人気アニメ『名探偵コナン』(日本テレビ系)の劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が、いよいよ4月12日に公開される。人気シリーズの最新作とあってファンの期待が高まっている中、業界関係者からは、メインキャストのある“言動”について苦言が聞こえてきた。
目次
・『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の概要
・平次役・堀川りょうの「あまりいただけない」言動
・和葉役・宮村優子、演技があまり上達せず
劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』、平次と和葉の関係に進展?
劇場版27作目となる今作は、北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫に、 “月下の奇術師”の異名を持つ怪盗キッドから、新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙うという予告状が届くところからスタート。
主人公・江戸川コナンと西の名探偵・服部平次は、奇しくも犯行予告当日に同地で開催される剣道大会のために同地を訪れていた。そして平次はキッドの変装を見破り追い詰めるも、そこに、刀に関係する殺人事件やキッドの命を狙う謎の剣士の影が迫る――というストーリーが展開するという。
シリーズ屈指の人気キャラクターであるキッドと平次が激突するということで、『コナン』ファンは公開前から大興奮。ともに女性人気が高いだけに、ネット上では「久しぶりに劇場版で平次とキッド様が見れる」「平次もキッドも推しだから今年の映画最高すぎる」「コナンと平次とキッドが揃う映画はおもしろいに決まってる」と盛り上がっている。
また、平次といえば、幼なじみ・遠山和葉の存在も欠かせないだろう。お互い想い合っている“両片思い”状態が長年続いている2人だが、原作者・青山剛昌氏の描き下ろしビジュアルは、そんなもどかしい関係からの進展を期待させるようなイラストになっており、「ついに平次が和葉ちゃんに告白!?」「結ばれるといいな」などと期待も聞こえる。
平次役声優・堀川りょう、現場では“気のいいおじさん”でも……「あまりいただけない」言動とは?
今作の鍵を握っているともいえる平次役を務めるのは、現在66歳のベテラン声優・堀川りょう。『ドラゴンボール』シリーズのベジータ役としても知られているが、演技力は「可もなく不可もなく、いたって普通レベル」(制作会社関係者)だという。
「高い声質のおかげで若々しい印象がありますが、 彼ももう60代後半ですからね……。ただ、 年齢を重ねるとどうしても声が低くなったり、掠れたりする中、 堀川はまだ声質を保てている方だと思います。現場では“気のいいおじさん”という印象ですね。ただ、自身の公式Xで『きさまら!オレ様の言葉を聞け!』(原文ママ)などと、ベジータになりきって発言するのは、あまりいただけません。内容によっては、キャラクターのイメージを損ないかねませんし、ファンの中には、キャラと声優は別物と捉えている人もいますから」(同)
和葉役・宮村優子、「演技があまり上達していない」と制作会社関係者厳しく評価
また、和葉役の宮村優子については、こんな厳しい評価も聞かれた。
「彼女はデビューして間もない22歳の頃に、『新世紀エヴァンゲリオン』 シリーズの惣流・アスカ・ラングレー役を掴んだことで、 その後の活躍が約束されたものとなりました。綾波レイ役の林原めぐみや、葛城ミサト役の三石琴乃をはじめとする『エヴァ』のメインキャストは、そこそこ場数を踏んできた者が多く、相当なプレッシャーだったと思います。しかし、それから30年近くたつのに演技があまり上達していません。宮村の場合、声優業以外にも歌手として活動したり、音響監督や漫画原作を手掛けるなど、裏方としても活動しているため、本人としても『声優としてはそこそこ』という自覚があるのでは」(同)
なお、堀川と宮村は過去、たびたびお互いのYouTubeチャンネルでコラボし、さまざまなトークを展開。20年12月に堀川のチャンネルで公開された「みやむーとタコ公園で待ち合わせて色々聞いてみた【名探偵コナン】」という動画内では、出演者同士でアフレコ収録後に食事に行ったり、旅行に出かけたというエピソードが飛び出した。
『コナン』チームの仲の良さがうかがえる話だが、ほかの現場でもこうした交流はあるのだろうか。
「今でこそ減りましたが、 昔は1クールのアニメが終了したあと、温泉旅館に一泊して打ち上げを行うことも珍しくありませんでした。経済が潤っていて、潤沢な予算があったからこそできたことです。ただ、『コナン』のように、長きにわたって放送されているアニメ作品の中には、 今でも定期的にメインキャストとスタッフで旅行に行き 、交流を深めているようですよ」(同)
堀川と宮村の演技はもちろん、長年培ったチームワークがどういきているのかにも注目して映画を見ると、より一層作品を楽しめるかもしれない。