、この2つの記事に対し「一平さん夫妻にこのような事実は一切ありません。」「事実とは異なる報道が多数ありますので皆さまご注意ください。」と投稿した大谷。そして「セブン」では、なぜ大谷が異例の反応をしたのかをこう分析している。

「大谷選手は注目される自分の立場をわかっているでしょうし、どんな記事が出ても覚悟の上だと思います。(中略)ただ水原氏や両親は表舞台に立つ人ではないし、ニュースに取り上げられることに対する免疫もない。報道が加熱しすぎる前に、“ファミリーの中傷は断固許さない”という姿勢を示したかったのでしょう」(在米ジャーナリストのコメント)

 注目度の高い一平氏の存在が“単なる一般人”とは到底思えないが、これもさておき、大谷は自分のことではなく一平氏を守る行動だったという分析だ。そして記事には、もうひとつ、大谷が高校時代の重要試合に敗戦した際、自分の責任だと発言してチームメートを守ったことも紹介される。

 そう、大谷が守るものは実際の家族だけでなく、自分を支えてくれた仲間や関係者も含まれるということだろう。“ファミリー”でも、羽生と大谷では意味が大きく違った。自分ファーストの羽生と、自分ではない他者をも守ろうという姿勢の大谷。メディア嫌いという共通項がある2人だが、その対応も全然違うものだった。

堂本剛の「SMILE-UP.」退所情報

 そして「女性セブン」が放ったスクープが、堂本剛の「SMILE-UP.」(旧ジャニーズ事務所)の退所情報だ。さすが、旧ジャニーズ情報に強い「セブン」(笑)。退社後は個人事務所を設立し、妻の百田夏菜子の親族がこれをサポート、またKinKi Kidsも“解散”はしない方針なのだとか。それにしても、どんどん旧ジャニーズを離れていく大物ジャニーズたち。残っても今や何のメリットもないものね。数年前には想像もできなかった事態が進んでいる。

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