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X JAPAN「不仲説」時系列まとめ――YOSHIKIが“Toshl寄り”の「女性セブン」を提訴【2024年2月21日最新】

 2023年10月末、ベーシストのHEATHさんが病死したX JAPAN。HEATHさんは同8月20日、ドラマー・YOSHIKIのディナーショー『EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2023 in TOKYO JAPAN 世界一豪華なDINNER SHOW』の最終日に特別ゲストとして登場したばかりだったこともあり、ファンのショックは大きかった。

 また、この訃報をきっかけに、X JAPANの現状が注目されることに。同バンドは2018年9月のライブを最後に活動休止状態となっているが、その原因はYOSHIKIとボーカル・Toshlの“不仲”にあるとうわさされているようだ。

 幼稚園の“すみれ組”で出会い、その後、日本を代表するロックスターとして活躍してきた2人に一体何が起きているのか……。近年の出来事を時系列にまとめる。

YOSHIKI&Toshl「不仲騒動」時系列まとめ

2018年7月8日

米ロサンゼルスで行われたアニメイベントで、テレビアニメ『進撃の巨人 Season3』(NHK)のオープニングテーマがYOSHIKIとHYDEのコラボ曲「Red Swan」であることが発表され、これを同10日に日本メディアが一斉に報じた。しかし、Toshlが参加していないにもかかわらず「X JAPAN feat. HYDE」名義であったため、ファンが猛反発。さらに、YOSHIKIが同12日、Toshlのいない4人のレコーディング風景をSNSに投稿し、批判が過熱。

7月16日

ファンの声を受け、Toshlが「ニコ生」で「X JAPANのことは、最終的にはYOSHIKIが決める」「HYDEさんはYOSHIKIが選んだ」といった旨を説明。この際、「正直な気持ちを言えば、残念」と心境を明かす場面も。

7月20日

YOSHIKIが「ニコ生」で会見を行い、「YOSHIKI feat.HYDE」名義に変更すると発表。YOSHIKIは、“Toshlに声をかけたがなかなか返事をもらえず、その間にHYDEと会って快諾してくれた”と、Toshlに原因があったかのように釈明した。

9月28日~30日

千葉県・幕張メッセで『X JAPAN Live 日本公演 2018~紅に染まった夜~ Makuhari Messe 3Days』を開催。30日の公演は台風の影響で中止となるも、無観客ライブがYOSHIKIの動画チャンネルなどで配信された。これを最後に、バンドは活動休止状態に。

21年11月29日

X JAPAN、LUNA SEA、GLAYの過去のライブ映像を見ながらプレイできるスマホ用“音ゲー”アプリ『EXTASY VISUAL SHOCK』(現在はサービス終了)にX JAPANからはYOSHIKI、PATA、HEATHが参加することが発表される。22年3月にリリースされたが、結局ゲーム内の撮り下ろし動画に登場したのはYOSHIKIのみだった。

22年11月11日

YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVIが記者会見を開き、新バンド・THE LAST ROCKSTARSを始動すると発表。一部X JAPANファンの間で「よっちゃん、もうX JAPANをやる気ないのかな」と諦めムードが漂う。なお、22年はX JAPAN結成40周年にあたるが、特に活動はなし。

12月13日

1998年に急逝したX JAPANのギタリスト・hideさんの誕生日に、YOSHIKIがXを投稿。「XJAPAN は障害だらけだけど心配しなくていいよ。俺が #HIDE のいる天国に行くまでには色々実現させるよ」と意味深な文章をつづり、ファンを動揺させる。

12月15日

「週刊新潮」(新潮社)が「『X JAPAN』YOSHIKIとToshl“不仲”でNHK困惑の舞台裏」と題した記事を掲載。密着ドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』の「YOSHIKIスペシャル」を同20日に放送するNHKが、X JAPANの過去映像の使用申請をToshlに打診するも「拒否されていた」と報じた。記事ではToshl側の弁護士も断ったことを認めていたが、結局、X JAPANの映像は放送で使われていた。

23年5月16日

YOSHIKIが米ロサンゼルスのグラミーミュージアムで記者会見を開き、「BORN TO BE FREE」以来、約8年ぶりとなるX JAPANの新曲「Angel」を配信リリースすると発表。「YOSHIKIとToshlが和解したのではないか」と期待するファンが続出したが、一方でボーカルがToshlではない可能性が浮上したため、「音源で誰が歌っているのか?」と予想合戦が繰り広げられることに。

5月25日

ToshlがX JAPANと距離を置いた経緯を「女性セブン」(小学館)が報道。それによると、X JAPANメンバーはそれぞれYOSHIKIが統括する音楽出版社と契約しているものの、ギャラの未払いなどのトラブルが頻発したことから、Toshlは17年を最後に契約更新していないとか。加えて、「Angel」リリースにあたってToshlにオファーが来ていないことも報じた。

7月1日

YOSHIKIが『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)に生出演し、「Angel」をピアノの弾き語りで披露。「音痴だから」という理由でメディアで一度も歌うことがなかったYOSHIKIだけに、ファンが騒然。同時にネット上では、「大型音楽番組でもToshlは出たくないのか……」と落胆の声も飛び交った。

7月28日

新曲「Angel」が配信リリースされ、ボーカルがToshlであったためファンが安堵。ただ、何年も前にレコーディングした歌声である可能性が濃厚に。Toshlの美声に世界中から賛辞が集まったが、当のToshlは新曲リリースに一切触れず。

8月20日

YOSHIKIのディナーショーの最終公演に、HEATHさんが特別ゲストとして出演。YOSHIKIのピアノ演奏に合わせてX JAPANのヒット曲「Rusty Nail」を披露。

11月3日

YOSHIKIがSNSに「SFでの栄誉賞の授賞式、キャンセルして、ごめんなさい。身内に不幸があり、自分の判断で急遽日本に戻って来ました」とつづり、自身の喪服姿を投稿。

11月7日

10月下旬までにHEATHさんが急逝していたことが判明。一部メディアは、がんで闘病していたことを伝えている。

11月11日

HEATHさんの公式サイトで「X JAPAN のベーシストである HEATHが令和5年10月29日 大腸がんのため55歳で永眠いたしました。6月に病院での検査で大腸がんが発見され、闘病生活を送っておりましたが10月に入り容体が急変し、入院先の病院で息を引き取りました」と発表される。タイミングについては「ご遺族の意向に沿い、葬儀後に皆様へのご報告を予定しておりましたが一部メディアでの報道により、急遽予定から前倒す形でのお知らせとなりました」と説明。

X JAPANメンバーがそれぞれ追悼コメントを発表。X JAPANの活動を望んでいたHEATHさんに対し、YOSHIKIはSNSで「HEATHの望みを叶えられなかったのは、全て自分の責任です。最後のお別れの場で、HEATHに謝りました」「自分が、リーダーとして、 HEATHの願いを叶えることができなくて、 ごめんなさい」と投稿。

11月14日

「フラッシュ」(光文社)が、HEATHさんの急逝を外部に漏らしたのは、Toshlの周辺人物である可能性を報道。それは「X JAPANの活動が滞っているのはYOSHIKIのせいだと言いたい」人物だと伝える。

11月28日

HEATHさんを偲ぶお別れ会『HEATH お別れ会-献花式 HEATH Farewell & Flower Offering Ceremony』が都内で行われ、発起人であるYOSHIKIが開催費用を全額負担。PATAやSUGIZOのほか、バンド仲間約100人が集結したが、Toshlの姿はなく、「そこまでしてYOSHIKIと顔を合わせたくないのか」とショックを受けるファンが続出。

12月7日

HEATHさんのお別れ会にToshlだけ不参加だった理由について、「女性セブン」が、「関係者の献花式があったことや、メンバーが集まることをToshlさんだけ知らされていなかった」と報道。自分だけ参加していなかったことを知ったのは、翌日の報道だったという。

12月12日

Toshlが献花式に参加しなかった理由について、「フラッシュ」が「HEATHさんの事務所スタッフがToshlの事務所スタッフにメールで連絡したが、返事をもらえなかった」と報じ、「女性セブン」の記事を真っ向否定した。

12月28日

YOSHIKIが所属する音楽事務所・ジャパンミュージックエージェンシー(JMA)が、「女性セブン」を発行する小学館に対して1億1000万円の損害賠償の支払いと記事の削除、謝罪広告の掲載を求め、東京地方裁判所に訴訟を提起。

24年2月19日

 第1回口頭弁論が東京地裁で開かれた。被告である小学館側は「原告の請求はいずれも棄却する。訴訟費用は、原告の負担とするとの判決を求める」「請求の原因に対する認否は追って認否する」「被告の主張を追って主張する」とし、争う姿勢を示した。

 これまでにToshlの洗脳騒動やhideの急死など、数々の困難を乗り越えてきたX JAPAN。活動再開を望むファンは多いが、YOSHIKIの「俺が #HIDE のいる天国に行くまでには色々実現させるよ」という約束は果たされるのだろうか。

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