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明星の低糖質カップ麺リニューアル、「麵がイマイチ」「塩分多い」悪い口コミは改善されたのか検証

ByAdmin

3月 11, 2024 #カップ麺, #食べ物

 余計なカロリーは摂取したくない、でも好きなものをたらふく食べたい……。そんな悩みを抱えている人は少なくないと思います。こうした悩みを(主に自分のために)解決すべく、業界屈指の肥満体を誇るグルメライターがさまざまな糖質オフやゼロカロリー食品を実食しレビュー! 

 今回は、日清食品グループの明星食品からリニューアル販売された低糖質カップ麺「ロカボNOODLES」シリーズのラーメンタイプ4種類を、リニューアル前の商品との比較を交えて徹底評価。ジャンクフードの代表格というイメージも強いカップ麺ですが、低糖質でおいしい、そんな都合の良い一品は存在するのでしょうか?

目次

明星食品「ロカボNOODLES」概要
「ロカボNOODLES」リニューアル前の口コミ
「ロカボNOODLES」栄養成分表示を比較
「ロカボNOODLES」謎肉に変化
「ロカボNOODLES」味の変化を検証

明星食品「ロカボNOODLES」とは? 2024年3月4日にリニューアル

 現在、スイーツや飲料をはじめとしたさまざまなジャンルの飲食品で普及しつつある低糖質商品ですが、カップ麺にもこうしたラインナップは存在しています。

 特に知名度の高いものとしては、日清食品の「カップヌードル PRO」シリーズ、そして日清食品のグループ会社である明星食品が販売している「ロカボNOODLES おいしさプラス」(以下、「ロカボNOODLES」)シリーズが挙げられるでしょう。

 筆者もカップ麺が唐突に食べたくなった時などに、これらの商品を手に取り食すことがあり、その満足度の高さにいつも感激している次第です。

 そんな中、3月4日に「ロカボNOODLES」シリーズがリニューアルされ、さらに新商品も追加されたことを聞き、早速これらの新商品のうち、ラーメンタイプの「こってり醤油」「濃厚鶏白湯」「ピリ辛酸辣湯」「豚旨カレー」の4種類をゲット。以前ストックしていたリニューアル前の商品と比較しながら、その味を確かめることにしました。

明星食品「ロカボNOODLES」リニューアル前の口コミは? 「レベル高い」「麺の食感がイマイチ」と賛否両論

 先に述べたように、「ロカボNOODLES」シリーズについて筆者はかなり満足度の高い商品(特に、「ピリ辛酸辣湯」が筆者の好みで、食べた数も3ケタは下らないはずです)と認識していましたが、ネット上の口コミでは賛否両論となっています。

 同シリーズについての口コミでは「低糖質にしてはおいしい」「スープのレベルが高い」などの声がある一方で、「麺の食感がイマイチ」「塩分が多い」などの声も。麺の食感については、筆者も同意せざるを得ない部分もありますが、こうした消費者の声が今回のリニューアルで反映されているのかについても確かめてみることにします。

 なお、同商品はリニューアル前も後も、希望小売価格は236円(税別)であるものの、実際の購入価格は、リニューアル前は170円、リニューアル後は159円(いずれも税込)。これらはそれぞれ別のスーパーで購入しましたが、大型量販店などでは、比較的安価で買えることが多いのかもしれません。

明星食品「ロカボNOODLES」リニューアル前と後の栄養成分表示を比較

 それでは、それぞれの商品についてリニューアル前と比較しながら実食をしていきます。まずパッケージを比較すると、リニューアル後はカップの上部に低糖質であることと、カロリーが大きなフォントで入れられており、低糖質かつ低カロリーであることがわかりやすいパッケージとなっています。

 以下の写真は、左がリニューアル前、右がリニューアル後(「豚旨カレー」を除く、以下同)。リニューアル後は、低糖質&低カロリーであることをかなりアピールしています。

 続いて裏面の栄養成分表示を見ると、リニューアル後の商品は以前の商品と比較するとわずかながらカロリーその他の栄養素がスリムアップされている傾向にありました。

 「こってり醤油」は、全体の量が60gから59gに変更され、熱量が9kcal、たんぱく質が0.7g、脂質が0.6g減少。炭水化物量も0.8g減っているものの、糖質量は0.2g増加しているのが若干気になるところです。また、食塩相当量も全体としては0.4g減少していますが、スープの塩分量が1.7g減っているのに対して、麺やかやくの塩分量は1.3g増加しており、「健康のためにスープを残すという人にとっては、摂取する塩分量が増えてしまうのかな?」という疑問を抱きました。

 「濃厚鶏白湯」はこちらも内容量が1g減っており、熱量が9kcal、たんぱく質と脂質が0.7g、炭水化物が0.6g減少。こちらは糖質についても0.1g少なくなっています。また、食塩相当量では、こちらも麺とかやくについては0.4g増えているものの、スープからは1.4g減少しており、全体としては1g減った3.5gと、カップ麺全体の中でも少ない部類といえそうです。

 「ピリ辛酸辣湯」は、内容量が58gで据え置きながら、熱量が4kcal、たんぱく質が0.4g、脂質と炭水化物が0.2g減少。糖質量も0.1g少なくなっています。一方、食塩相当量は全体で0.2g減っているものの、5.3gと今回のシリーズの中では最も多いことから、食べすぎには気をつけたほうがいいかもしれません。

 なお、新商品の「豚旨カレー」は、176kcalとこのシリーズの中でも最も低カロリーなのが特徴で、糖質量も17.4gで最も低くなっています。リニューアル後の新商品だけに、よりヘルシーさを追求したもののようです。

 以下、パッケージ裏面の栄養表示の画像です。

明星食品「ロカボNOODLES」謎肉に変化!

 パッケージを開封後に目を引いたのは、全商品に入っているプロテインキューブ、いわゆる“謎肉”の色です。リニューアル前の商品はピンクがかった色であるのに対し、リニューアル後は焦げ茶色に変わっています。実食の際には、明確な味の違いは感じませんでしたが、一般的な“謎肉”の色としては後者のほうが見慣れているので、個人的にはこれは悪くない変更だと思いました。

明星食品「ロカボNOODLES」リニューアル前後の味の違いを徹底検証

 パッケージや中身を確認したあと、お湯を注いで味の違いを確かめることに。

 「こってり醤油」は、低糖質商品としては破格のパンチがある味であることは以前と変わらないものの、リニューアル後の方がわずかながらスープにコクとクリーミーさが勝っているように思え、そちらに軍配。

 「濃厚鶏白湯」は、リニューアル前のスープは、鶏の風味が比較的ストレートに味わえるのに対し、リニューアル後はしょうがなどの香りが強くなっており、より複雑なテイストになっているように感じました。塩分を減らした分、こうした部分でおいしく感じられるようにしたのかもしれません。スパイシーなものが好きな筆者としては、リニューアル後の商品のほうがより好みに近いものでした。

 一方、筆者がこのシリーズで一番好きだった「ピリ辛酸辣湯」は、ラー油などのオイリーな感じが少し減り、さっぱりとした味に変わった印象。よりヘルシーな味わいになったともいえ、こちらが好きな人もいると思いますが、個人的にはリニューアル前のもののほうがおいしく感じました。

 新商品の「豚旨カレー」は、少し独特なスパイスの風味を感じながらも、豚のうま味と絡み合ってクセになるおいしさ。上記の通り、スパイシーな味わいが好きな筆者は、今後こちらをリピートすると決心した次第です。

 なお、心配した麺の塩分については、味の面ではあまり違いはわかりませんでした。「じゃああえて麺のほうに塩分を多く入れたのはどうしてなんだろう……?」という疑問が新たに生じましたが、全体的に塩分をカットした中で、味わいを保つために行った何らかの工夫なのでしょう。また、麺の食感についてはリニューアル後もほぼ以前のものと変わりなかった点は少し残念でした。

 以下、それぞれの調理後の画像です。食べ比べなければわからないレベルではあるものの、しっかりと味の変化が感じられました。新商品のカレーもかなりのおいしさで筆者的にはリピート確定。

 従来品よりカロリーや塩分をカットしてよりヘルシーになりながらも、しっかりとしたおいしさも兼ね備えたリニューアル後の「ロカボNOODLES」シリーズ。特に、「濃厚鶏白湯」で顕著となっている塩分量のカットについては、上で紹介した「塩分が多い」という消費者の声に対して、メーカーである明星食品が真摯に対応した結果だと考えられ、ニーズに応えようという努力が感じられました。

 贅沢なことをいえば、同じく不満点が見られた麺のレベルアップも成し遂げてほしいところ。しかし我々がさらなるおいしさの低糖質カップ麺を楽しめるよう、今後も買って応援していきたいと思います!

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