昨年10月24日をもって旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)を退所し、個人事務所を立ち上げた嵐・二宮和也。発売中の雑誌「+act.」2024年3月号(ワニブックス)では、独立に至った経緯や、2020年末から活動休止中の“嵐の今後”について明かしている。
目次
・嵐・二宮和也の独立の経緯
・嵐・二宮和也、事務所への思い明かす
・二宮和也、嵐25周年で再始動は「ないんじゃないか」
嵐・二宮和也、旧ジャニーズ事務所から独立の経緯
創業者・ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害問題を受け、昨年10月に「SMILE-UP.」へと社名を変更し、被害者への補償業務のみを行う会社になった旧ジャニーズ。
タレントと契約を交わすための新会社の設立も明らかとなり、それぞれの動向が注視される中、二宮は同24日にファンクラブサイトの動画内で退所を発表。「もちろん、SMILE-UP.(に社名が変わる)ということは、頭では理解しているんですけども、個人的に思うことだったり、引っかかってしまうところがありました」などと説明した。
そして、事務所を離れた後は個人で活動しつつ、20年末から休止中の嵐が復活する暁には「もちろんメンバーとして、活動も一緒にやっていきます」とも明言したのだった。
以降は「株式会社オフィスにの」を設立し、個人事務所の公式サイトを姉と一緒に制作するなど、着々と基盤作りを進めていった二宮。そんな中で、「+act.」24年3月号のKAT-TUN・中丸雄一の連載「中丸の部屋」に登場し、退所にまつわるエピソードや嵐メンバーとの近況を赤裸々に語っている。
嵐・二宮和也、事務所にさまざま提案も「全部ダメ」! 「しんどくない?」との思い明かす
現在40歳の二宮は、中丸に「やっぱり、退所を決めたのは年齢的なこともあったんですか?」(原文ママ、以下同)とズバリ聞かれたことから、事務所サイドの体制に言及。新会社に全タレントを移動させた後、SMILE-UP.が補償業務に専念する事務所の方針は正しいと思いながらも、「もう俺はひとりでやるか」という気持ちが芽生えたと述べた。
加えて、「そのほうがよりスピード感を持って補償救済にあたれるんじゃないのかなっていうのがあったから。それでなんか、気づいたら辞めてた(笑)」と回顧。退所を決める前には二宮なりに事務所側へさまざまな提案をしたものの「全部ダメ」だったそうだ。
そうした提案が通らない状況に、「“ちょっとしんどくない?”っていう。“これ許しちゃうんだったら、これからもずっと許しちゃうんじゃない?”っていう」思いを抱き、「どこかに行けないかって話をずっとしてて。でも、簡単なことじゃなかったから。もう自分でやるかって」とも打ち明けている。
「二宮は今後、旧ジャニーズからタレントやスタッフの離脱が相次ぐ可能性にも触れていました。二宮と中丸は、YouTubeチャンネル『よにのちゃんねる』の仲間でもあるだけに、気心知れた対談相手だからこそ、事務所の問題においてもざっくばらんに会話ができたのでしょう。取材は昨年11月に行われたそうですから、独立して間もない頃の二宮の心境がうかがえる内容になっていました」(ジャニーズに詳しい記者)
二宮和也、嵐25周年で再始動は「ないんじゃないか」と語ったワケ
なお、中丸は、「嵐はやらないんですか?」と、ファンも気になるであろう嵐の再始動に関しても、単刀直入に質問をぶつけている。対して二宮は、「俺はなんかやるんじゃないかって思ってる」と発言。ただ、グループ最年長で、芸能活動休止中の大野智は現在43歳とあって、数年後の復帰にあたっては体力面についての心配もあるようだ。
99年11月にCDデビューを果たした嵐は、今年の11月で25周年の節目を迎える。そのため、最近では25周年でのグループ復活を報じるメディアも出てきているが、二宮は「多分、周年でやるっていうのはないんじゃないかと思う」との見解を示している。
「本人たちが純粋に25周年を契機にリスタートしたとしても、性加害問題の『火消しで使ってる』と指摘されかねないと懸念しているようなコメントをしています。旧ジャニーズが補償業務を進める傍ら、事務所の指示によって“嵐が戻ってきた”とは思われたくないのでしょう」(同)
この対談を読んだファンからは「『+act.』、踏み込んでるなと感じた。きっと中丸くんとの対談だからこその内容だったのかな」「二宮くんが想像以上に踏み込んで話してくれてて、中丸くんのおかげだなと思った。ファンが想像もつかないくらい、いろんなことが起こっていたんだね……」「聞きたかったことが知れてよかった」など、SNS上に数多くの感想が上がっていた。
二宮と、嵐の今後の活動に期待が高まる。