旧ジャニーズ事務所(現「SMILE-UP.」)が設立した、タレントのマネジメントを担う新会社・STARTO ENTERTAINMENTが、4月10日に本格始動した。一方、個人でも活動しているKinKi Kids(以下、キンキ)の堂本光一と堂本剛はそれぞれ権利などの問題をめぐり、会社側との交渉が難航しているようだ。
目次
・堂本光一、契約めぐり「本当に慎重に動いてます」
・堂本剛、権利問題は「なにも進んでいない」
KinKi Kids・堂本光一、STARTOとの契約めぐり「本当に慎重に動いてます」
創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題を受けてその屋号を変更し、被害者への補償業務のみを行うSMILE-UP.と生まれ変わった旧ジャニーズ。公式サイト・Johnny's netも「FAMILY CLUB Official Site」へと名称を変えたが、こちらも4月9日をもってサービスを終了。10日午前0時、新たにSTARTO ENTERTAINMENTの公式サイトがオープンした。
「アーティスト一覧」ページには、TOKIOや木村拓哉ら、グループや個人のアーティスト写真が掲載されている中、キンキは2人をモデルにしたと思しき“手書きイラスト”となっている。
「剛は3月31日付で旧ジャニーズを退所しました。ただ、2月に独立を発表した際、キンキとしてのユニット活動はこれまで通り継続していく予定だと宣言しています」(男性アイドルに詳しい記者)
そのためSNS上のファンの間では、「なんでキンキだけイラストなの?」「アー写としてイラストが使われてるのは面白すぎる」と注目を集め、「事務所との契約が難航しているのかな」「権利関係の問題?」との臆測を呼んだ。
なお、光一はバラエティ『だれかtoなかい』(フジテレビ系、同10日放送)にゲスト出演した際、新会社との契約問題について言及。MCの中居正広から、剛に続いて光一が事務所を辞めた場合でも「KinKi Kidsは(活動を継続)できるの?」と聞かれ、「名前は使えないですね。名前はもう、やっぱり権利の問題があるので」「剛くん的には『例えば、“KinKi Kids”っていうグループ名を使えなくなったとしても、2人で活動するならそれでいいじゃん』っていう(考えだった)」と、内情を明かしていた。
また、「自分は別に“キンキ”っていう名前を捨てたくないから、まだ(事務所に)残ってるんだよってことではなくて……」ともコメント。新会社とどのような契約を結ぶのか話し合っている最中であることを示唆していた。
そんな光一は、4月9日に行われた主演ミュージカル『Endless SHOCK』(東京・帝国劇場)の公開ゲネプロで、ほかのキャストと共にマスコミの取材に対応。ニュースサイト「マイナビニュース」(10日配信)の記事によれば、光一は自身の契約内容に関して、「今ここで話せることはまだないですけど、自分としては、ファンの皆さんに心からエンタメを楽しんでいただけるように、安心して応援していただける環境を、今まさに整えているところ」「本当に慎重に動いてます」(原文ママ、以下同)などと語っていたという。
KinKi Kids・堂本剛、権利問題は「びっくりするほどなにも進んでいない」と告白
対して、「.ENDRECHERI.」名義でソロアーティストとして活動する剛は、同10、11日に東京ガーデンシアターで『.ENDRECHERI. Birthday Premium Live』を開催。45歳の誕生を迎えた10日公演のあいさつでは、気になる発言が飛び出したそうだ。
「ライブに参加したファンのレポートよると、剛は楽曲などの権利問題について『びっくりするほどなにも進んでいない』と告白していたようです。連日、関係書類に目を通すも内容が難しいようで、問い合わせをしても『みなさんお忙しいのか、折り返しもなかったりする』などとこぼしていたとのこと。ただ、ネガティブな様子はなくニコニコしながら話し、“自分自身は何も変わらない”とアピールしてファンを安心させていたそうです」(前出・同)
なお、11日には公式モバイルサイト・FAMILY CLUB webのブログで、光一が「個人ファンクラブを開設する事になりました」「24日 水曜日 正午オープンとなります」と報告。「今後も喜んで頂ける活動をお届けできたらと思っております」とつづり、詳細はあらためてアナウンスすると伝えた。
果たして、キンキとSTARTO ENTERTAINMENTの契約問題は、今後どう着地するのだろうか?