• 土. 12月 21st, 2024

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『SMAP×SMAP』名物P逝去で強調されるSMAP再結成説ーー女性週刊誌の勝手な臆測内容は?

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)が話題だ。確かに昭和の不適切をこれでもかと見せられると、あぜんとしたり爆笑したり。特に第4話でおニャン子クラブ「セーラー服を脱がさないで」の作詞者・秋元康に対し「いや~けしからん! さすが秋元、どうかしてるぜ!」と主演の阿部サダヲが指摘したときには大爆笑してしまった。どうかしてる、同感である。

目次

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
恩人の死をきっかけに強調されるSMAP再結成説
木村拓哉の頭にはSMAP再結成など微塵もない!?
「女性セブン」の懐かしい“昭和”な記事
STARTO社の“お披露目イベント”で嵐再集結!?

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3

第687回(2/22〜2/27発売号より)
1位「木村拓哉と『恩讐を超えて』 香取慎吾のラブコール」(「女性セブン」3月14日号)
同「木村拓哉の決断 SMAPはもう捨てる」(「週刊女性」3月12日号)
2位「浅田美代子 50周年パーティ招いた「フミヤとキョンキョン」 まさかの2人」(「女性セブン」3月14日号)
3位「松本潤 『東京と大阪でやる』新事務所ライブの全容」(「女性セブン」3月14日号)

恩人の死をきっかけに強調されるSMAP再結成説

 SMAPの再結成問題が喧しい。旧ジャニーズ事務所改め新事務所「株式会社STARTO ENTERTAINMENT」(以下STARTO社)の本格始動を控え、なぜかSMAP再結成説が急浮上、女性週刊誌でも話題になっている。

 先週も「女性セブン」が驚くべきSMAP再結成のシナリオを報じていた。なかなか正式発表されない木村拓哉と新事務所の契約締結だが、その背景には木村の独立問題があり、木村が独立となればSMAP再結成の現実味が帯びてくる、というもの。

 また「女性自身」でもSMAP再結成の現実味が報じられたが、こちらの根拠は「セブン」とは真逆。木村が新事務所と契約を終えたこと、また新事務所STARTO社の福田社長がSMAP復活を願っていることなどから、SMAP再結成の可能性があると紹介された。そして今回もまた「セブン」と「週刊女性」がSMAP再結成について、そろって特集しているのだが――。

 まずは「セブン」。先週の再結成説を補強すべくクローズアップしたのが、SMAP恩人の急逝だ。先週の「自身」もこの恩人について触れていたが、『SMAP×SMAP』などを手がけたフジテレビ名物プロデューサー・黒木彰一氏が病気のため逝去した。「セブン」によると、その闘病の間、中居正広は何度もお見舞いに足を運び、また香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎、そして木村も危篤状態になって黒木氏を見舞い、さらに黒木氏の通夜の祭壇にはSMAP5人の献花が並んだという。

 そして黒木氏は生前、SMAPの再結成を願っており、昨年4月に『まつもtoなかい』(フジテレビ系)で香取と中居が共演したこと、またオンエアされなかったものの収録では香取が木村の話題を出したことを黒木氏は喜んでいたという。さらに「セブン」では、これらの経緯から、香取と木村の不仲はすでに解消され、“もはや何のわだかまりもない”と指摘する。その上で恩人の死をきっかけに、“恩讐を超えたSMAP再結成説”が強調されるのだ。

木村拓哉の頭にはSMAP再結成など微塵もない!?

 しかし一方の「週女」はまったく違った。記事では同じく恩人の黒木氏の死を取り上げているのだが、旧SMAPメンバーのうち木村だけが通夜に姿を現さなかったことを「(故人より)“SMAPのことで騒がないでほしい”という思い」だと分析、そもそも木村の頭にはSMAP再結成など微塵もないとして、こう記している。

「(俳優業にまい進する木村は)いつまでも“SMAPのキムタク”ではなく“木村拓哉”としてやっていきたいという意思の現れではないでしょうか。その気持ちが強く、再結成は“したい ”“したくない”以前に、考えてすらいない可能性が高いのかもしれません」(芸能ジャーナリスト・佐々木博之氏のコメント)

 そして、こう結論付けた。「(木村は)“もうSMAPは捨てる”という覚悟で、俳優業に挑んでいるのだろう」と。

 各誌、いろんなことを勝手に臆測、推測しているだけで、SMAP再結成に関して決まっていることなど何もない。そういうことだろう。恩人の死を引っ張り出してまでSMAPを、そして再結成をネタにする。これもSMAPが偉大なアイドルグループだったことの証左だし、今後も時に触れ折に触れ、風物詩のようにこうした記事が繰り返し掲載されるだろう。中森明菜の完全復活ネタと同じ雰囲気になってきた。

「女性セブン」の懐かしい“昭和”な記事

 そんな女性週刊誌だが、なんとも昭和チックな記事があった。それが浅田美代子のデビュー50周年記念イベントを紹介する「女性セブン」の記事だ。このイベントには超豪華なゲストが顔をそろえたという。MISIAが生歌を披露し、「ビデオメッセージ」のコーナーでは長澤まさみ、西田敏行、明石家さんまがスクリーンに登場、そして三浦友和と佐藤浩市は花束を持って壇上に現れ、ほかにも浅田と“再婚説”まであった小泉純一郎元首相の姿も。

 そんな豪華なメンバーのなかでも「セブン」が“掘り起こした”のが、藤井フミヤと小泉今日子だ。この2人、イベントだけでなく、その後の打ち上げにもそろって参加したようだが、記事には2人のこんな過去が。

「2人は人気絶頂だった’87年に交際が報じられて、“ビッグカップル”と大騒ぎになった」
「フミヤは’90年に中学の同級生で長年連れ添った彼女と結婚。小泉とは二股交際だったという報道もあった。その直後、小泉とフミヤの弟である藤井尚之(59才)との半同棲が写真週刊誌に報じられた」

 あったねぇ、そんなことが。浅田の豪華イベントとそれを紹介する「セブン」記事も、なんだか豪華絢爛で昭和な芸能界の雰囲気を醸し出しているが、さらにキョンキョンと藤井兄弟の熱愛騒動も懐かしい! ああ、昭和!

STARTO社の“お披露目イベント”で嵐再集結!?

 そして「女性セブン」にはもうひとつ、旧ジャニーズ・嵐の再集結ネタが。

 4月10日東京ドームで、そして5月29日、30日には京セラドームでSTARTO社の“お披露目イベント”が開催されるらしい。ジャニー喜多川氏の性加害が社会問題化して以降、初の旧ジャニ関連の一大イベントだが、その演出を松本潤が担当し、さらに嵐のメンバーもなんらかの形で関わる可能性があるらしい。つまり再集結ね。

 しかし――。「セブン」の取材に対し、STARTO社の返答は「現段階で公表できるイベントはありません。契約に関する質問にはお答えしかねます」だって。嵐の再集結ネタも、これまた推測と臆測だらけだ。

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