ヒップホップ界の重鎮P・ディディことショーン・コムズが元恋人でR&B歌手のキャッシーに対して殴る蹴るの暴行を加える映像を、米『CNN』が報道。ネット上は騒然となっている。
目次
・ P・ディディ の元恋人に対する暴行疑惑
・背中や尻を思い切り蹴り上げ、引きずる
・P・ディディ、「この頃は病んでいた」謝罪声明
P・ディディ の元恋人に対する暴行疑惑
権力を利用して男女構わず性的暴行をはたらいたり、殴る蹴るなどの暴力を振るい、金で口封じをしてきたなどとうわさされてきたP・ディディことショーン・コムズ。
子どもを3人もうけた元恋人キム・ポーターに対しても日常的に暴力を振るっていたといわれ、2018年にキムが急死した時は「とうとう殺してしまったのか」「コネを使って病死にしたに違いない」などともささやかれた。
昨年11月に元恋人だったキャッシーから性的暴行や虐待で提訴された時には、全否定しながらも速攻で示談を成立。その後も、 複数の男女から次々と訴訟を起こされ、ディディの終わりも近いといわれるように。
そんなディディだが、キャッシーを激しく暴行している映像を、このたび『CNN』が入手。公開されると同時にネット上でたちまち拡散された。
背中や尻を思い切り蹴り上げ、引きずる
問題の映像は、16年に彼らが滞在したロサンゼルスのホテルに設置された防犯カメラ に映っていたもの。
荷物を持って足早にエレベーターに向かうキャッシーを、腰にバスタオルを巻いたディディが走って追いかけるというシーンからスタート。追いついたディディは彼女の首元をわしづかみにし床に投げつけると、倒れて動けない彼女の背中やお尻を思いきり蹴り上げ、服をつかんで引きずりながら部屋に戻ろうとする。
キャッシーは必死で抵抗し、ホテルの電話で助けを求めようとするが、戻ってきたディディに追い詰められる。ディディが彼女に向かって花瓶を投げつけるなど、音声はないが怒鳴っていることがよくわかる鮮明な映像となっている。
この映像を受け、ネット上では「これは十分な証拠に値する。すぐに逮捕すべき!」といった当局への要求が噴出。しかし、ロサンゼルス 郡検察局 は「16年の事件であるため、時効のため暴行罪で起訴することはできない」と、何もアクションを起こさないことを発表した。
P・ディディ、「この頃は病んでいた」謝罪声明
キャッシーは昨年起こした訴訟で、数多く受けた被害のうちのひとつとして、「16年に泥酔したディディにあざができるほど顔を殴られた」「彼が眠ったのを見計らってホテルを出ようとしたら、叫びながら追ってきて花瓶を投げつけられた」と主張。
今回の映像と一致することから、彼女が主張しているほかの暴行事件や「薬物漬けにされた」「セックスワーカーとの性交渉を強要された」という訴えも事実だろうと、ネット上では騒然となっている。
一方、ディディはすぐに謝罪声明を発表。「この頃は病んでいた時期で」「セラピーも受けた」と弁解した上で、「決して許されることではない」「申し訳ないと思っている。責任は取る」と語る動画をインスタグラムに投稿したが、ネットユーザーはドン引きしている。
ディディは邸宅のいたるところに監視カメラを設置していたことが確認されており、今回の映像どころではない暴行映像も出てくるのではないかとささやかれている。