――合コン歴20年以上、累計回数2,500回以上、30代なかばに乳がんで闘病するも、現在は絶賛婚活中のライター・漫画家の白戸ミフルが「アラフォー婚活」の実体験をお届けします! 連載は一旦おやすみのため、今回はバックナンバーから「アラフォー婚活でショッキングだった出来事」をまとめてお送りします。
※2020年10月17日公開の記事を再編集しています。
自身のアラフォー婚活を赤裸々に漫画化した『オバサンと言われても結婚したい!』を連載している漫画家・ライターの私、白戸ミフルが自らの経験談から「アラフォー婚活での衝撃体験談」紹介します。
ハワイのクラブでオバサン呼ばわり!
数年前、アラフォー同級生の婚活仲間と「アラフォー独身だけど、何かをやり遂げたい!」と、ホノルルマラソンに参加することを決意しました。
それまでまったく運動をしていなかった筆者ですが、1年ほど走り込んで準備をし、観光も兼ねてウキウキでハワイに行った時のことです。3泊5日の短い滞在でしたが、マラソンは3日目だったので、初日だけは遊んじゃえと、事前に「ホノルルマラソンの日本人参加者は経営者が多い」といううわさをキャッチしていた筆者達は、出会いも大いに期待して、いそいそと夜の街にでかけたのですが……。
結論、いくつか盛り場をハシゴしたこともあり、アラサーの静岡在住(東京じゃないというのが少々がっかりポイントなのだが)の経営者や、アラフォーの東京のIT企業の経営者との出会いはあったのですが、最後に悲劇が起きたのです!
飲み足りないと思っていた私たちは最後にホテルの近くのクラブに行ったのですが、そこで「VIPで一緒に飲もう」と声をかけられ、ノコノコついていったところ……。待っていたのは、デ○サイクで不潔などうみてもアラフィフ以上のオッサンだったのです!
とはいえ、見てすぐ退散なんて失礼なことはできないと、1杯だけ飲んでいこうと、お邪魔しようとすると、即刻そのデ○サイクが「オバサンじゃん!」と一言。
一瞬何か起きたのかわからず、まわりを見回してしまいましたが、間違いなく自分に向けられた言葉でした(泣)。
その後、ショックと怒りでとても飲む気になれず、帰りましたが、デ○サイクオッサンに言われるのは納得いかないものの、初めて“オバサン”であるアラフォーの自分を自覚せざると得ない出来事でした。
そして“オバサン”化したのは、1年間の走り込みで、紫外線を浴びてシミ・シワが増えてしまったからだと言い訳(泣)して、美白対策も強化しました。でも、肌って大事ですよね。
相席居酒屋で……オバサンである現実を突きつけられた
さらに悲劇は続きます。
婚活というほどではないかもしれませんが、気軽に異性に出会える場として、出会い系のバー(スイッチバー・パブリックスタンド等)や、相席屋等の相席居酒屋も人気ですよね。そこで、アラフォーでも行きやすい大人版の相席居酒屋と噂の、銀座にある相席ラウンジ『FIX LOUNGE(フィックスラウンジ)』へ、同僚で絶賛婚活中のアラフォー女子と行ったところ……。
キラキラ系のイケメン男子率は少ないものの、アラサー以上で売り手市場の、大手メーカーや公務員の真面目そうな男子たちとの出会いはありました。しかし、お互い異性にわからないように相席相手のチェンジができるシステムがあるため、バタバタと席移動があって落ち着かないし、自分たちがチェンジの希望を出していないのに、相手に席移動された場合「もしかして相手にチェンジ希望出された!?」と不安になったりもします(泣)。
さらに、チェンジでキラキラ男子たちが筆者達の席に、向かってきていたのをキャッチした瞬間、悲劇が起こりました! 目が合った直後、キラキラ男子の1人が立ち止まり、回れ右し、もう片方を連れてトイレに行ってしまったのです……! そしてもちろん帰って来ませんでした。アラフォー女子が若いキラキラ男子と釣り合うとは思わないが、そんな反応はさすがに傷つきます(泣)。またしても、オバサンである現実を突きつけられた筆者でした。
“オバサン呼ばわり”や“顔見てチェンジ”等もされた当初はショッキングでしたが、20代のようにチヤホヤされないのは当然だし、アラフォーとしての自覚を持つのに良き経験だったと思っております(!?)。
しかし! オフラインの出会いの場では、苦戦続きとみられたアラフォー婚活ですが、コロナ禍もあり、時代はマッチングアプリやオンライン婚活等、ネットも主流ですよね。実は筆者の経験上、ネットでの婚活はアラフォーになった今も、窮屈さを感じておりません。むしろ良くなったこともあります。
次回の記事ではそんなアラフォーだからこそアドバンテージがある、オンライン婚活事情を紹介します。