かつては業界トップの座に君臨するも、いつしか世間に「安いけど、おいしくない」というイメージが広まってしまったからか、業界4位に落ちてしまったかっぱ寿司。
ですが、近年はスシローが2022年6月に消費者庁から景品表示法違反で措置命令を受けた後に失速、くら寿司も同10月の価格改定で100円寿司(税込110円)が消滅した影響から客数を落とす中、かっぱ寿司は原価率を上げたり、ブランドイメージを一新するなどの大改革を行い、売り上げや客数が一時期に比べ復活したとも報じられています。
今や“3大回転寿司チェーン”といわれるスシロー、くら寿司、はま寿司を射程圏内に収めたともいわれるかっぱ寿司。快走の理由を探るべく、今月22日より開催中のフェア「かっぱの本鮪&のどぐろ祭り」の対象商品を中心に食べてきました!
※2024年2月25日時点の情報です。
※価格はすべて税込み。店舗によって価格が異なります。
※最新情報は各店公式サイトをご確認ください。
目次
・かっぱ寿司は110円商品が100種類以上!
・「本鮪&のどぐろ祭り」を実食
・有名パティシエとコラボ
・かっぱ寿司はコスパ◎
スシローは寿司一皿120円~も、かっぱ寿司は110円商品が100種類以上!
現在、スシローの最も安いお寿司は一皿120円(期間限定商品除く)、くら寿司(関東)は115円ですが、かっぱ寿司は110円商品が100種類以上もあるそう。物価高騰の中、価格を維持するのは大変でしょうが、消費者としてはうれしい限り!
かっぱ寿司では22年8月より、「最近かっぱがうまいらしい!」シリーズのCMに指原莉乃を起用。店内にはいたるところに指原のポップがありました。
「秋元先生と銀座の高級寿司を食べてそう」というセレブなイメージもある指原ですが、そんな舌の肥えた彼女が「完全にうまいです!」と言っているので(ポップで)、自然と期待が高まります。
では、早速フェア商品を食べていきましょう。
「かっぱの本鮪&のどぐろ祭り」商品を実食レビュー!
本鮪中とろ 1貫110円
まずは「本鮪中とろ」を注文。ネタはカットの厚さが印象的で、見るからにふっくら。口に入れると、噛む前に一瞬でペースト状にとろけてしまいました。
大トロのような脂っこさはないので、後味は結構さっぱり。筆者のようにとろけるまぐろが好きな人におすすめです!
コスパ:★★★★★
満足度:★★★★☆
本鮪とろぶつ大葉包み 198円
大葉好きにはたまらないこちらは、ぶつ切りのまぐろが山のように乗っています。
ただ価格が198円なので、大葉にそこまでこだわらない人は110円の「本鮪中とろ」を頼んだほうがコスパはいいかも。
そして、なんとなく違和感を覚えながら食べたのですが、不覚にも店を出た後にようやく気づいたんです……上にとびっこがのっていなかったことに!
店員さんがのせ忘れたのか、とびっこを切らしていたのかはわかりませんが、できればとびっこアリで食べたかった……。まあ、でもおいしかったです!
コスパ:★★★☆☆
満足度:★★★☆☆
本鮪とろたく包み 198円
とろたくといえば、ねぎとろ軍艦か手巻き寿司が定番ですが、ぶつ切りまぐろとも相性◎。たくあんの甘じょっぱさとポリポリ食感が良いアクセントです。
ただ、本鮪重視なら「本鮪とろぶつ大葉包み」同様に110円の「本鮪中とろ」を頼むほうがコスパは良いかも。
コスパ:★★★☆☆
満足度:★★★★☆
のどぐろ炙り ポン酢ジュレのせ 110円
こちらはのどぐろを直火で炙り、ポン酢ジュレとねぎを乗せたもの。のどぐろ自体はたんぱくな味ですが、炙りのひと手間が脂のうまさを引き出します。
ポン酢ジュレの味がちょっと強めかな……と気になりましたが、普段は手が出せない高級魚を1貫110円で食べられるだけで、ありがたすぎます!
コスパ:★★★★☆
満足度:★★★★☆
炙りのどぐろの押し寿司 374円
酢飯に大葉、焼いたのどぐろ、白板昆布がのった押し寿司です。
上品なのどぐろの脂が楽しめる一品ではあるものの、110円寿司が多いかっぱ寿司で、374円は高額商品の部類。押し寿司にこだわらないのであれば、「のどぐろ炙り ポン酢ジュレのせ」や「のどぐろ塩炙り」(1貫110円)のほうが安く済みそうですが、これはこれでひと手間加えたおいしさが楽しめます。
コスパ:★★☆☆☆
満足度:★★★☆☆
かっぱ寿司は変わり種寿司や、有名パティシエとのコラボスイーツも充実
お豆で作ったキーマカレーいなり 198円
こちらはフェア商品ではないですが、期間限定商品(3月6日まで)の中で異彩を放っていたため思わず注文。油揚げの中に、大豆ミートで作ったキーマカレーと酢飯が入っています。
食べてみると、当然ながらいなり寿司とキーマカレーの味が両方同時に楽しめる! 油揚げがかなり甘めなので、お子様におすすめかな。
かっぱ寿司は昨年から、“お豆で作ったキーマカレー”を使用した商品をプッシュしているようで、ほかにも「お豆で作ったキーマカレー軍艦」(110円)や「お豆で作ったキーマカレーマヨ軍艦」(110円)がありました。
こういったチャレンジ精神あふれる商品も、かっぱ寿司が復活しつつある理由かも?
コスパ:★★★☆☆
満足度:★★☆☆☆
シェ・シバタ監修 プレミアムチョコレートプリン 297円(持ち帰り用 320円)
かっぱ寿司では、名古屋の有名スイーツ店「シェ・シバタ」とコラボ中。今回頼んだチョコプリンのほかに、「プレミアムチョコレートプリンパフェ」(429円)もありました。
チョコプリンは、とろける系ではなく、わりと弾力のあるタイプ。上にのっているナッツがサクサクとしていて、スナック菓子のような食感だったのは意外でした。
このハイレベルなスイーツが300円以下で食べられるのは、回転寿司ならではともいえそう!
コスパ:★★★★☆
満足度:★★★★☆
かっぱ寿司はコスパ◎、110円商品もネタのクオリティが高い!
今回はフェア商品を中心に食べてみましたが、「安いけど、おいしくない」というかつてのイメージは皆無。110円の商品であっても、一つひとつのネタのクオリティがとても高いと感じました。
また、「シェ・シバタ」とコラボしたデザートのほか、人気の家系ラーメン店「吉村家」とコラボしたラーメンもあったりと、有名店とのコラボ商品も充実。
期間限定メニューも多く、何度行っても客を飽きさせない工夫が随所に感じられます。これなら“3大回転寿司チェーン”の競合を追い抜く日も近いかも?
なお、3月6日まで実施中の「かっぱの本鮪&のどぐろ祭り」では、今回食べた以外にも「沖漬け風 真いか」や「えんがわ(大葉)」などのネタを2貫110円で提供中。気になる人は急いで!
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