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【2024年冬ドラマ視聴率推移】『さよならマエストロ』あわや1ケタ落ちも……2ケタキープの理由は?

 日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系)の第8話が3月3日に放送され、平均世帯視聴率10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人6.6%を記録。昨年7月期の同枠で放送された『VIVANT』に次いで“全話2ケタ”の可能性が出てきた。

目次

・西島の指揮姿は好評?
・今クールのTBSは豊作

『さよならマエストロ』西島秀俊の指揮シーン、「素人っぽい」の声減少?

 同ドラマは、2022年1月期の『妻、小学生になる。』や19年7月期『凪のお暇』(ともにTBS系)などの大島里美氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。

 5年前の“ある事件”をきっかけに音楽業界と距離を置いていた天才指揮者・夏目俊平(西島秀俊)が20年ぶりにウィーンから帰国し、娘の響(芦田愛菜)との絆を再生していくヒューマンドラマだ。

 第8話では、俊平が故郷である四国・高松に30年ぶりに帰省。俊平には、実家で暮らす父・行彦(柄本明)から勘当された過去があり、今回はその理由が明らかとなった。

「第6話までは地方オーケストラの再生物語が軸でしたが、第7話あたりから俊平の過去や人物像にフォーカスした内容に。登場人物がより深く描かれ始めたこともあり、これまで以上にドラマにのめり込む視聴者も続出しているようです。また、ドラマ開始直後、ネット上では西島の指揮シーンに対して『動きが素人っぽい』という声も散見されましたが、今ではそういった声はほとんど見られません」(テレビ誌記者)

2024年1月期のTBSドラマは「豊作」! GP帯3作とも好評

 なお、同ドラマの平均世帯視聴率は、初回の11.4%から回を追うごとに微減し、第5話は10.0%と“あわや1ケタ”というところまで下降。しかし、第6話で10.8%、第7話で10.9%と回復した。

 そして、第8話では前回からダウンしてしまったものの、この調子が続けば“全話2ケタ”もありえる。加えて、近年の日曜劇場の傾向から、最終回で自己最高視聴率を叩き出す可能性もあるだろう。

「今期はGP帯で『さよならマエストロ』『不適切にもほどがある!』『Eye love You』の3作品を放送しているTBSですが、総じて視聴者からの評価が高く、一部ネット上では『今クールのTBSは豊作』と話題になっています。かつて“ドラマのTBS”と呼ばれていた同局ですが、昨今の脚本のクオリティの高さから、そのイメージが復活しつつあるともいえそう」(同)

 王道の感動路線が視聴者にカチッとはまった『さよならマエストロ』。最終回まで、視聴率の推移にも注目したい。

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