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売上好調ドラッグストア【クリエイト】“スーパー使い”して感じた安さと不安

 関東地方を中心に約720店舗を展開するドラッグストア「クリエイト」。店舗によっては生鮮食品も展開していて、ネット上では「卵や牛乳が安い!」「スーパーより便利」といった口コミも見られます。そこで今回は実際に店舗へ行ってみて、食品スーパーとしての実力を検証しました。

目次

・【クリエイト】売上高は右肩上がり
・食料品売り場の実力を調査
・限定クリームドーナッツを実食!
・ピンポイント買いが吉か

※価格はすべて税込。
※価格や商品は2024年6月2日の情報です。
※店舗によって商品や価格は異なります。

【クリエイト】スーパーを買収し、生鮮食品を強化

 クリエイトエス・ディーが運営するクリエイトは、本社のある神奈川県で圧倒的シェア1位を誇るドラッグストア。ほかに東京、埼玉、千葉、茨城、群馬、静岡、愛知で展開しています。

 2020年に食品スーパー「ゆりストア」を買収したクリエイトですが、近年はより青果・精肉・鮮魚を強化。地域のスーパーに真っ向勝負をしかけているようです。

 こうした攻めの姿勢で、売上高は20年以上も右肩上がり。2023年5月期連結は約3,809億円(前年同期比8.6%増)で、今期売上高も過去最高を更新する見込みだといいます。

 そんなクリエイトで、食品売り場を中心にチェックしていきます。

【クリエイト】食料品売り場の実力を調査!

 最寄りのクリエイトに到着。こちらは薬剤師がいる薬局が入った店舗になります。

 まず気になったのは、「外へ向けて商品をアピールしていない」という点。「マツモトキヨシ」など多くのドラッグストアでは、入り口の外まで商品が並んでいたり、商品のポップやチラシが外に向けて飾られていたりしますが、この店舗は入店するまで中でどんなものが売っているのか、まったくうかがい知れません。

 こちらの店舗は、入り口側の3分の2ほどが薬局、化粧品、日用品などのスペース、そして奥が食品売り場になっています。

 値札には白と黄色があり、黄色い値札が付いている商品がお買い得商品のようです。

生鮮食料品をチェック

 食品売り場へ向かうと、まず149円の10個入り卵パックが目に飛び込んできました。「お一人様1点限り」とのことですが、この地域のスーパーでは安い時でも200円前後なので、最安の可能性が高いです。

 このほかの生鮮食品は、小粒納豆3個パックが51円、ヤシマ食品の絹豆腐が一丁38円とこちらもお得。近所の「ベルク」でプライベートブランドの豆腐が同じ価格で売られていたので、やはり地域のディスカウントスーパーを強く意識しているようです。

 一方、お肉売り場は広くはないものの、牛、豚、鶏が一通りそろっており、国産豚バラうすぎり肉は100g222円。ほとんどのお肉が新鮮でおいしそうに見えましたが、ほんの一部、かなりドリップが出ていて、肉自体が赤く変色しているパックがありました。

 おそらく一般的なスーパーのように精肉担当者が常駐しているわけではないと思うので、こういうことが起こりやすいのかもしれません。

 実際、筆者が買い物している間、従業員は出入り口近くのレジ周辺に集中していたので、スーパー以上に客側が鮮度を見極める必要があるかも?

 同様の印象は野菜売り場でも。ほんの一部ですが、スーパーではちょっと見かけないほどくたびれた長ねぎが置いてあり、少々不安も感じました。

 とはいえ、ほとんどの商品は新鮮ですし、ゴールドキウイが95円、バナナ1房127円などとお買い得商品も目立ったので、少し鮮度に注意すればかなりお得に買い物ができそうです。

アイス&飲み物をチェック

 アイスコーナーでは「MOW」が106円、「爽」が96円、「エッセルスーパーカップ」が106円と、「もうコンビニでは買えない!」と思わされるような低価格で売られていました。

 「MOW」が88円で売られていた近所の「ロピア」には負けるものの、この地域では安いほうだと思います。

 また、ペットボトルの飲み物が全体的に安く、500ml入りのジュースは多くの種類が62円や73円で売られていました。コンビニの半額以下という商品も目立ち、ドリンク類の安さは「さすがドラッグストア!」という印象。

 さらに、クリエイトはお酒も充実。「ザ・プレミアムモルツ」(350ml)は206円、「キリン 氷結」(350ml)は3本で327円でした。

【クリエイト】でしか買えないクリームドーナッツを実食!

 こちらはチルド売り場にあった「ふわふわドーナッツ(ミルク風味ホイップ)」(105円)。ポップによると、「クリエイトだけで買えるヤマザキのデザート」なんだとか!

 クリエイト限定のヤマザキ商品は、ほかに「チーズクリーム&ホイップのパイシュー」(105円)もありました。

 中にはミルキーなクリームがぎっしり。軽い食感で甘すぎず、あっという間にペロッといただいちゃいました。かなりおいしかったので、「チーズクリーム&ホイップのパイシュー」のほうも買えばよかったと大後悔……。

【クリエイト】黄色い値札のピンポイント買いがおすすめ

 今回、クリエイトで買い物して感じたことは、主に以下の4つです。

(1)卵や豆腐など日常的に食べる食品が安い!
(2)ペットボトルの飲み物が安い!
(3)野菜や肉の鮮度は見極めが必要かも?
(4)クリエイト限定商品や賞味期限間近の激安商品など、掘り出し物も見つかる

 今回、鮮魚売り場は見当たらなかったものの(見逃しただけかも?)、主要な食品は一通りそろっていたので、クリエイトをスーパーとして日常使いすることはある程度可能だと感じました。

 ただ、お買い得の目玉商品がある一方で、すぐ横にはあまり安くない商品も並んでいたので、客として気が抜けないなあという印象も。

 もし、「すべてをお得に買いたい」「鮮度にこだわりたい」というのであれば、黄色い値札が付いた安売り商品だけをピンポイントで購入し、足りないものを別のスーパーで買い足すという方法もアリかもしれません。

 クリエイトの魅力がわかった今回のお買い物。今後、時間に余裕がある日には「一度クリエイトに寄ってからスーパーに行く」という買い方をしてみようと思います!

By Admin