整理収納アドバイザー・伊藤まきさんがサイゾーウーマンで連載中の「『お片付けSOS』相談!」。今回はカインズの「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」を紹介します。
8月20日放送の『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)で、ホームセンターのカインズを特集。サイゾーウーマンでお片付け連載を担当する整理収納アドバイザー1級の伊藤まきさんも、これまでに数々のカインズ商品をおすすめしてきました。放送に合わせて、おすすめの理由と使用実例を紹介します!
※2022年10月4日公開、2021年1月18日公開の記事を再編集しています。
目次
・カインズとは?
・カインズ「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」
・カインズ「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」使用例7
・カインズ「レンジで使える保存容器」
カインズとは?
カインズはホームセンターのチェーン店で、1989年に設立。2022年4月末時点で228店舗を展開している。地方や郊外への出店のみならず、近年は首都圏への進出もめざましく、21年は東急ハンズを買収したことも話題を集めました。
同社は多いときで年間700個ものオリジナルアイテム(PB商品)を販売するといい、中にはグッドデザイン賞を受賞したものもあるとか。
カインズ「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」798円(税込)
スーパーのオリジナル「マイカゴ」は、詰め替えサービスOKというお店もあるので持っている人も多いと思います。たくさん詰め込んでも、頑丈で持ち運びがしやすいですよね。エコバッグよりかさばりますが、スーパーで買った食材をこぼす心配もありません。
一方、上の写真の左側は、ホームセンターのカインズで売っている「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」。約2倍の値段ですが、「家の収納ボックス」として使いまわすことができます!
カインズのオリジナル商品、カインズ「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」698円(税込)。スーパーの「マイカゴ(レジカゴ)」よりかわいいデザインですよね。
しかも、積み重ねができるので場所を奪わず、モノを増やしたいとき、モノを移動したいときにも便利です。重ねることで、カラーボックス並みの収納力が確保できます。
大容量の「プラスチック製収納ボックス」で、筆者がこれまで選んでいたアイテムと比較してみました。カインズの買い物かごは、(1)ニトリ「ランドリーバスケット」(2)ニトリ「Nインボックス」よりも、収納力が高いとわかります。
また、収納力が高いだけでなく、「部屋置きしてもオシャレ」「移動しやすい」「中身が見える」「汚れがたまりにくい」と超優秀。ワンパターン以上の使い方が期待できる点もお気に入りです。
カインズ「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」使用例.1:子どものおもちゃ、お世話グッズ入れに
筆者宅では、子どもの「おもちゃ収納ボックス」としてカインズの買い物かごを愛用しています。おもちゃ用ラックやカラーボックスなど、置き型の家具を増やしたくないためです。これなら、子どもの成長に合わせて増える「予測不可能なおもちゃの量」にも対応可能! 部屋の隅はもちろん、テーブル上の移動もラクです。
また、子どもにもわかりやすいので「お片付けの一歩」に。そのほか、子どものお世話グッズの収納にも使いまわせます。
カインズ「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」使用例.2:ランドリーグッズ入れに
スーパーの買い物かごを、ランドリーボックスに使っている家庭も多いですよね。洗濯物の回収から干す作業まで一気にでき、何より運びやすい! 洗濯に使う道具入れにも、ちょうど良いサイズです。
カインズ「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」使用例.3:家族の「帰宅後バッグ入れ」に
仕事や学校から帰宅後、使ったバッグは家族それぞれが個人の部屋に戻すのが理想ですが、なかなかそうはいきません。どうしてもリビングに集中しがちなら、「バッグ置き場」を用意すると良いでしょう。とくに、仕事用バッグやランドセルは重さがあるので、買い物カゴがぴったり!
カインズ「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」使用例.4:クローゼットの「自由ボックス」
洋服を畳んだら、クローゼット内に用意した「自由ボックス」へポイッ! あとは個人で片付けてもらう仕組みです。パジャマや普段着の一時入れボックスにも◎。また「デニム入れ」にもちょうど良いサイズ。そのほか、フリマアプリで売りたい洋服を入れておくなど、出品作業にも役立ちます。
カインズ「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」使用例.5:階段がある家の「荷物運び用」に
階段のある家に住んでいると、たった1枚のハンカチを取りに行くのさえ億劫になりますよね。上下階へ行くついでに「いっぺんに運ぶ」仕組みを用意すると便利。筆者宅では、家事や雑事グッズをリビングに運ぶとき、戻すときに買い物かごをよく使います。
カインズ「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」使用例.6:季節の行楽グッズ入れに
公園やプール、キャンプに行く時などの荷物入れに! 車で移動しても、安定感があるので倒れません。倉庫がある家なら、夏の遊びグッズ、秋の行楽グッズとまとめて買い物かごに入れて保管します。
カインズ「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」使用例.7:収納ラックの「ストレージボックス」に
収納ラックで生活雑貨のストックやモノを保管する際、買い物かごに入れるのが便利。間口が広いので、出し入れしやすいのが◎です。そのまま「屋外へ持ち出す」ことも可能で、使わない時は重ねておけばオッケー。すべての面が「穴付き」なので、四隅に埃がたまる心配も不要ですよ。
床に直置きする時は「ダイソーのミニキャスター」を結束バンドで付けると、可動がスムーズになります。頑丈で大容量の収納グッズは重いモノを入れることも多いので、力を使わない工夫をすると便利です。
[まとめ]カインズ「中身が入ったまま積み重ねできるバスケット」
どの買い物かごを買うか選ぶ際に重要なのは、積み重ねできるかどうか。お値段も変わってくるので、部屋に置く目的以外の場合は、スーパーの買い物かごがおすすめ。用途に合わせて購入すれば、買い物かごの魅力を最大限に生かせますよ!
セリア・カインズ・イオンの「保存容器」
筆者が愛用している保存容器はカインズ「レンジで使える保存容器」。それまでガラス製、琺瑯製も使っていましたが、それらのメリットであるオーブン料理もやりませんでしたし、収納スペースも足りず、重くて扱いにくい……。この問題を解決したのが、カインズでした。
その魅力をイオン、セリア等の保存容器と比較してお伝えします。
[1]カインズ「レンジで使える保存容器」
調理中の蒸気を逃すエア弁と、200mL単位の目盛り付きがポイントです。
こちら、実は創業83年を誇る岩崎工業の人気商品「スマートフラップ」色違いバージョン。定番は青いふたで、カインズは白いふたになっています。
筆者はこちらを、5年ほど愛用しています。
[2]イオン 「そのままレンジ 保存容器」
SNSの口コミによる高評価で知られる「白タッパー」です。テストする雑誌「LDK」(晋遊舎)でも、1位の実力派として話題になりました。
こちらも、人気のベストセラー名品です。イオンのPBブランド<HOME COORDY>は、シンプルで低価格が魅力。こちらは、スーパーで購入しました。
これまでの保存容器にあった、洗いにくい溝(凹)をなくした「洗いやすさ」が画期的。また、冷蔵庫の中をスッキリみせるシンプルなデザインも魅力の一つです。
[3]セリア「とにかく洗いやすい 保存容器」
そして「イオンの容器にそっくり!」と話題になった商品が、セリアやワッツで販売しているコチラ。溝(凹)がない形状に加えて透明度が高く中身がわかりやすいのも◎。半透明のふたは、クリアとグレーの2色展開でシンプルなデザインです。コンパクトに収納できます。
しかも、頑丈なプラスチック製品を作るイノマタ化学(株)製なので細かい表記が丁寧に刻印されています。<BPAフリー>と<特許取得済>の表記も付いているので超安心です。
[4]セリア「開けやすい蒸気弁付き レンジ容器」
最後は、カインズ+イオン+セリア(イノマタ化学)の良いとこ全部取りの商品。株式会社オクトの製造です。なんと! 3つのメーカーにはなかった<食洗機OK>の表記付きです。パッケージでは目立ちませんが、最大のポイントです。
カインズのスマートフラップと同じ、蒸気を逃がすエア弁付きで洗いやすいふた構造。しかも、100%透明なので、食材の管理もしっかりできます。カインズを愛用していた筆者も、心が大きく揺らぎます。
セリア・カインズ・イオン、容量を比較
※価格、商品名は21年の掲載当時の情報です
あらためて、4つの保存容器を並べてみました。右から、カインズ/イオン/セリア(イノマタ化学製)/セリア(オクト製)です。筆者の記憶では、発売日順だと思います。商品名からも、その時系列が感じ取れますよね。いずれも低価格です。
商品名 | 容量 | 個数 | 価格(税込) |
[1]カインズ 「レンジで使える 保存容器」角型 |
940mL | 2個入り | ¥198 |
[2]イオン 「そのままレンジ 保存容器」 角型 |
850mL | 2個入り | ¥198 |
[3]セリア 「とにかく洗いやすい 保存容器」角型 |
850mL | 1個入り | ¥110 |
[4]セリア 「開けやすい蒸気弁付き レンジ容器」角型 |
900mL | 1個入り | ¥110 |
これら容器を使っていると気になるのが、「色移り」と「液漏れ」、そしてかさばりがちな「収納」ですよね。次に、カインズの保存容器を4年以上使用した経験から、それらの対策法をお伝えします。
カインズの保存容器は「重ねて」収納力アップ!
写真上は、筆者宅で実際に収納しているカインズの保存容器です。横13cm幅のファイルボックス1個に、「重ねて」収納しています。基本的には、保存容器の角型500〜600mL(M)と800〜900mL(L)の2種持ちがスッキリ収納のコツです。
「重ねる」ことでコンパクトに収納できるのが一番の魅力!
冷蔵庫に4種類を並べました。プラスチック製の保存容器を使う以前は、
ひと目で在庫量が確認できるので忙しい毎日を簡単にしてくれます。そしてやっぱり、「重ねる」ことでコンパクトに収納できるのが一番の魅力です。