6月12日、X(旧Twitter)が、近日中に「ユーザーのプライバシーを保護」する目的で、他人の「いいね」欄を非表示にすると発表。プライベートアカウントと公式アカウントを混同して興味のある投稿に「いいね」を押し、「“誤爆”している」と注目を集めてきたタレントや企業は数知れず存在する中、この記事では、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)所属タレントにまつわる“誤爆”事件を紹介していきます。
目次
・キンプリ公式Xがファンの投稿に「いいね」
・三上悠亜、長尾謙杜で“エゴサ”し誤爆?
・『めざまし』公式X“中の人”はSnow Manファン
・「いいね」非表示で炎上リスク減るか
King&Prince公式アカウント、岸優太に関するファンの投稿に「いいね」
Xに今月13日から機能が導入された、他人の「いいね」欄の非表示。これまで、プライベートアカウントと公式アカウントを混同して「いいね」を押してしまう“誤爆”が数多くあり、STARTO ENTERTAINMENTの公式アカウントも例外ではありません。
そのうちの1例、King&Prince(以下、キンプリ)の公式アカウントが誤「いいね」した、ファンの投稿2件をご紹介。
いずれも昨年1月、元メンバー・岸優太出演の『ゴタクを並べてワッハッハ』(日本テレビ系、同29日放送)放送直後に投稿されたファンの感想です。
当時は、岸と平野紫耀、神宮寺勇太のグループ脱退が4カ月後に迫った時期で、投稿主は「見ててしんどいとこ多かったけどとにかく岸くんからの言葉を聞くことが出来て良かった」とつづり、かつて放送されていたレギュラー番組『KingPrinceる。』(日本テレビ系、2022年1月~23年5月)のワンシーンを切り抜いたキャプチャー画像も添えていました。
また、もう1件の投稿は「本人が話すことで、脱退・退所の現実味が増してくる…」という内容。3人の脱退をめぐっては、本人たちの意思によるものではないという臆測も飛び交うなど、ネット上では“陰謀論”めいた意見も多数噴出していただけに、公式アカウントがリアクションを示したことで大きな衝撃が走りました。
なにわ男子・長尾謙杜と密会の三上悠亜、“エゴサ”で誤爆? ファンから反感買う
また、旧ジャニーズサイドの「いいね」以外にも大きな話題を呼んだのが、週刊誌で熱愛疑惑を報じられた女性タレント側の“誤爆”。
その人物は昨年9月、「週刊文春」(文藝春秋)で、Kis-My-Ft2・千賀健永との交際やなにわ男子・長尾謙杜との密会を報じられた元AV女優・三上悠亜。“エゴサーチ”をしていることを公言する彼女は、かねてより自身に関するファンのポストに「いいね」しており、同年10月に長尾ファンと思われる一般ユーザーの投稿に反応しました。
しかし、当該ポストに三上に関連したワードは含まれていなかったことから、長尾の名前でエゴサしている説が浮上。
過去、SNSでの“誤爆”がきっかけで“ジャニオタ”であることが発覚した女性タレントは多数存在しますが、実際に親密関係をスクープされた相手に関する情報をチェックしているかのような三上のこの行動は「ファンを煽っている」「ファンに対するマウント?」などと反感を買うことに。
『めざましテレビ』公式Xの“中の人”はSnow Manファン? 誤投稿を謝罪
そのほか、「いいね」を送る以外の“やらかし”も多発。
22年11月には、ソニーミュージックによるSixTONES公式アカウントが女性アイドルグループ・≠ME(ノットイコールミー)のメンバー、櫻井ももの新曲MVをPRする投稿をリポストしたことで、「中の人がファンなのでは?」と話題となりました。
近頃では、3月にTravis Japan公式アカウントが、ビルボードの総合ソングチャート「Japan Hot 100」の2位に同18日リリースの「T.G.I. Friday Night」がランクインしたことを喜ぶ一般ユーザーの投稿をリポスト。
4月にも、Hey!Say!JUMP公式アカウントが、旧ジャニーズ関連の投稿を行っている情報アカウントをフォローする事態が発生し、ファンの間で騒然となりました。
また、旧ジャニの公式アカウントではないものの、5月9日には、『めざましテレビ』(フジテレビ系)公式Xが「しごおわ爆速で帰ってきたら間に合った」「おはよーふかさん ずっと変わらずお手振りしてくれるのかわいいねぇ」とポスト。
すぐに削除されたもののスクリーンショットが拡散され、投稿には同局の情報バラエティ『ノンストップ!』のハッシュタグもついていたことから、「ふかさん」は番組木曜レギュラーのSnow Man・深澤辰哉を指し、アカウントを運用している“中の人”は深澤ファンなのではないかと話題に。
その後、同アカウントは「こちらの公式Xにて本日番組スタッフが誤って個人的な投稿をいたしました。大変失礼いたしました」と謝罪。ファンの間では、「最悪」「SNSの管理体制ちゃんとして」と批判の声が上がった中、一部からは「局でも会えるかもしれないのに爆速で帰ってテレビで観てるのかわいすぎ」との意見も寄せられました。
Xの「いいね」欄非表示で、タレントや企業の“炎上”のリスク減るか
このように、たびたび発生しているX上での誤爆。近年、個人アカウントを開設するタレントも増えているだけに、ファンの中には「いいね」非表示によって応援しているタレントの趣味嗜好がわからなくなって寂しいという人もいるでしょう。
一方で、タレント側にとっては、思いがけず「いいね」を送ってしまったりしても、投稿主がそれを広めない限りは周りの人にバレないため、これまでよりも炎上のリスクは減るはずです。
ただ、そうはいっても油断は禁物。SNS時代の今、どこから火種が生まれるかわかりませんし、意図しない方向で燃えてしまう可能性もありますから、タレント本人はもちろん、アカウント管理スタッフも十分に気をつけてほしいところです。