井ノ原快彦(20th Century)が社長を務め、主にジュニアの育成業務を担ってきた会社「株式会社Annex」(以下、Annex)。6月18日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)によると、井ノ原は今年3月末に同社の社長を辞任していたという。
目次
・井ノ原快彦、ジュニアの育成行うAnnex社の社長辞任
・STARTO社がジュニアの募集開始で反発の声
井ノ原快彦、STARTO社のCMO就任のウラで……ジュニアの育成行うAnnex社の社長辞任
井ノ原は滝沢秀明氏から引き継ぐ形で、2022年9月26日付で旧ジャニーズ事務所(現「SMILE-UP.」)の関連会社「ジャニーズアイランド」の社長に就任。同社はCDデビュー前のジュニアの育成やプロデュースを担当する会社で、井ノ原は自身のタレント業と並行して後輩の面倒を見る立場となった。
昨年10月には、創業者・ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害問題によって、旧ジャニーズは被害者への補償業務に専念する会社「SMILE-UP.」へと生まれ変わり、「ジャニーズアイランド」も同年11月に「株式会社Annex」へ社名を変更。
同7日、井ノ原は20th CenturyのX(旧Twitter)で、「会社に行ったら社員さん達がこんなことしてくれました。嬉しくて嬉しくて^ ^写真撮ってもらいました」(原文ママ、以下同)とつづりながら、社長就任1周年と事務所入所35周年を祝われ、うれしそうに笑顔を浮かべる自身の写真をアップしていた。
「そんな井ノ原は、昨年12月8日にSMILE-UP.の代表取締役副社長を退任。同時に、タレントのマネジメントを行う新会社・STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO)のCOO(最高執行責任者)に就任しましたが、今年4月10日、STARTOが本格始動すると、役職はCMO(最高マーケティング責任者)に変更されていたんです」(男性アイドルに詳しい記者)
同日、STARTOは公式サイトに「株式会社STARTO ENTERTAINMENT 始動します」というお知らせ文をアップ。その中では「育成部門の新設」として、「ジュニア(若手タレント)の育成およびプロデュース事業について、当社の一部門(育成部門)とし、当社直轄の事業として展開します」とアナウンスしていた。
そうした中、6月18日発売の「週刊女性」によると、井ノ原はこの発表が行われる直前の3月末にAnnexの社長を辞任していたとか。同誌取材班がAnnexの会社登記を確認したところ、「たしかに井ノ原は辞任ずみ」とのことで、記事内では後任についても伝えている。
そのほか、芸能プロ関係者が「どうやら、Annexは閉鎖するための事務処理が残っているようです。井ノ原さんはSTARTO社で、引き続き若手タレントの育成業務を行っているようです」とコメントしていた。
STARTO社がジュニアの募集開始で「イノッチは?」と反発の声
なお、STARTOは5月24日に公式サイトで、代表取締役CEOの福田淳氏の名前を出しつつ、「本日5月24日よりジュニアの募集を開始しましたのでお知らせいたします」と報告。
「本年4月10日に業務を本格化した当社は、若手タレントであるジュニアの育成およびプロデュース事業を当社の育成部門のもと、直轄事業として展開しています」と説明し、募集要項を案内していた。
この時点で、ネット上では一部ファンから「Annexはどういう立ち位置になるの?」「Annexはどこいったの?」「ジュニアの受け皿はAnnexじゃないの?」などの指摘が寄せられるように。
「また、ファンの中には、旧ジャニーズのスタッフではなく、外部からSTARTOの社長に就いた福田社長に不信感を抱いている人もいるため、オーディションの告知をきっかけに、『ジュニアの会社の社長はイノッチじゃないの? 福田の名前じゃなくて、イノッチの名前を出してほしい』『福田がジュニアの全権を握るつもり? イノッチの立場は?』と疑問や反発の声も上がっていたんです」(同)
今後、Annexが正式に会社を閉じた際には、あらためてファンに向けた発表があるものとみられる。井ノ原が引き続きジュニアの育成に関わるのであれば、彼を信頼しているファンにとっては一安心だろう。まずは本人の言葉や、STARTO側の説明が待たれる。