現地時間7月11日にロサンゼルスで開催された米スポーツ界のアカデミー賞ことESPY賞の授賞式で、パット・ティルマン賞を受賞したヘンリー王子に非難が殺到。現在もネット上で炎上が続いている。
目次
・ヘンリー王子の「ESPY賞」受賞への反発
・ヘンリー王子の受賞スピーチ、セリーナ・ウィリアムズは拍手せず
・ヘンリー王子夫妻を見送る人も拍手もなかった
ヘンリー王子「ESPY賞」受賞への反発
王室批判をすることで金を稼ぎ、ここ最近は王室を売りにした海外ツアーをしたり、スピーチ1回100万ドル(約1億5800万円)で手当たり次第にイベントやセレモニーに出没していると陰口を叩かれているヘンリー王子とメーガン夫人。
ESPY賞は並々ならぬ努力と苦労を重ねてきたアスリートにとって最高峰の賞であるため、ヘンリー王子にESPY賞のパット・ティルマン賞が贈られると知った時のアメリカ人の反発は半端なものではなかった。
ESPYサイドは、傷病兵や退役軍人のためにスポーツ大会「インビクタス・ゲーム」を立ち上げて10年間尽くしてきたことを評価して王子に授賞したと説明したが、「だったらインビクタスの参加選手に贈ればいい」という声が噴出。
パット・ティルマンの母親も「もっとふさわしい受賞者がいる」と発言し、受賞者の変更を求めるオンライン署名は7万人を軽く突破した。そのため、さすがに王子も辞退するか授賞式には姿を現さないだろうという臆測が流れていた。
ヘンリー王子の受賞スピーチ、セリーナ・ウィリアムズは拍手せず
しかし11日、アカデミー賞など数多くの授賞式が行われるハリウッドのドルビー・シアターで開催されたESPY賞授賞式にヘンリー王子はメーガン夫人と共に出席。ブーイングを避けるためかレッドカーペットには現れず、いつの間にか最前列に座っていることに気がついたネット民は騒然となった。
王子のプレゼンターを務めたのは、過去にパット・ティルマン賞を受賞した3人。従軍中負傷し重い後遺症を負ったクリスティ・エニス、エリザベス・マークス、イズラエル・デル・トロの3人から紹介を受け、壇上に上がった王子は、後ろに下がろうとする彼らに「一緒にいてください」と声をかけスピーチを開始。ネット上は、「明らかにブーイングさせないようにする対策」「これじゃ人間の盾だ」とたちまち大炎上した。
この受賞スピーチで、王子はまず「パットのレガシーに対する母親・メアリーのサポートに敬意を払います」「母と息子の絆は永遠のものであり、どんな大きな喪失をも超越するものですから」と発言。
また、「世の中は不安定な状態で、二極化と分断が進む中、自分とは異なる人に対する怒りと憤りがまん延している」「(インビクタス・ゲームは)それに挑戦していく団結の強いコミュニティ」「誰ひとり取り残さない」とも強調した。
授賞式には、アメリカを代表する一流アスリートやセレブが出席していたが、王子が受賞する際には誰もが冷ややかな表情だった。王子がトロフィーを受け取りにステージに向かう時は、さすがに多くの人が立ち上がって拍手を送ったが、最前列でメーガン夫人のように立ち上がった者はほとんどおらず。2人の友人で今回の賞の司会を務めたセリーナ・ウィリアムズに至っては、拍手さえもしなかった。
また、ヘンリー王子のスピーチを聞くパットの妻マリエはこの上なく無表情で、ネット上では「納得してない顔だね」「パットの母親もさぞかし絶望したろうね」「ESPYも王子も遺族に対してひどいことをしたという認識を持つべきだ」と厳しい声が相次いだ。
今回の授賞式で、ヘンリー王子はさすがに硬い表情をしていたが、隣の席に座り王子の手をがっしりつかんでいたメーガン夫人は終始ほほ笑んでおり「気味が悪いという声も上がっていた。
ヘンリー王子夫妻を見送る人も拍手もなかった
ネット上では、「母と息子の絆は永遠のもの」という言葉に「自分はダイアナ元妃の息子なんだぞ、忘れるなよと言っているようなもの。不愉快」などと批判する声が噴出。
また、「自分とは異なる人に対する怒りと憤りがまん延している」との発言にも、「この受賞を受け入れろということか」「説教されているみたいだ」といったあきれた様子のコメントが続出。「国民的英雄であるパット・ティルマンのレガシーを継ぐ賞でなのに、自分語りばかりでしんどくなる」などと、ますます炎上した。
ヘンリー王子とメーガン夫人は、トロフィーを受け取るとすぐに会場を去ったが、立ち上がって見送る人はほとんどおらず。拍手をする者もおらず、2人が歓迎されていないことが明白になったとネット上で大きな話題になっている。
この授賞式を見て2人に悪いイメージを持った人はとても多かったようで、SNSには「今後は笑いのネタとしていじられもしないだろうね」「バッシングの対象になるだろう」といった書き込みが多い。ここからイメージを回復するためのウルトラC級の秘策があるに違いないと期待するファンもいるが、果たして?