サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』に参加した元練習生によって結成され、6月19日にメジャーデビューを控えている4人組ガールズグループ・IS:SUE(イッシュ)。4月17日発売の1stシングル『MIRAI』でデビューした11人組・ME:I(ミーアイ)の派生グループですが、SNS上ではファン同士が対立しているようです。
目次
・『日プ3』から誕生のME:I、ISSUEとは?
・ME:IとISSUEファンの対立煽りはLAPONEの「常とう手段」
・ME:I、LAPONEの先輩・DXTEENとの写真撮影で批判
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』から誕生のME:I、ISSUEとは?
韓国発のサバイバルオーディション番組の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』(以下、日プ)シリーズの第3弾として昨年10~12月に配信・放送された『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(Lemino、TBS系)。ハロー!プロジェクトに所属するアンジュルムの元メンバー・笠原桃奈ちゃんが参加するとあって、いちハロオタとして私も注目しており、いざ配信が始まって見始めたら見事に大ハマリ。
『日プ』といえば、11人組ボーイスグループ・JO1やINIを輩出してきましたが、『日プ1』でトレーナーを務めた、ハロオタにもおなじみのボイストレーナー・菅井秀憲先生のレッスンの切り抜き動画をSNSで目にしたり、デビューメンバーが決まるファイナルを野次馬精神で見たくらいで、初回からガッツリ追うのは今回が初めて。
「スポ」(「スポイラー」の略で、ネタバレを指す言葉)や「チッケム」(パフォーマンス中のメンバーをひとりだけ追いかけているカメラのこと)などの用語の意味も、『日プ3』で知りました。
それに、ひとつのパフォーマンスがきっかけで視聴者に“見つかり”、ファンがどんどん増えていく様子は見ていてドキドキワクワクしていましたし、オタクの布教活動の大事さ、団結力の重要性などもあらためて感じさせられましたね。
そんな『日プ3』ファイナルでデビューを手にしたのが、先ほど名前を挙げた笠原桃奈ちゃんをはじめ、村上璃杏、高見文寧、櫻井美羽、山本すず、佐々木心菜、飯田栞月、清水恵子、石井蘭、海老原鼓、加藤心ちゃんの11人。
「ME:I」というグループ名には「新しい日本の世代を代表する“未来のアイドル”」という意味が込められていて、キラキラしたかわいい系のコンセプト。公式キャラクターのネコ「ME:EYE(ミャイ)」も、女児向けアニメに出てきそうな風貌です。
対して、ME:Iのデビューから1週間ほどたった4月25日に結成が発表されたIS:SUEは、かっこいい系のコンセプト。メンバーは、最終順位12位の坂口梨乃、13位の会田凛、15位の田中優希、16位の釼持菜乃ちゃんの4人で、グループ名には「常に注目や話題性(ISSUE)を持って人々を魅了する、魅力的で“異種”な存在」という意味が込められているそう。
平均165.65cmという高身長グループであることもあってスタイリッシュな雰囲気で、6月19日発売のデビューシングル『1st IS:SUE』のリード曲「CONNECT」もクールな一曲になっていて、ネット上では「和製aespaっぽい」「LE SSERAFIMみたい」との声も上がっています。
ME:IとISSUEファンが対立? 所属事務所・LAPONEの「常とう手段」と言われるワケ
なお、IS:SUEの所属先はME:Iと同じく、今年2月にLAPONEエンタテインメントの新法人として設立された「株式会社LAPONE GIRLS」。
事務所が同じということは、今後2組の共演も見られるかもと、私はのんきに考えていたんですが……SNS上を見た限り、「IS:SUEのデビュー早すぎないかな」「今後ME:Iは蔑ろにされそう」「ME:Iよりも明らかに衣装パターン多くて映像もお金かかってる」などと、複雑な思いを抱えているME:Iファンは多い様子。
一方で、IS:SUEファンの中には、ME:Iを下げて自分の推しを上げるような発言をしている人もおり、すでにファン同士がバチバチしているような印象を受けます。
こうした対立を煽る売り出し方には、「LAPONEの常とう手段」と指摘する声も複数見受けられました。ファンの闘争心に火をつければ、CDの売り上げや動画の再生回数なども上がりそうですし、事務所側としては願ったりかなったりですもんね。
実際、LAPONEの先輩でもあるJO1やINI、INIの派生グループ・DXTEENファンの間にも溝があるようで、過去に行ったボーイズグループファンによる座談会企画では、JO1ファンから、ファン同士が「すごく仲がいいという感じじゃない」「『JO1しか好きじゃないです』『INIとか知りません』みたいな“オンリーファン”が多くて。一部には、他グループのアンチみたいなファンもいる界隈」との発言が飛び出しています。
確かに、それぞれ好みもありますし、どこの界隈にも相容れないファン同士は存在しますから、対立は避けられないのかもしれませんが……。ME:IメンバーからはIS:SUEメンバーとの交流エピソードも漏れ聞こえてくるため、本人たちは変わらずいてくれることに安心しています。
ME:I、LAPONEの先輩・DXTEENとの写真撮影で批判も……
ちなみにME:IやIS:SUEの場合、先輩ボーイズグループファンからもあまり歓迎されていない様子。
LAPONE所属と発表された時点で拒否感を示す声が多く上がっていましたし、5月3日に行われた『Rakuten GirlsAward 2024 SPRING/SUMMER』に、ME:IとDXTEENが出演した際、集合写真がそれぞれの公式SNSにアップされたんですが、特にDXTEENファンから否定的な意見が寄せられていました。同じLAPONE所属ということで、恋愛関係に発展する可能性を懸念する人が多いようです。
韓国のように、同じ事務所にガールズグループとボーイズグループが混在している日本の芸能事務所といえば、大手だとLDHやスターダスト、エイベックスが挙げられるものの、韓国ほど積極的にコラボさせている印象はありません。
LAPONEは所属アーティストによる合同ライブ『LAPOSTA』を23年から2年連続で行っていますが、この様子だと来年、おそらくME:IとIS:SUEは出演しないでしょう。そのほうがアーティスト側もファン側も安心でしょうし……。
ただ、私はME:IとIS:SUEはもちろん、JO1やINIとのコラボも好意的に受け止められるタイプなので、『日プ3』のポジションバトルでINIのデビューシングル「A」(21年11月)の活動曲「Rocketeer」を踊っていたME:Iの石井蘭ちゃん、山本すずちゃん、IS:SUE・会田凛ちゃんが本家に混じって踊るところが見たい!(安直な考えですみません)
手始めに、『日プ』と関わりの深いTBSの音楽番組で、いっちょかましてくれないですかね? 番組側が主導すれば、叩かれた際もLAPONE側は逃げ道ができますし(笑)。反響がよかったら、その後もコラボステージをどんどん用意してほしい!
その前に、まずはME:IとIS:SUEのファンの対立を最小限に抑える必要はありそうですが……。
いつの日か共演がかなうことを願いながら、ME:IとIS:SUEの活動を見守っていきたいところです。