数多くの定食メニューを提供している飲食チェーン「おぼんdeごはん」。商業施設の中に入っているのを見かけたことがあるという人も多いはず。そんな同店では毎月18日を「ごはんの日」として、グランドメニューの値引きサービスを実施しているのですが、みなさんはご存じでしょうか? 人気の定食を安く味わえる絶好の機会ということで、その味を確かめるべく実際にお店に行ってみました!
※価格はすべて税込
※メニューや値段は4月18日時点の情報です
※店舗によって取り扱い商品が異なります
※最新の情報は公式サイトや公式SNSをご確認ください
目次
・ビー・ワイ・オー、業績回復の兆候!
・毎月18日の「ごはんの日」、定食1,350円が980円に
・人気の「鶏の南蛮揚げ味噌タルタル定食」を実食!
・「おぼんdeごはん」、「大戸屋」よりも野菜がとれる!
「おぼんdeごはん」のビー・ワイ・オー、業績回復の兆候!
「おぼんdeごはん」をはじめ、「和食・酒 えん」「だし茶漬け えん」「おばんざい・炙り焼き・酒 菜な」など、18のブランドを要する株式会社ビー・ワイ・オー。1996年10月に「手作り料理とお酒 えん 1号店(池袋西口店)」を出店し、和食居酒屋業界の先駆け的存在になりました。
その後、主戦場を駅前から商業施設に移し、2003年2月に渋谷東急東横に「和食屋の惣菜 えん 1号店」と「だし茶漬け えん 1号店」をオープン。
08年1月には、新宿ミロードに「おぼんdeごはん 1号店」を出し、17年4月に中国地方にも進出。現在では全国に41店舗を構えています。
そんな同社は、18年2月に「ケンタッキーフライドチキン」でおなじみの日本KFCホールディングスと資本・業務提携。昨年11月に開示された「2024年3月期 第2四半期 決算説明会」の資料によると、「ライフスタイルの変化や物価高騰等の影響を受けつつも、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が『5類』へ引き下げられたことで外食需要が回復しつつあり、業績回復の兆候が見え始めております」とのこと。
また、企業分析を行うリサーチ会社「シェアードリサーチ」が公開している情報によれば、業績は「2026年3月期までに回復する見込み」だそう。「店舗開発力やメニュー開発力に定評があり、好立地な商業施設に出店しており、外部環境が改善すれば、収益が改善するとSR社では理解している」との評価も寄せられています。
決して業績がいいわけではなさそうなビー・ワイ・オーが行う“顧客還元サービス”ともいえる「ごはんの日」。いったいどういった内容なのか、実際にお店に行って調べてきました!
「おぼんdeごはん」、毎月18日は「ごはんの日」! 鶏の南蛮揚げ定食1,350円が980円に
「おぼんdeごはん」は、定食メニューが全13種(肉:7、魚:6)。そのほか「サーモンの生姜醤油ソース」などの鉄板メニューは3種、どんぶりは3種、だし茶漬けは4種、うどんは5種類用意されているほか、おこさまセット、和スイーツにケーキなど、料理のラインアップが豊富!
おこさまセットやスイーツ以外のメニューは、1,100~1,500円台(税込み、以下同)で提供されています。
そんな中、毎月18日の「ごはんの日」は、1,350円の「鶏の南蛮揚げ味噌タルタル定食」を、990円の特別価格で提供しているそう。通常より360円も安く食べられるなんて、かなりお得ですよね!
おぼんdeごはん「ごはんの日」
「鶏の南蛮揚げ味噌タルタル定食」990円
実施日:毎月18日
実施店舗:海老名店を除く全国のおぼんdeごはん
※ランチメニューのみ実施なし、グランドメニューは終日販売
人気の「鶏の南蛮揚げ味噌タルタル定食」を実食! 一品の満足度&満腹度も◎
実際に注文し、運ばれてきたのがこちら。「鶏の南蛮揚げ味噌タルタル」のほか、以下の6品がセットになっています。
・選べるごはん(白ごはんor五穀ひじきごはん)
・お味噌汁
・サラダ
・副菜2種類(ポテトサラダ、くきわかめのナムル)
・お漬物
まずはメインの「鶏の南蛮揚げ味噌タルタル」から! しょうがやにんにくの入った醤油だれに漬けこんだ鶏もも肉の唐揚げに、白味噌としば漬けの入ったタルタルソースと甘酢ソースがかかった一品です。
しっかりとした衣には下味がしっかりついています。サクサク感は控えめで冷凍感がありましたが、中のお肉はジューシーで柔らかく、絶品!
タルタルソースは、そこまで味噌の主張は強くなく、後味にまろやかな味噌の風味が感じられました。玉子の量は少なく、ゆるめのソースなのでくどくなく、あっさりしたお味です。なお、アクセントのしば漬けは、お漬物の中に入っているものと同じに感じました。
唐揚げの下に敷かれた甘酢との相性も良く、一見重そうな唐揚げもさっぱりと食べられました。
そして、唐揚げの次においしかったのが、このひじきごはん! 白米か五穀米を選べるお店は多いと思いますが、ひじきが入っているのは珍しく思い、迷わずこちらをチョイス。
5種類の穀物(煎り米、金ごま、もちあわ、キヌア、オートミール)とほんのり甘く味付けしたひじきがブレンドされているんですが、口に入れると、ほどよい甘さと塩味が広がり、香ばしいごまの風味も合わさって、かなりおいしい!
ひじき嫌いなお子様でも食べやすい味付けで、予想外のクオリティの高さに感動でした。外食時、ご飯を残しがちな私も残さず食べられましたよ。
また、一見なんの変哲もないように見えるサラダのドレッシングも美味! にんじんやたまねぎなどのすりおろし野菜やごま、ガーリックが入っていて、酸味もあり、とっても爽やかなんです。生たまねぎやガーリックが苦手な私でもバクバク食べられて、「もっと野菜がほしい!」と思うほど。
そのほか、副菜のポテトサラダは、じゃがいもがゴロゴロしていて食べ応えがあり、シンプルな味付けのくきわかめのナムルも、コリコリとした歯ごたえがたまらず、どんどん箸が進みます。海藻が入ったお味噌汁もだしがきいていて体にしみました。
実際に食べてみた結果、一品一品の満足度が高く、満腹度も◎。さすがは、和食店を多く擁する会社が手掛ける定食屋だと感じました。
しかも、ごはんとお味噌汁はおかわり自由なんだそう。1,350円という、決して安くはない価格設定にも納得です。でも、毎月18日は1,000円以下で食べられますから、まだ味わったことがない人は一度食べてみてほしいなと思いました。
「おぼんdeごはん」、「大戸屋」よりも野菜がとれて女性1人でも入りやすい!
ちなみに、同じような定食メニューを展開する飲食チェーンというと、「大戸屋」が挙げられますよね。公式サイトを見たところ、同様の唐揚げのメニューは900~1100円台で提供されているようで、「おぼんdeごはん」より全体的に価格設定が安めでした。ただ、サラダや副菜はついていませんから、その点を加味すると、「おぼんdeごはん」は大戸屋超えといえるかも?
より健康的に野菜をしっかりとりたいという人には、「おぼんdeごはん」がおすすめ。
また、トッピングの種類も豊富ですから、同じメニューでも自由にアレンジすれば、いろんな味わい方ができるでしょう。
店の外観や内観も、カフェのような温かみのある雰囲気で、女性でも一人で入りやすいところも魅力のひとつ。私が訪れた際も、仕事終わりのOLさんから家族連れまで、さまざまな客層でにぎわっていました。
気になった方はぜひ18日にお店に足を運び、まずは「鶏の南蛮揚げ味噌タルタル定食」を食べてみては?
ちなみに、お店では「ひじきごはんの素」330円、「ドレッシング」680円がそれぞれ販売されていますから、こちらも要チェックですよ!