読売テレビ制作による日本テレビ系連続ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』(日曜午後10時30分)が7月7日よりスタート。ネット上では、初回で登場した“懐かしの女優”に反応する視聴者が相次いだ。
目次
・第1話のあらすじ
・話題を呼んだ母親役の俳優は?
・第1話の視聴率は?
『降り積もれ孤独な死よ』第1話のあらすじは?
アプリ『マガジンポケット』で連載中の井龍一氏と伊藤翔太氏による同名漫画を原作とした同ドラマは、成田凌演じる主人公の刑事が凶悪事件の真相を追っていくノワールサスペンス。
ほかに小日向文世、吉川愛、萩原利久らが出演し、脚本は波瑠主演『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)を手掛けた橋本夏氏、メイン演出は映画『先生を流産させる会』(2012)や『許された子どもたち』(20)などで知られる内藤瑛亮監督が務める。
※以下、『降り積もれ孤独な死よ』第1話のネタバレを含みます。
第1話では、2017年に冴木仁(成田)が屋敷の地下室で白骨化した13体の遺体を発見。屋敷の持ち主である灰川十三(小日向)の行方を追っていると、灰川を「父」と呼ぶ蓮水花音(吉川)が警察署にやってくる。花音いわく、灰川はかつて19人の子どもと暮らしており、自身も6年前まで一緒に暮らしていたという。
さらに、冴木の腹違いの弟・瀧本蒼佑(萩原)も灰川と一緒に暮らしていたことが発覚。身内が関わっていたことがわかり、冴木は捜査から外されてしまう――。
民放GP帯レギュラー約6年ぶり! 母親役の俳優が話題
初回では、ドラマオリジナルのキャラクターである森燈子(山下美月)が登場するなど、原作と異なる部分もあったが、ネット上では「映像が映画みたいで、クオリティが高い。小日向さんの演技が最高」「原作読んでるけど、ドラマも重厚感があってゾクゾクした」などと概ね好評のようだ。
「同枠では、前クールで間宮祥太朗主演『ACMA:GAME アクマゲーム』が放送されていましたが、『ACMA:GAME アクマゲーム』は漫画原作からの『改悪』が指摘され、ネットが大荒れ。一方、『降り積もれ孤独な死よ』は今のところ原作ファンからの評判も良く、読売テレビや日テレはひとまず胸をなでおろしたのでは?」(テレビ誌記者)
また、ネット上では蒼佑の実親役を演じる俳優・仙道敦子に対し、「仙道敦子さんだ!」「懐かしい」と反応する視聴者が続出した。
「仙道は俳優・緒形直人の妻で、かつて同局『セーラー服反逆同盟』や『ホットドッグ』(TBS系)など数々のドラマにメインで出演。しかし、結婚後は約23年にわたって活動を休止し、18年に俳優復帰しました。民放GP帯の連ドラレギュラーは同年放送の日曜劇場『この世界の片隅に』以来、約6年ぶりとなるため、久々に見た視聴者も多かったようです」(同)
『降り積もれ孤独な死よ』第1話の視聴率は?
謎の多い展開が見どころの『降り積もれ孤独な死よ』だが、初回は平均世帯視聴率5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人2.9%とイマイチいだった。
「同作は、“爆死”と言われた間宮祥太朗主演『ACMA:GAME アクマゲーム』の初回5.7%を下回ってしまいました。『ACMA:GAME アクマゲーム』は子ども向けのストーリーでしたが、『降り積もれ孤独な死よ』は一転して刺激的なシーンも目立ち、大人向けといえる。まずは、同枠から一度離れてしまった大人の視聴者を取り戻す必要がありそうです」(同)
民放公式動画配信サービス「TVer」のほうでもお気に入り数30.3万人(8日時点)と、放送中のほかの夏ドラマと比べると少々物足りない『降り積もれ孤独な死よ』。原作者の井龍氏は「地上波でここまでできるのか」と太鼓判を押しているようだが、ヒット作となるだろうか。