7月1日、Snow Man・目黒蓮が主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ『海のはじまり』(月曜午後9時)がスタート。初回放送後、ネット上では「めめ(目黒の愛称)のパパ役、楽しみすぎる!」と好意的な声が相次いだ一方、「この夏一番のホラー」と悲鳴も上がっていた。
目次
・『海のはじまり』初回のあらすじ
・第1話に「怖い」という感想も
・“避妊に失敗した男”演じる目黒蓮
※以下、『海のはじまり』第1話のネタバレを含みます。
『海のはじまり』第1話のあらすじ
同ドラマは、2022年に川口春奈と目黒が共演した同局『silent』の脚本家・生方美久氏、風間太樹監督、村瀬健プロデューサーが再集結したオリジナル作品。
公式サイトのイントロダクションには「人は、いつどのように“父”になり、いつどのように“母”になるのか。この時代だからこそ伝えたい“親子の愛”を通して描かれる“家族”の物語」とあり、目黒は大学時代の元カノ・南雲水季(古川琴音)の死後、水季と自分の間に娘が生まれていたことを初めて知る……という役どころを演じる。
30分拡大で放送された第1話では、印刷会社に勤務する月岡夏(目黒)が自身のアパートで恋人の百瀬弥生(有村架純)と夕食を食べているとスマホが鳴り、8年前に別れた元恋人・水季が病死したことを知る。
水季の葬式に参列した夏は、葬儀場でもうすぐ7歳になる女の子・海(泉谷星奈)と出会う。そこで、水季の母・朱音(大竹しのぶ)から、海の父親は夏だと告げられ動揺する。
さらに、海が夏のアパートに突然1人でやってきて、「夏くん、海のパパでしょ? 夏くんのパパ、いつ始まるの?」と問いかけるが、夏はこれに何も返せず目を泳がせるのだった――。
『海のはじまり』に「怖すぎ」「ホラー」の反応も
ネット上では「脚本も演出も神がかってて、今期一番期待できるドラマ!」「セリフが少ない分、キャストの演技力のすごさに圧倒される」などと好意的な声が続出。
一方、第1話のセリフや展開に恐怖を覚えた視聴者も少なくないようで、「めめが海ちゃんや大竹しのぶに詰められるシーン、怖すぎた」「ホラー映画を見た時のようなじめっとした気持ち悪さがあって、ザワザワが止まらない」といったコメントも散見される。
なお、ネットメディア「GINGER」のインタビューに登場した生方氏は、同ドラマで明確に伝えたいことは「ふたつだけ」とした上で、その一つとして「避妊具の避妊率は100%ではないということです」と発言。
続けて「大人でも『避妊すれば妊娠しない』という認識の人が非常に多い」「コンドームは正しく使用しても90%程度、低用量ピルの内服でも99%の避妊率といわれています」などと語り、逆にこのドラマで「伝えたいわけじゃないこと」として「家族は素晴らしいもの」とコメントしている。
目黒蓮に“避妊に失敗した男”を演じさせる『海のはじまり』
「今をときめく国民的アイドルの目黒蓮に、月9枠で“避妊に失敗した男”を演じさせるのですから、クセの強い作品といえます。昨年10月期で生方氏が手掛けた同局ドラマ『いちばんすきな花』では、さまざまなトラウマを抱える主人公たちの独特な会話劇が話題を呼びましたが、今作も視聴者の心を揺さぶる作品になりそう」(テレビ誌記者)
そんな『海のはじまり』の初回平均世帯視聴率は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。個人は4.6%だった。
「月9枠で初回が“2ケタ発進”となったのは、初回12.1%を記録した木村拓哉主演『風間公親-教場0-』(昨年4月期)が最後。その後は“1ケタ発進”が続いていて、『海のはじまり』も2ケタには届きませんでした。ただ、同じチームが手掛けた『Silent』は『TVer』で歴代最高となる7,300万回超えの再生数を記録。『海のはじまり』も同様に、ネット視聴で記録を伸ばすのではないかと期待されています」(同)
一部で「ホラー」と話題になった第1話。今後も、視聴者の反応とあわせて注目していきたい。