7月にスタートした夏ドラマも、多くの作品が後半戦に突入。民放公式動画配信サービス・TVerのお気に入り数では、Snow Man・目黒蓮主演『海のはじまり』(フジテレビ系)が188.3万(8月22日時点、以下同)と絶好調で、放送中の夏ドラマで断トツ1位に。その一方で苦戦している作品もチラホラ……。
そこで「サイゾーウーマン」では、午後8~10時台に民放キー局で放送中の連ドラを対象に、お気に入り数を集計。下位5作品をワーストランキングとして紹介する。
目次
・ワースト1位は『マル秘の密子さん』
・ワースト2位は『科捜研の女』
・ワースト3位は中島健人主演作
・TVerお気に入り数ワースト5
TVerお気に入り数ワースト1位は福原遥主演『マル秘の密子さん』
残念ながらTVerのお気に入り数ワースト1位となったのは、福原遥主演『マル秘の密子さん』(日本テレビ系、土曜午後10時)で、37.1万だった。
同作は、『半沢直樹』(2020年版)や『ノーサイド・ゲーム』などTBS系「日曜劇場」枠のヒットドラマを多く手がけた丑尾健太郎氏が中心となって脚本を手掛けるオリジナル作品。
手段を選ばず依頼者を変身させて成功へと導くトータルコーディネーターを福原が演じるほか、上杉柊平、清水尋也、志田彩良、吉柳咲良、松雪泰子らが出演している。
ネット上では「今期、一番面白い!」「かわいい顔で厳しいことを言う福原遥のギャップか良い」などと好意的な声が目立つだけに、今後の伸びに期待したいところ。
なお、平均世帯視聴率は初回で6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人3.6%を記録したが、今月17日放送の第5話で世帯4.4%、個人2.4%までダウンしている。
TVerのお気に入り数ワースト2位、沢口靖子『科捜研の女』
ワースト2位は、沢口靖子の人気シリーズ『科捜研の女』(テレビ朝日系、水曜午後9時)のseason24で、お気に入り数は37.2万だった。
今期は沢口や斉藤暁、風間トオル、小池徹平ら前シーズンのレギュラーキャストが続投しているほか、会計係の加瀬淳平役で加藤諒が新たに加入。科学の知識に乏しい加瀬が「なんですかそれ?」と科捜研メンバーに説明を求めるため、科学捜査のシーンが「よりわかりやすくなった」と評判だ。
また、今期は科学でラーメンやオカルト現象を分析したり、同シリーズの大ファンを公言する天才子役・永尾柚乃が“子どもスパイ”役で登場するなどウィットに富んだ話が多く、「楽しくて全然飽きない」と視聴者からも好評。
しかし、『特捜9』や『相棒』といったテレ朝の人気ミステリーは、10代女性の利用者が多いTVerでは伸びにくい傾向があるため、ワースト入りも仕方ないかもしれない。
ワースト3位は中島健人主演のリーガルドラマ
ワースト3位となったのは、3月末でSexy Zone(当時)を卒業した中島健人が主演を務める『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』(テレビ東京系、金曜午後8時)。お気に入り数は39.3万だった。
同名漫画を原作とする同ドラマは、中島演じる弁護士・保田理が「しょせん他人事」をモットーにネットやSNSでのトラブルを解決していく1話完結モノ。ほかに白石聖や片平なぎさがレギュラー出演し、『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)シリーズなどの小峯裕之氏が脚本を手掛ける。
毎回、志田未来や足立梨花、 ラバーガール・大水洋介、野村周平など実力派のゲスト俳優が出演するが、キャストが少々地味か……。とはいえ、同作が放送されている「ドラマ8」枠は低予算による宣伝不足も否めず、多少気の毒な面もありそうだ。
そして、4位以下は『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』(日本テレビ系、土曜午後9時)、『ギークス~警察署の変人たち~』(フジテレビ系、木曜午後10時)と続く同ランキング。最終回へ向けて、順位の変動はあるだろうか。
2024年7月期GP帯連続ドラマ、TVerお気に入り数ワースト5(8月22日時点)
1位『マル秘の密子さん』(日本テレビ系、土曜午後10時) 37.1万
2位『科捜研の女』(テレビ朝日系、水曜午後9時) 37.2万
3位『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』(テレビ東京系、金曜午後8時) 39.3万
4位『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』(日本テレビ系、土曜午後9時) 56.7万
5位『ギークス~警察署の変人たち~』(フジテレビ系、木曜午後10時) 62.0万