40歳になる今年9月に、エリザベス皇太后が残した莫大な遺産の一部を相続するヘンリー王子。その額がいくらになるのか、その後どのような行動をとるのかに熱い注目が集まっている。
目次
・エリザベス皇太后が残した、ひ孫への遺産
・ヘンリー王子、遺産19.8億円を受け取る可能性
・ヘンリー王子夫妻、金銭面が逼迫?
エリザベス皇太后が残した、ひ孫への遺産とは?
22年前に101歳で亡くなったエリザベス皇太后。推定7000万ポンド(137億円)の遺産は生存していた唯一の実子であるエリザベス女王が全て受け継いだと発表されているが、亡くなる前、皇太后は自分が所有していたお金の3分の2を信託基金として、ひ孫に残す手続きをしていた。
1,400万ポンド(約27億7,000万円)に上るとされる信託基金を相続するのはウィリアム皇太子とヘンリー王子で、第一の受益者はヘンリー王子だと推測されている。皇太子ではなく王子が多く受け取るようになっているのは、金銭をめぐって兄弟間で揉めてほしくないとの思いがあったからだとみられている。
1994年時点ではウィリアム皇太子も王子だったが、皇太子になればウェールズ公としてコーンウォール公領の莫大な収益を受け取る権利を承継する。事実、皇太子は昨年1年間だけで、コーンウォール公領の収益として約3000万ドル(約46億円)を受け取ったが、ヘンリー王子はその恩恵にはあずかれない。
皇太后は、これがいざこざの原因になると考え、自分の遺産は王子が優先的に受け取れるようにしたとみられているのだ。
ヘンリー王子、遺産19.8億円を受け取る?
ウィリアム皇太子とヘンリー王子が巨額の遺産を受け取ったのはこれが初めてではなく、97年に亡くなった母ダイアナ元妃の1300万ポンド(約25億7000万円)近くの遺産も兄弟で平等に分け合っている。実際には相続税を引いた850万ポンド(約16億8000万円)だったが、それぞれ30歳の時に元妃の遺産を全額受け取った。
曽祖母からの1000万ポンド(約19億8000万円)以上もの遺産を受け取ることになるとみられているヘンリー王子は、この遺産に対しては税金を支払わなければならないそうだが、相続税を差し引いても相当な額を手にいれることは間違いない。
ネット上は、「王室が嫌なら、古い王室のしきたりを大事にしてきた皇太后の金なんて拒否すればいいのに」「遺産を全額寄付したら見直す」などと冷ややかなコメントが殺到している。
ヘンリー王子夫妻、金銭面が逼迫?
ヘンリー王子の現在の資産は6000万ドル(約92億円)あるとされているが、出費が重なっていることは間違いない。
王室離脱後、警察の警護を受けられなくなったのは不服だとして、イギリスの内務省を相手取り起こした裁判で敗訴した王子は、この裁判費用の50万ポンド(約9891万円)を支払うことになった。しかし、「自分の主張も一部認められたから」として、「半額にしてほしい」と値切ったものの、今年4月に却下されている。
5月には、カリフォルニア州に支払うアーチウェル財団の更新料も滞納していることが判明し、ファンの間からは「金銭的に逼迫しているのでは」と心配する声が上がった。
Netflixとのコンテンツ制作契約も来年以降の継続が難しいとみられ、メーガン夫人の新ブランドや新ポッドキャスト番組も今後の展開が不透明だ。
公表することはないだろうが、ヘンリー王子が一体いくら相続するのか気になるところ。9月以降、遺産を受け取った王子夫妻が何らかの動きを見せる可能性も大で、当分2人から目が離せそうにない。