目次
・『GO HOME』大ヒット作の脚本家が担当
・Snow Man・阿部の演技に驚きの反応
・日テレ『降り積もれ孤独な死よ』は苦戦
『GO HOME』は、『VIVANT』脚本家のオリジナル作品
小芝風花主演ドラマ『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』(日本テレビ系/土曜午後9時)が7月13日にスタート。第1話の平均視聴率が世帯8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人4.7%を記録し、好スタートを切った。
同ドラマは、身元不明の御遺体を特定し、関係者のもとへ帰す「警視庁身元不明人相談室」の捜査官である主人公・三田桜が、同僚と共に奮闘する姿を描くオリジナルドラマ。桜役の小芝のほか、大島優子、戸次重幸、高島礼子、吉田鋼太郎らが出演する。
「『GO HOME』の脚本は、大ヒットした『VIVANT』(TBS系)の共同脚本家の1人で、2026年のNHK大河『豊臣兄弟!』の脚本も手掛ける大御所・八津弘幸氏がメインで担当。それゆえか、ネット上では『見ごたえがあって面白い!』と賛辞が目立ちます。さらに、放送中の民放ドラマにおいて、現時点では『ブラックペアン2』(TBS系)に次ぐ高視聴率となっており、この調子が続けば小芝の代表作になりそうです」(テレビ誌記者)
Snow Man・阿部亮平の演技力に驚き?
また、『GO HOME』には、2022年7月期の深夜ドラマ『NICE FLIGHT!』(テレビ朝日系)以来、2年ぶりのドラマ出演となるSnow Man・阿部亮平がメインで出演。放送前には「大抜てきだけど、演技は大丈夫か?」と心配する声も一部見られたが……。
「今作がGP帯連ドラ初レギュラーとなる阿部ですが、『NICE FLIGHT!』の時と比べると演技力が上がっている印象。ネット上のファンからも、『阿部ちゃん、演技うますぎ!』と驚きの反応が散見されます」(同)
同枠前クールの『花咲舞が黙ってない』第3シーズンの初回が記録した世帯7.8%を上回り、好調な滑り出しとなった『GO HOME』だが、同局の夏ドラマの中には苦戦が目立つ作品もある。
「読売テレビが制作する成田凌主演のノワールサスペンス『降り積もれ孤独な死よ』(日曜午後10時30分)です。初回から世帯5.2%、個人2.9%とイマイチで、同枠前クールの『ACMA:GAME アクマゲーム』を下回ってしまいました。さらに、14日放送の第2話では世帯4.8%、個人2.7%までダウン。成田の過去の主演作は、連ドラ初主演の『逃亡医F』(日本テレビ系)、昨年7月期の主演ドラマ『転職の魔王様』(フジテレビ系)が共に振るわなかったため、『今回こそは』という思いが本人にもありそうですが……」(同)
『セクシー田中さん』騒動で、漫画原作に不信感も……
『降り積もれ孤独な死よ』は初回から子どもたちの白骨化遺体が登場するなど刺激的なシーンも多いため、視聴者が多少限定されそうだが、加えて“漫画原作”であることに否定的な意見もあるようだ。
「原作者の漫画家が亡くなった『セクシー田中さん』の騒動以降、漫画を原作とした日テレ系ドラマには不信感を募らせている視聴者も少なくない様子。そんな中、オリジナル脚本である『GO HOME』がヒットし、『降り積もれ孤独な死よ』が爆死してしまうと、日テレはますます漫画原作ドラマを放送しづらくなりそうです」(同)
視聴者からの評価は概ね良さそうな『GO HOME』と『降り積もれ孤独な死よ』だが、視聴率では明暗が分かれてしまったようだ。