お値打ち価格で天丼を楽しめる全国チェーン店「天丼てんや」。人気店ではあるものの、業績悪化にコロナ禍が追い打ちをかけ、ここ数年、特に首都圏以外の店舗の閉店が続出しています。目玉メニューだった税込500円の「天丼」も現在では560円に値上げされ、客離れが起きているかもしれません。
しかし、そんなてんやが、2024年2月28日から、新たな定番メニュー「いろどり天丼」と「海老といかの上天丼」を販売開始! 特に「海老といかの上天丼」のほうは、人気の「上天丼」を9年ぶりにリニューアルしたとのことで、「気になっている」というてんやファンも多いのでは? 早速、店舗に足を運んでみました!
※価格はすべて税込
※価格やメニューは2024年3月1日時点の情報です
※最新の情報は公式サイトや公式SNSをご確認ください
※店舗によって取り扱うメニューが異なる場合があります
目次
・てんやの新しいレギュラーメニュー
・「海老といかの上天丼」実食レポ
・「海老といかの上天丼」の名脇役
天丼てんやの新しいレギュラーメニュー「いろどり天丼」「海老といかの上天丼」とは?
さて、最寄りのてんやにやって来ました。午後1時頃で店内はほぼ満席。業績が下降線のチェーン店という印象はまったくありません。
今回のお目当てである「海老といかの上天丼」は710円。
海老2本、いか、れんこん、いんげんの天ぷらがのった天丼に、みそ汁とたくあんがついています。さすがてんや、このボリュームの天丼が710円で食べられるなんて驚きです。
ちなみに同じタイミングで新発売された「いろどり天丼」は、海老、とり天、かにかま天、磯辺風ちくわ、まいたけ、いんげんなど、人気食材が一堂に会した丼で830円だそうです。
天丼てんやの新作「海老といかの上天丼」、おいしいけれど唯一の欠点は?
注文から数分で、「海老といかの上天丼」が運ばれてきました。
海老がデカい! しかも2本!! テンションが上がる見た目です。
まずは海老の天ぷらからいただきます。よくスーパーのお買い得品で、衣が分厚いばかりで海老の存在感がほとんどない海老天に当たってしまうことがありますが、こちらはちゃんと身がしっかりしています。
旨味たっぷりの天丼のたれがかかったご飯と一緒に食べれば、口の中に幸福感が広がります。
次にいんげんとれんこんの天ぷらを食べてみると、歯ごたえがあって◎。
特にれんこんのポリポリ食感は、食事のいいアクセントになります。
そしていかは……箸で持ち上げると、想像以上にクタッとしているのが気になってしまいました……。
かみ切りにくさがないのはいいのですが、それにしてもシナシナで、ここは唯一の欠点といえるかもしれません。とはいえ、そこを上回るほど海老天がうまい!! 残しておいた1本を食べ終えると「満足度100点の逸品」と感じました。
てんやの天丼は胃にもたれにくい? たくわんの付け合わせがうれしい!
一方、「海老といかの上天丼」の名脇役といえるのが、たくわん! 天丼の量に対してたくわんの量が多めで、すぐなくなってしまうことを恐れず、ボリボリ食べられて最高でした。
実は私、人生で天丼を食べた回数は10回にも満たないくらいだったんです。というのも、「天丼=くどい」というイメージが根強く、店内に入った瞬間、油っぽい匂いが漂ってきたのも、正直「ウッ……」となっていたんです。
ところが、「海老といかの上天丼」は嫌な油っぽさやくどさはナシ! たくわんと一緒に食べると、口の中はむしろ“さっぱり爽快”でした。当然、人にもよりますが、てんやの天丼は胃もたれしにくいのかもしれません。実際、店内には年配のお客さんがたくさんいましたよ!
閉店が相次ぎ、街なかでの存在感も薄れているように見えるてんやですが、新作メニューを食べて、その魅力は決して失われていないと思った次第です。気になった方は、ぜひお近くのてんやに足を運んでみてくださいね。
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