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人気の低価格スーパー【カネスエ】、買い物をして悔しさを覚えたワケ

ByAdmin

4月 29, 2024 #食べ物

 2024年4月現在、愛知、三重、岐阜、静岡の四県に36店舗を展開する地域密着のスーパーマーケット「カネスエ」。無駄を徹底的に省くことで低価格を実現している、価格訴求型の店舗です。店舗数、売上ともに順調に伸ばしている「カネスエ」とはどんなスーパーか? 実際に行ってきました。

目次

【カネスエ】とは?
【カネスエ】で実際に買い物してみた!
【カネスエ】悔しさを覚えるほど、充実した買い物

【カネスエ】とは?

 東海地区に特化し、地域に密着した店舗開発を展開しているスーパーマーケットチェーンの「カネスエ」。多くのスーパーがひしめき合う東海エリア内で、圧倒的な低価格を武器に、着実に店舗を拡大しています。ナチュラルフードストア「旬楽膳」、小型店舗「Felna(フェルナ )」もカネスエグループが独自開発した商業施設です。

 安さの理由は、無駄を徹底的になくした売り場構成。お客様の店内の動き方を実測してデータ化し、適切なレイアウトを決めています。店頭商品にしても、気温や土地柄を考慮した売上予測を立てて、最適化を図っているようです。もちろん、科学分析だけではありません。定期勉強会や海外視察を実施するなど最新の業界研究に余念がなく、そこで得た知識をお客様に喜んでいただけるような店舗づくりに落とし込んでいます。

 また、「おいしいもの、いいものだけを」をコンセプトとし、さまざまな自社商品を開発しているところもカネスエの特徴です。製造・加工・物流機能を持つ各種センターを構えることで安心・安全な食のルートを確保し、おにぎりや惣菜などの加工食品を店頭に並べられています。

 価格と品質の両方を大切にしているカネスエの商品がどれほどお手頃なのか、そして味のクオリティはどの程度なのか、実際にレポートしたいと思います。

【カネスエ】で実際に買い物してみた!

 足を運んだのは、名古屋の中心に近い店。駐車場の広さは十分なものでした。同じ建物内にはSeriaやクリーニング店もあり、1カ所でお買い物を完結できそうです。

売り場の印象

 入店するとまず目に飛び込んでくるのは、「価格据え置き」と書かれた大きなチラシ。こちらには2024年5月末までは値上げしないと決めた商品がリストアップされていました。

 炭酸水は39円、ちくわは59円、6枚切りの食パンは87円……。どれもこれも、ウワサ通りのお値打ち価格です。

 果たして、店内にはどんな商品が? とはやる気持ちを押さえつつ進むと、色とりどりの野菜や果物が並ぶ生鮮コーナーが見えてきます。ちょっと珍しい野菜も並んでいました。その先には、鮮魚コーナーが。明るめの照明のおかげもあるのでしょうか、青魚がキラキラと光っていて、とても新鮮に見えました。小ぶりなものからビッグサイズまで豊富にそろっていて、単身者にも大家族にもぴったりなものが見つかりそうです。

店内はとにかく明るい、床もピカピカ!

 そこからは外回りで日配品コーナー、広々としたレイアウトが組まれた精肉コーナー、乳製品コーナー、冷凍食品、総菜、そしてパンコーナーと歩みを進めました。店内の中心エリアにはお菓子や調味料、カップ麺、レトルトや乾物、飲料、ちょっとした日用品などが並んでいます。

 やや年季が入っていそうな外観とは印象が異なり、店内はとにかく明るい!鮮魚や精肉など、鮮度が大切な食材がより一層輝いて見えました。また、床もピカピカに磨かれていて、埃ひとつ落ちていなさそうな状態でした。こうしたところからもお客様に対する心遣いがうかがえます。

お弁当がどれも297円、びっくり!

 この物価高の時代にあって、非常に頑張っている印象を強く受けました。生鮮や精肉もさることながら、惣菜やお弁当の価格設定には特に目を見張るものがあります。

1.生鮮コーナー

 ぶなしめじ2株で97円、バナナ1袋で107円と低価格で、さまざまな産地の野菜や果物が置かれていました。彩りの良い配置で、見ているだけで楽しかったです。

2.精肉コーナー
L字型のレイアウトにするほど精肉コーナーは広く、力の入れ具合が感じられました。小パックもありましたが、500g以上もある大容量パックの商品が特に多い印象。しかし、例えばプレミアムポークカタ切落しメガ盛りは100gあたり75円とお値打ちで、大容量のものでも500円以下で販売されていました。若鶏ムネ肉徳用3枚は100gあたり47円とこれまた安く、手に取っている人を何人か見かけました。

3.惣菜コーナー

 店内で最もコストパフォーマンスが高いのでは!? と感じたのが、297円のカネスエオリジナル弁当。定番のおにぎりセットや唐揚げ&春巻き弁当、お寿司、天丼など、バラエティ豊富なお弁当がどれも297円なんて、ちょっと信じられません。

 297円の「竹の子ごはん弁当」は、卯の花、揚げ物、煮物が詰められたコンパクトなお弁当で303kcalと低カロリー。少食な方やダイエッターにはよさそうです。

 ただし、これらのお弁当の多くは要冷蔵で、必ず電子レンジで温めてから食べる必要があるため、外出先で食べたいと考えている方は要注意です。そういった方たちは、49円から購入できるおにぎりを選ぶと良いかもしれません。

 もちろんお弁当だけではなく、揚げ物やサラダ、煮物などの単品惣菜も充実していましたよ。夕食を簡単に済ませたいときや、副菜が決まらないときに重宝できそうです。

 こちらは「大阪流串カツ盛り合わせ」。5種類の串揚げが2本ずつ、計10本入って358円だったので、おなかがいっぱいになりました。二度付け禁止のこだわりソースがついているところもポイントです。

4.ベーカリーコーナー
 自社で製造したパンがいくつも並んでいました。95円で購入できるほどよい大きさのパンがいくつかあり、小腹が空いたときにぴったりだなと思いました。ネット上で評判が良い全粒粉入りパンも158円で販売されていました。

 その他、インパクトに残っているのが、レジの前にある大きなワゴンに入っていたディスカウント商品たち。カルピスは1本68円で、ほかのスーパーよりもかなりお値打ちだと思い、並んでる間、手に取ってしまいました。飲料と言えば、ネスレのネスカフェエクセラ無糖は89円で、まとめ買いするとかなり出費を抑えられそうだと感じました。

【カネスエ】悔しさを覚えるほど、充実した買い物

 カネスエに足を運んでみて、「なんで今まで来なかったんだろう」と悔しさを覚えるほど、充実した買い物ができました。

 数ある商品のなかでも、やはり最も気になったのがお弁当のラインナップ! 297円と破格の安さに、味の面でいささかの不安を覚えたことも確かです。

 しかし、ごはんを一口ほおばると、竹の子のやさしい香りとしゃきっとした食感を楽しめるごはんで、つくねとレンコンの揚げ物も食べごたえがあり、297円とは思えないクオリティの高さ。職場が近かったら、毎日通って昼食を調達したいくらいです。自炊をするよりリーズナブルで、栄養もしっかり摂れるのでは? と感じました。

 おにぎりから煮物、揚げ物まで充実していて、「廃棄は大丈夫?」と心配になるほどでしたが、カネスエは在庫管理も徹底しているので、その心配は無用なようです。

 一方で、生鮮や精肉のラインナップも魅力的でした。特に生鮮は外国産の珍しい野菜も取り扱っていたので、マンネリな献立を見直したいときに手に取ってみると良さそうです。

 次回訪れる際には、全粒粉入りの食パンを絶対に購入しようと思います。店舗を訪れた時点では知らなかったのですが、SNSを中心に高評価の口コミが多数挙がっていたので、私もチャレンジしてみたいと思います。そして、ネットで紹介されていたように、朝食時にトースターでこんがりと焼いて、コーヒーと一緒に味わえば、さらにカネスエの魅力に気づけるかもしれません!

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